ジャガイモの植付けは終ったが、そろそろ夏野菜を植える畝の土作りを始めなければ・・・。
バリバリバリ☆♪・★! バルルン★ バルル~ン※∮!・・・
畑に向かう途中の交差点で暴走族の一団に出会ってしまった。
自転車で横断歩道を直進しようとしている私の前を、騒音を撒き散らして交差点を右折する一団のバイクに遮られて通れない。
彼らの通り過ぎるのを待っていると、私の自転車は横断歩道の真中で立ち往生をしたまま信号が変わってしまうことになる。
トラブルを覚悟で、暴走族のバイクの列を横切って自転車をすすめようと前にこぎ出すと、何と彼らはバイクを止めて私の進路を開けた。
いささか気抜けしながら不思議な気分でバイクの列の中ほどを自転車で通り抜け、交差点を出てから気が付いた。
ここ数日の私の野良通いの姿は花粉症対策+白内障対策+地震の余震対策として、マスク+サングラス+ヘルメットといういでたちに加えて、この日はたまたま柄の長いレーキ(西遊記の猪八戒が持っている農具)を手にしていて、昔でいえばゲバ棒を持った中核派か革マル派の闘士もかくやという格好だった。
サングラスとマスクで顔のしわは隠れ、ヘルメットで禿を隠してしまうと、結構まだまだ若者で通りそうだ。
今度はこの格好で原宿でも歩いてみようかナ。
いまどきの暴走族の若者は「あさま山荘事件」や連合赤軍による壮絶なリンチ事件など知らないだろうが、それでも私の姿はコンビ二強盗などに見間違えられても仕方のない危険人物風で、暴走族が私を避けたのも無理はない。
花粉の飛び交うこの季節の野良仕事ではこの格好をやめるわけにもいかないが、途中コンビニやホームセンターなどに立ち寄るときには、人心を脅かすことのないようにサングラスとマスクは外して店内に入ることにしている。
もちろん普段はクワやレーキなどの農具を持って町を歩くこともない。