もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

光が、光が・・・!

2010年04月07日 | 旅行記
 デジカメをコンクリートの上に落とした。
 壊れはしなかったが、カメラの中心から前と後ろの結合部が少し開いてしまった。

 あ! 光が入ってしまったかも・・・。

 カメラ自体はしっかりと前と後ろを押さえてやるだけで元に戻ったが、撮った写真は光が入ってしまってダメになってしまったかも知れない。

 スイッチをONにして液晶画面を確認をしてみたら、画像は無事だった。

 フィルムカメラじゃあないんだから、光が入ってダメになるなんてことはないヨ!

 考えてみればそうなんだけど、37年程前の経験を思い出して昔のフィルムカメラ時代の反応をしてしまった。
 お恥ずかしい・・・。

 その37年前の経験と言うのは・・・。
「面白半分」という当時のサブカル雑誌に掲載した「日本海・銭湯急ぎ旅」というイラストルポの取材で、新潟市を出発点に日本海側の魚津、富山、福井、京都などの銭湯巡りをしたことがあった。
Photo新潟市・みどり湯

 ひとつの町で3~4軒の銭湯に入り、それも1軒ごとにゆっくり身体を洗ってフルコースを連続で入ると、思考力が低下をしてカメラのフィルムを巻き戻さないまま裏蓋を開けてしまったことがあった。



Photo_2魚津市・源平湯

Photo_3

 エーッ! どうしよう・・・。
 今日の取材写真の1本は全部ダメになってしまったと慌てふためいた。

Photo_4福井市・栄湯

 幸い写真は2台のカメラで撮っていたので、取材はもう1台のカメラの写真に頼ることにしたが、結果的には感光してしまったのは最後の2~3枚分だけ、巻き上げ部分に収まったフィルムには光は入っていなくて助かった。
 今回のデジカメの一件もこのときの気持ちと同じだった。
Photo_5京都市・山田湯

 文中の写真と取材メモは1977年頃、3泊4日で15軒の銭湯に入って来たうちの一部だが、現在は何軒の風呂屋が残っているのだろう。

 こんな昔語りを始めるようではどこかから<もーさん老いたり>という声が聞こえて来そうだ。

 ちなみに、私の干支はウサギで、昔から文部省唱歌でも ♪うさ~ぎ 老いし かの山~・・・♪って歌われているから、私はもう昔から老いていたのです。