先月、立て続けに3社の葬儀屋のチラシがポスティングされていた。
ハゲタカたちは死期の近い動物の匂いを嗅ぎつけて、その上空を飛び続けて死ぬのを待っているというから、いよいよ私にもお迎えの来る日が近いのかな・・・と思っていたが、今月になってふたつ半の葬式のお知らせをいただいた。
まずは、87歳と90歳の二人の方の大往生のお知らせだった。
私自身もまだまだ当分死ぬような気配もないところから、どうやら私をターゲットにしたチラシ広告ではなかったようだが、期せずして葬儀屋のチラシが競うようにポスティングされた直後に二つの葬式があったのは、葬式業界にはこの時期は亡くなる人が多いというデータでもあるのかも知れない。
ところで、二つ半の半分というのは、ノンフィクション作家の阿奈井文彦さんの追悼会が昨日東京の東中野で行われたが・・・
本葬は阿奈井さんの故郷(大分)で行われたため、出版関係の編集者、カメラマン、文筆家などが集まって開かれたことをお葬式の半分として、明るく楽しいお別れ会に出席してきた。
阿奈井さんとは30歳代から60歳代までの間の現役時代には私とコンビで月刊面白半分、オール読み物、諸君!それに日刊現代だったか夕刊フジだったか記憶が定かではないがなどなど、いろいろ共に取材をして歩いた仲だった。
*上の一枚目の絵はオール読み物に連載した「千円亭主」、40年くらい昔のルポだが、サラリーマンの小遣いが1日千円だったころ、その二日分を溜めて2000円でどんなことが楽しめるか・・・というルポで、次の絵は諸君!に連載した「本と歩く」、共に阿奈井さんとのコンビで、東京だけではなく藤枝、長野、奥只見、宝塚市の方まで取材で歩いた。
追悼会の後半は、私だけが知っている阿奈井さんの素顔・・・をいろいろな人が披露をしたが、その中でした私の話は・・・
その①サイゴンから届いたメール
今から4~5年前のことだが、私のブログに月刊面白半分の昔の仲間たちが時折新宿の居酒屋で酒を酌み交わしていたが、そのときの話を写真入りで私のこのブログに書いたところ、「私はサイゴンに住むY・G(日本人の名前)という者で、阿奈井さんがベトナムにいた頃、一緒に仕事を・・・」という説明のあと、阿奈井さんの連絡先を知りたいという内容だった。
しかし、メールの文面はそうだが、メールの主は、実は日本に帰ってしまったお父さんを探している子かも知れない可能性もあることから、夜行性の阿奈井さんが起き出す昼過ぎになって電話をしてみた・・・・。
・・・と、ここまで書いたが、この話はまだまだ長くなりそうなことと、高齢の私は疲れてしまったので、一旦休憩をして続きは後日とさせてください。
引っ張りまんなぁ、こないなところで中断されたら気になって寝られしまへんがな。
早よう、続きを書いておくれやっしゃ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます