「原雅夫」というキーワードで私のブログにたどり着いた人があった。
原雅夫というのは私の師匠で、2001年に87歳で亡くなくなられてもう11年にもなる。
1960~70年代にはファッション画ではスター的な人物で、服飾界では知らない人はいないという存在であったが・・・。
それは昔のことで、ハテ? 今の時代に原先生のことを知りたいというのは同姓同名の原雅夫さんのことなのかと思い、私も<原雅夫>で検索を試みた。
すると、NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」に洋裁学校のデザイン画の先生として原口先生という人が登場し、ヤフーの知恵袋などに<カーネーションの原口先生役、実在するモデルの方はどなたですか?>という質問が多数あり・・・。
<原口先生は、東京のデザイン画の先生、原雅夫さんだそうです>
<コシノアヤコさんの著書に因れば、東京のデザイン画の先生、原雅夫さん>そして、中には<パッとしないおっさんが出てきたので・・・でしたが、実際は立派な先生だったんです>という答もあった。
ドラマの中では原口先生がパッとしないおっさんでも、それは脚本家や演出家の考えのあってのキャスティングでそれにクレームをつけるものではないが、原口先生のモデルを知りたいという方々にはぜひ実在の原雅夫はパッとしないおっさんではなく、流した浮名も数知れずというダンディーであったことを知ってもらいたいものと思い、遺族の了解を得て私が持っている写真をアップしてみました。
冒頭の写真は先生の娘さん(左の黒い服の人)の展覧会のときもので、ファッション画家としてはすでに引退をし、熱海で風景画、静物画の油絵三昧の日々を送っていられたのころです。
*クロッキーは現役のころのものですが、ファッション雑誌にクロッキーが発表されることはありませんでした。
この項はもう少し書きたいが、ちょっと長くなりすぎたので、次回に続きます。
カーネーション観ましたが、うちの祖父はテレビのあんな感じではなく、孫の私でさえとても厳しく、朝にはゴールデンレトリバーの散歩、朝食にはトーストとスクランブルエッグとコーヒーを食してました。祖父が亡くなりだいぶ経ちますが私が20歳の成人式のお祝いに船出の油絵をもらい、今も自宅に飾り、たまに昔を懐かしんでおります。
貴重な祖父の写真を表示して頂きありがとうございます。
「カーネーション」、途中から面白く思い始め、先月初めから毎日見る様になりました。googleで調べたら原雅夫氏のファッション画に行き当たり、こちらのブログにたどり着いたというわけです。
門外漢で、そちらの方面の人は長沢節氏しか知りませんでしたが、原氏のファッション画は子供の頃見たような記憶があるのです。
これから時々お邪魔しようと思って、ブックマークさせていただきました。