もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

再発見・がらくた工作

2014年05月21日 | 工作
 本来の役目を無事に果たし終えて、もう出番のなくなってがらくたと呼ばれるようになったガチャポンのカプセル、アイスクリームのスプーン、ビンのふた、いろいろな空き箱など・・・Img_1104_2Img_1636_2
 これらのものが、まったく別の役割を担って再登場して活躍をする・・・・・ここまで書いてきて、ふと、自分自身の姿を思い重ねている。
 つまり、30歳の頃から60歳代までは別のペンネームで、イラストレーターとしてそこそこの仕事をさせてもらっていたが、次第に時代の流れの中から遠ざかり、いつしかフェードアウトしてがらくた化をしていたが、現在はB級アートの工作オジサンとして現役時代とは別の世界でまたそこそこの仕事をさせてもらっている。

 ま、それはともかく、こんなものが、こんな形に・・・という意外性のおもしろさで皆さんに喜んでもらっているようで、私自身も工作の考案およびPRに際して、この部分を意図的に強調してきた。

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 そrはそれで、方向性として間違っていたわけではないが、昨年夏の横浜こども科学館での異常ともいえるフィーバーの理由が、私自身も科学館でもまだ分析されていない。

 先日、あるところでまったく偶然の機会だったが、科学館の夏の工作教室の抽選にもれてしまったという親子に出会った折に「科学館では宇宙船作りの他にもいろいろな工作教室が開催されていたのに・・・・」と尋ねたところ返ってきた答えは簡単だった。2_2
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「それはあの宇宙船の工作はキットではなかったからです」
 他の工作教室はみなキットを組み立てるだけの教室でしたが・・・・。
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 いわれてみると、科学館だけではなく、木工の工作でも椅子・プランターなど材料はすべて整っていてプラモデル化していて、参加者はただ釘を打つだけになっていて、参加者の工夫を取り入れる余地は皆無だ。Img_1657_2
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そうだ!工作というのはキットではないのが本来の姿で、私が追い求めていた方向性との違いはなかったが、それを訴えることを怠ってきたようだ。

 今後のB級アートはキットではないおもしろさを強調していこう。