もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

続・怪人に会ってきた

2016年09月11日 | 交遊録

しかし、ややあって、その冬虫夏草が後ろの席のご婦人のところまで回ってきたところで、ちょっとこれ食べてみませんか・・・と声をかけられた。

 その人は権利のある人のようだが、冬虫夏草見た目の気味悪さで、口にする勇気が出なくて、どんな味なのか教えてほしいというのだった。

 私は権利のない立場だったが、それにも勝る好奇心とズル心が少しだけ勝って、素早く口に入れた。

 その味はというと、私がこれまでに口にしたものの中では・・・・。
爪楊枝を齧った時の感触に一番近かった。
 つまり、無味、無臭で何の風味もなく、何の神秘性も感じられないモノだった。

 仙人の話は中断して、今回の旅のガイドを務めたネパール人のクマールさんのジャンベ(ドラムの一種)と仙人の手祈りのホイール(楽器と言うより仏具)のセッションによる軽快なリズムの演奏が始まった。
 


 仙人の出す音は、クマールさんのジャンベの音にかき消されてほとんど聞こえないが、耳を澄ませてよく聞くと、仙人の奏でるホイールのリズムはジャンベのリズムとはまるで関係なく、無我の境地で仙人の面目躍如、独自のリズムを刻んでいた。

 背負い篭の中から取り出して、左手に持っているのが「手祈りのホイール」と称される楽器(仏具)で、ジャラジャラと言う音でリズムを刻む。

 報告会の話はまだ始まったばかりで、五体倒置、カイラス山の話も始まっていないが、悪いことに午後8時を少し回ったころになって持病の脊柱管狭窄症による腰の痛み激しくなってきた。

 残念ながら、そして主催者に対しても失礼ながら途中退席をすることになり、スタッフからはあとで先生に紹介をします・・・と言われていたが、それも果たせぬまま会場を後にすることとなってしまった、

 来る時は地下鉄外苑前駅から道に迷って20分もかかって来た道を、帰り道は迷わなかったが、腰痛で足が進まず30分かかった。

 そのあと、地下鉄銀座線➡千代田線➡小田急線の急行と各駅停車を乗り継いで、家に帰ったときには10時半を回っていたが、気が付くとあれほど痛かった腰痛は少し軽くなっていて、一夜が明けた今この投稿を描いているが、全く通常の体に戻っている。

   
 チベットの経典が書かれた経幡という小旗で、風になびいて、仏の教えが広まるといわれている。 

 昨夜報告会の会場で口にした冬虫夏草の効き目なのか、はたまた幸村仙人の妖術のなせる業かはわからないが、ありがたいことには変わりはない。

途中退場で聞き逃した話の方が多かったが、幸村氏は怪人ではないことは分かった。
しかし、高齢の身でチベットの奥地まで出かけて写真を撮ってこようなどと言う人は、やはり常人ではなく仙人であった。
 いつか、またお会い出来る機会があれば、氏の身体と精神的なエネルギーの源を突き止めたいものだ。
 左側の缶バッジは幸村氏撮影された南房総の太陽の軌跡 



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