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もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

夏の少年

2011年08月04日 | 子育て

「爺ちゃん、今度は友だちを連れてカエルを捕りに行っていい?」

そんな電話が横浜に住む5年生になる孫からかかってきた。

夏休みに入る直前の日曜日に横浜に住む娘の家族がやってきて、隣町にある海水魚の釣り堀、畑でのトウモロコシ、トマトの収穫、近所の田んぼでカエル捕りを楽しみ慌しく帰って行った。

孫は田んぼの畦で捕り放題のカエルがよほど気に入ったようだったので、帰り際にまさかとは思うが「爺ちゃんちのそばの田んぼでカエルがいっぱい捕れるぞ・・・」などと友だちを連れて来るんじゃあないぞと冗談のつもりで話したが、夏休みになるとその<まさか>になってしまった。

 孫の話を聞いた街の少年たちの好奇心はもう止まらない・・・が、夏休みに入っても私は7月のうちは地元の小学校の生徒たちに<かかし作りの指導><サマースクールでの工作指導>に忙殺されていて孫たちの興味には付き合ってやれなくて、ようやく孫の希望をかなえてやれたのは8月になってからだった。

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「すっご~い! こんなに居るんだ」

 街から来た少年たちは畦の草むらからいっせいに田んぼに逃げ込むカエルの数に目を輝かせていた。

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 カエルに堪能した後は、ドジョウ捕り、小鮒捕り、ザリガニ釣りと十分に田舎風の遊びを体験して帰って行った。

           * 

夏の少年はお元気ですか・・・

 今から20年前、世田谷から<msnctyst w:st="on" addresslist="14:神奈川県海老名市;" address="海老名市">

海老名市

</msnctyst>に転居をしてきたばかりの年、別冊PHPに「アイデア親子」という男の子育て日記(今なら育メン日記とでも言うのだろうが)を連載していた8月に、編集長のN氏は京都からそんな書き出しの手紙をくれたことがあった。

子どものころから名古屋、大阪、東京と長年の都会暮らしだった私は、<msnctyst w:st="on" addresslist="14:神奈川県海老名市;" address="海老名市">

海老名市の

</msnctyst>田園風景の中で、少年時代にやり残して来たことへの追体験の虜になって、近くの小川でフナやナマズ釣りにはまっていて時として原稿の遅れることもあり、そんな私に締め切り日が近くなるとH氏は毎月手紙をくれていた。

孫たちが田舎遊びに付き合いながら、ふと編集長からの手紙を思い出していた。


メダカ池

2011年06月23日 | 子育て

メダカ~の学校は・・・

畑の一角にプラスチックの衣装ケースを埋め込んで小さな池を作った。

 やがて夏の盛りになってザリガニやドジョウ、フナなどの小魚が捕れるようになると、1年生になったばかりの孫の好奇心は止まらなくなる。

 その好奇心を満たしてやるのに、この池ひとつで足りるのだろうか?

 果たして数日後、早くも息子と孫がペット屋から黒メダカを10匹買って来て、この池の最初の住人になった。

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そして次の週末、この地域の田植えが終って田んぼに水が入ると、タモ網とバケツを手に獲物探し、まだ1cmほどの小さなドジョウ捕れた。

    

 

子どもが育っていく過程でいろいろな遊びの体験をしていくのだろうが、せっかくプリミティブな体験の出来る環境に住んでいるのだから、その好奇心をいっぱい満足させてやりたい。Photo_4

 まもなくザリガニを釣って来るようになると、小魚が餌になってしまわないように、ザリガニ専用の池も必要になってくるだろう。

 菜園の花を植えるつもりでいたスペースだが、今年から数年は衣装ケースや樽を埋め込んだいくつもの池が必要になってくるようだ。


3人の孫たちが・・・

2011年01月04日 | 子育て

初春や 海老名の里の 侘び住まい(盗作)

 お正月の3日になって息子の家族と娘の家族がやって来た。

爺さんと婆さんを交えて総勢9人が揃って寒川神社に初詣というのが我が家の年明けのパターンとなっている。

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 お参りから帰った後は、すき焼きで夕食というのもパターンとなっているから、この日のために私は春から下仁田ネギを栽培しておいた。

食事の後は昨年はベイブレードで遊んだが、今年は誰が言い出したのか「福笑い」をしようということになった。

 急に言われてもそんなものはの用意はしていない。

 やむなく爺さんが即席で福笑いを作ることになった。

 さらに子どもたちはシュワシュワを作りたい・・・と言い出したが、もう幼稚園は明日から始まるから今日はあまり遅くまでは遊んではいられない。

そんなこともあろうかと、私は前日のうちに密かにシュワシュワを子どもの数だけ作っておいた。

それを一つずつ持たせて、順番に風呂に入らせてそれぞれの家族は帰っていった。

 今度また3人の孫たちが揃うのは、夏休みまで待たねばならない。

   「シュワシュワ」と言うのは発泡性の入浴剤で、我が家ではこれをシュワシュワと称し、重曹とクエン酸を混ぜて固める際に中に小さな人形などを仕込んでおき、お風呂の中で入浴剤が溶けた後に仕込んでおいた人形が出てくるというもの。

  市販品は結構高いので、自分たちで作ることにしている。

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ボランティア畑

2010年05月16日 | 子育て
 というわけで・・・・。

 どういうわけだ!

