日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

夏休みは、かえって、忙しい…。

2019-08-13 08:50:30 | 日本語学校

曇り。

台風のせいなのでしょうね、曇っています。曇っているから、直に雨になるだろうと思っていると、それがなかなか雨にならなかったり、またカンカン照りだから大丈夫だろうと思っていると、突然雨になったり、台風が近づいてくると、いったいどうなるのか、予測がつきません。夕立でなくとも、馬の背を分けるような雨になるかも知れませんし。

お日様の光が遠いからでしょうか、今日、「セミ(蝉)」の声が、いつもより、ぐっとか細く聞こえます。「セミ」と言えば、階段などでひっくり返って死んでいる「セミ」。あれは、仰向けになって、元に戻れないから死んでしまったのであって、元に戻せば、元気に飛んでいく。…というのを聞いてから、ひっくり返った「セミ」を見つける度に、ちょこっと触って、少しでも動いたら、元に戻すという作業を続けています。実際、八月に入ってから、3匹ほど、元気に飛んでいきました。生まれ変わりは「セミ」になるかも…。

この「セミ」、子供のときの話とは違って、成虫になってから、1ヶ月ほども生きていた例もあるとか。そうなると、ますます、この仰向けになっている「セミ」を元に戻すという作業はやりがいが出てきます。

とはいえ、虫取り網に虫かご、このセットでうろついている日本人は、どうも留学生達から見ると珍しい生き物に見えるようで、虫を見ずに、それを狙っている日本人を見る方が面白いらしいのです。

さて、学校です。

休みになってから、毎日の補講にやって来る「Dクラス」の学生は別にして、「漢字テスト」にやって来る、真面目な「A、Bクラス」の学生達。来ないのは、やはりベトナム人とスリランカ人ですね。

ネパールの学生は、いいですね。こちらが言ったとおりにきちんと来て、(漢字の)試験を受けてくれます。もとより、アルバイトが入っているときは来られませんし、用事があるときも来られないのですが、それでも、端っから来る気のない人たちとは違います。

もっとも、大きな声で「二枚、やります」と言って、二枚とも不合格(一枚につき20問あり、100点満点の80点で合格です)の人も居ますが、70点でも取れたと言うことは勉強したからであって、やらないのよりはずっとましです。…変な慰め方ですが。2回目(火・木が試験の日です)にはちゃんと取れていますから、文句はありません。

それが終わってから、参加したオープンキャンパスのことを聞いたり、これからのことを相談したり、また、すでに進学先を決めた人たちには、願書書きをしたり、志願理由を書いたり、面接の練習をしたり…。夏休みは、私たちにとっても、忙しく、予定していた教材作りもなかなか進みません。

もっとも、今、少しでも手をかけておくと、新学期が始まってから楽になるのです。新学期が始まってから、こういう準備を始めるとなると、アルバイトを休ませなければならなかったり、いろいろ不都合なことが出たりします。

…夏休みに全然学校に来ない人たち、それがわかっているのかしらん。

日々是好日

コメント
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