若い頃に虎ノ門にあったデザイン会社で一緒に仕事をしていた昔の友人が二人の孫を連れて私の畑にイチゴ狩りに来てくれた。
「もーさん、こちらのイチゴも採っていいの?」
「あ、それは夕摘みのイチゴだから、薄暗くなってから摘むイチゴなんだよ」
「夕摘みのイチゴなんて初めて聞いたけど、そんな種類のイチゴもあるの?」
「品種ではなくて、そこは隣の畑だから採るときは薄暗くなってからでないと・・・」
などと馬鹿なことを言いながら、イチゴのほかにスナックエンドウ、レタス、リーフレタス、早生のタマネギの収穫を子どもたちは楽しんで行ってくれた。
また「夕摘みのイチゴ」とは反対側に隣接する人の畑との境界にも「夕摘みの木苺」がある。
品種名はこの畑の持ち主も知らないというが、このオレンジ色の木苺は淡白な甘さで美味しいが、この持ち主は畑に来ても、これを口にしたり持って帰る様子もないので、明るいうちから、ほとんど私が摘んでいる。
私の菜園にも木苺がないわけではなく、ブラックベリーがあるが今はまだ花の時期で収穫は7月になってからだ。
ブラックベリーは甘味のほかにクエン酸の酸味が強く、ジャムにしたり、生食の場合は少し砂糖をふりかけて冷蔵庫で冷やしておくと夏の野良帰りにはとても美味しくて疲れがすっ飛ぶ。
これだけ花が咲いていれば今年も豊作間違いなしで楽しみだ。
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