日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「『ジンチョウゲ』のつぼみが膨らんできました」

2015-01-14 14:04:32 | 日本語学校
 晴れ。

 「ジンチョウゲ(沈丁花)」のつぼみが膨らんでいます。かなり赤らんでいるのに(まだ小さいのですが)、気がつきませんでした。うっかりしていましたね。

 その脇の鉢植え、「ツバキ(椿)」の赤い花のほうに目が行っていたのです。それに台所に咲いた「シャコバサボテン」が、日一日と花数を増していたので、そちらの方が気になってしまっていた…ということで、脇に据え置かれていた、地味な灌木「ジンチョウゲ」は、気の毒なことに目が行かなかった…。

 この「ジンチョウゲ」ばかりは、花がつかないと誰も気がつかない、花がついても香らないと無視されてしまうという日陰の花。なんだか人生を見ているようで、一際いとおしくなってしまいます。もっとも、気がつかなかったのは私なので、偉そうなことはいえないのですが。

 さて、学校です。

 学校では、午前・午後と二部に分かれ、午前は三クラス、午後はニクラスと、現在のところは、そうなっています。ただ午前の大きい教室は、卒業生が占めていますので、今年の三月になれば、また移動が始まるのですが。

 卒業生クラスというのは、今回は一応、一クラスにまとめているのですが、願書提出日が迫れば、受験を希望している学生を引き出して、小教室で書かせたり、また、試験日が迫れば、その受験生を引き出して、小教室で個別に指導をしたり…といった具合に、いつも何人、この教室にいるかがはっきりしているわけではなく、ちょっと落ち着かないのです。 

 前もって、早めに何かするという習慣がない人たちが多いので、余計、こちらの方がお尻に火がついたような感じになって、シャカリキになってしまう。…本人はいたって長閑なものです。もちろん、不安ではありましょうが。

 不安なものだから、自分たちのことは、いつしてくれると言いに来る。実際に私たちがやるのは、補助めいたことが大半で、彼らがやらねばならないことの方が多いはずなのですが、去年から彼らがやるべきことを言ってあるにもかかわらず、実際に始めてみると、「あれもやっていなかった、これもやっていなかった」で、何にも進んでいかない…、毎年のことながら、大変です。

 とはいえ、今年はそういう学生の数が、いつもにもまして多い気がする。たぶん、これはどの日本語学校も同じでしょう。去年は急に留学生の数が増えたような気がするのです。

 この学校にも、留学したい、させたいという個人や機関からだけでなく、在日の人からの問い合わせも以前にも増して増えたような気がします。

 在日の方の中には、「近くの学校にも聞いたけれども、そこはいっぱいだと言われた。だから…」という方もいました。もちろん、こちらの学校でも、もう余裕なしという状況なので、お断りするしかないのですが。

日々是好日
コメント
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