 話は3月26日の「種芋」の話の続きになるが、長芋の種芋を植え付けた日の夜に、ボーイスカウトのリーダーから今年はスカウトたちに種芋の植えつけをさせてもらえないかという電話があって、明くる日に一旦植え付けた芋をまた掘り上げて来た・・・というのが前回の話。Photo
今日の空に現れたニジというより彩雲という現象らしい。
何かいいことがありそうだ。

 ・・・というわけで、5月16日になってカブスカウト(小学3~5年生)7名、リーダー4名、親1名が種芋の植えつけにやって来た。

 せっかく下北沢(世田谷区)からやって来て、種芋を植えるだけで帰らせては気の毒だと思って、連絡の電話をもらってすぐに二十日大根とリーフレタスの苗でもお土産に持たそうと種を蒔いておいたが、今年の春の低温続きでどちらも今日までに育っていなかった。

 ところでもうひとつ秘密にしていたのは、いつもスカウトたちが来る畑とは別の畑でイチゴを60株ほど栽培をしていて、5月中旬はちょうどその収穫期にあたる。
 これも提供してもいいと当初から思っていたが、問題は当日の参加人数だ。

 子どもの数が20人も来たら、ひとり頭の割り当てがすくなくては、がっかりするだろうから<イチゴ狩り>は未定にしておいたが、前日のリーダーからの連絡では、多くても10名くらいと聞いて、急遽それなら・・・と、種芋を植える前にイチゴ狩りもすることにした。
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15kg


 イチゴは1kgほど収穫出来、これはお弁当の後のデザートにすることにして、次は味噌汁の具用にキヌサヤと大根を採る。

 キヌサヤは例年この時期には終わっているのだが、皮肉なことに春の低温が幸いして今日までまだ残っていた。

 今日の収穫を終え、スカウトたちは本日のメーンイベント、種芋植えのためにボランティア畑に移動。

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この木わくの中に40本くらいの長芋を植え付けました。
11月の収穫が楽しみ。



 11月に掘りに来る長芋と、同じときに来るビーバースカウト(年長~2年生)のための里芋を植え付けたあとは、リーダーが作ってくれた暖かい味噌汁でお弁当と楽しみのイチゴが待っていた。

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 学校と塾通いの学習だけに追われて過ごす小学生の不自然な生活の中に、少しでも潤いの有る体験の時間を持たせたくて、平成5年(53才)から始めたボランティア畑だったが、子どもたちが帰った後ちょっと身体を横たえたら、そのまま2時間近くも熟睡してしまった。

 さすがに年令を感じるが、彼等のためにあと何年続けてやれるだろう・・・。 


雪やコンコン・・・

2010年02月02日 | 子育て
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♪ゆーきやコンコン あられやコンコン ふっても ふっても・・・♪
 孫は喜び 庭駆け回り、爺さんはコタツで丸くなる。

 1日の雨は午後9時ころから雪になり、翌朝には駐車場の車の屋根や芝生の上は雪化粧をしていた。

 と 7時になって息子から電話がかかって来た。
 電話の用件は外の雪景色を見れば察しがつく。

 子煩悩な息子は、稀にしか降らなくてしかもすぐに消えてしまいそうな雪を子どもに楽しませてやりたいが、自分はもう出勤せねばならない。
 幼稚園に出かけるまでのわずかな時間、一緒に遊んでやってもらえないかということだろう。

 電話の用はその通りだった。

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 なぜ判ったのかといえば、私自身が子育ての頃に子育ての原則にしていたことは<勉強以外の楽しい体験を子どもの時代にどれだけさせてやれるか>言い換えれば子ども時代の思いで作りにどれだけ手を貸してやれるのか・・・ということを自分自身に課してきた。
・・・だから、この朝の雪景色を見れば私だってそうする。

 もう20年近くも以前のことで、息子はまだ結婚をする前の事だったが、海老名市に転居をする前に住んでいた下北沢にあるボーイスカウトから人材不足でリーダーをして欲しいという要請があった息子は、スカウトたちに対してどんな接し方をしたらいいのかと相談をして来たことがあった。

 私も世田谷時代にはボーイスカウトの団委員として15年ほどお手伝いをして来た経験から、リーダーがいばったり大声で怒鳴ったりして指導、しつけをしようとしてもスカウトたちはついては来ない。
 まだ人間として未熟な若いリーダーが出来ることは、スカウトたちを鍛えようと、教えようとする気持ちの前に、プログラムを通してどれだけ自分の時間を提供してやる事が出来るのかという心構えが必要だ・・・と話し、さらに私自身も30才代の子育ての頃も未熟な親としてそんな気持ちでお前たち兄妹を育てて来たことを付け加えておいた。


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 息子はそんな話を憶えていたのか、また理屈ではなく自分の子ども時代を振り返って、嫌でも勉強に追われる年令になる前に、子ども時代の思いでを残してやるのが大切さを感じているのか、いずれにしてもそんな親心を応援してやろうと、爺さんは寒い朝コタツから飛び出して行ったのである。

 ちなみに、家庭菜園の畑にボーイスカウト、ガールスカウトの子どもたちを招いているのも、子どもたちの楽しい体験の数をひとつでも多くしてやりたいという、子育て時代の気持ちの延長線上の行動である。