白い雲が、棚引いています。今朝も晴れ。今日も初夏のように暑くなりそうです。道端には「スミレ」や「タンポポ」が場違いのようにかわいらしく咲いています。「スミレ」の濃い紫、「タンポポ」の華やかな黄色。「サクラ」の後は、彼らの独擅場です。
そういえば、先週、「ツクシ」の団体さんを見つけました。小石川の植物園ででしたけれども。「ツクシンボ」は、いがぐり頭の坊やのような様子で、スックリと伸びているから楽しくなるのです。「春だよ、ポンポン。春だよ、ポンポン。起きてよ、みんな」と、「オタマジャクシ」やら、「メダカ」やら、春の小動物たちを目覚めさせる、「春の起し屋さん」のような気がしてならないのです。
と、ここまで書いていると、ベトナムから来た新入生が、入ってきました。どうも始業時間を一時間間違えたようです。寮にしているアパートが学校の裏なので、「一度帰ってから、また来ますか」と聞いたのですが、「帰ります」がわかりませんし、「来ます」も聞き取れません。「食べましたか」とも聞いてみましたが、困ったような顔をしています。
それで、とにかく、「教室で勉強しなさい」と教室へ連れて行きます。そして時計を見せて、「今は八時です」と言うと、「ああ」。とはいえ、本当のところ、わかったのかどうなのかわかりません…。
まあ、の学生のことは、それで「よし」として、職員室に戻ってきて、ブログを続けようとすると、すぐに彼まで上がってきました。なにか言いたげにしています。もう、彼も困っているでしょうが、私も困ってしまいます。お互いに困ったさんになって、見つめあるということになってしまいます。
「どうしたのですか」と聞いてみたのですが、何も言わず(言えないのです)、私が書きかけているブログを覗き込んで、とにかく一人ではいたくない様子なのです。
「これは先生の。あなたは下で勉強します」と、いくら言っても(通じませんから)、職員室から動こうとしません。それどころか、他の先生のいすに腰を下ろして、その机の上にある雑誌を開こうとしています。私はあわてて、「ここにあるものは、勝手に見てはいけません。この先生のです。あなたは下に行って、勉強しなさい」と、とうとう実力行使です。結局、やっと追い出すことに成功したのですが、多分ひどいことをする人だと思ったことでしょう。
「人の机の上においてある物は、勝手に触ったり、見たりしてはいけない」という習慣ができていない外国の人たちはたくさんいますが、それでも、職員室で堂々と先生のいすに座り、その机の上に置いてある本をみようと言う人は、そうはいません。
もっとも、前に来ていたベトナムの学生もそうでした。あまりに幼いので、いつも「もうっ、何回言ってもそんなことをする。君は幼稚園さんだ」といつも言っていたのですが。彼がやっとすこしわかるようになったと思ったら、また「一からの幼稚園さんが来た」という次第。とはいえ、この学生たちは、そういう点が幼いだけで、一生懸命に勉強しようという姿勢はあるのです。
つまり、生活面において、いつも構ってもらわなければだめな人というのでしょう。日本的に言えば、そういう面での、「幼稚園さん」というだけなのですが。
日々是好日
そういえば、先週、「ツクシ」の団体さんを見つけました。小石川の植物園ででしたけれども。「ツクシンボ」は、いがぐり頭の坊やのような様子で、スックリと伸びているから楽しくなるのです。「春だよ、ポンポン。春だよ、ポンポン。起きてよ、みんな」と、「オタマジャクシ」やら、「メダカ」やら、春の小動物たちを目覚めさせる、「春の起し屋さん」のような気がしてならないのです。
と、ここまで書いていると、ベトナムから来た新入生が、入ってきました。どうも始業時間を一時間間違えたようです。寮にしているアパートが学校の裏なので、「一度帰ってから、また来ますか」と聞いたのですが、「帰ります」がわかりませんし、「来ます」も聞き取れません。「食べましたか」とも聞いてみましたが、困ったような顔をしています。
それで、とにかく、「教室で勉強しなさい」と教室へ連れて行きます。そして時計を見せて、「今は八時です」と言うと、「ああ」。とはいえ、本当のところ、わかったのかどうなのかわかりません…。
まあ、の学生のことは、それで「よし」として、職員室に戻ってきて、ブログを続けようとすると、すぐに彼まで上がってきました。なにか言いたげにしています。もう、彼も困っているでしょうが、私も困ってしまいます。お互いに困ったさんになって、見つめあるということになってしまいます。
「どうしたのですか」と聞いてみたのですが、何も言わず(言えないのです)、私が書きかけているブログを覗き込んで、とにかく一人ではいたくない様子なのです。
「これは先生の。あなたは下で勉強します」と、いくら言っても(通じませんから)、職員室から動こうとしません。それどころか、他の先生のいすに腰を下ろして、その机の上にある雑誌を開こうとしています。私はあわてて、「ここにあるものは、勝手に見てはいけません。この先生のです。あなたは下に行って、勉強しなさい」と、とうとう実力行使です。結局、やっと追い出すことに成功したのですが、多分ひどいことをする人だと思ったことでしょう。
「人の机の上においてある物は、勝手に触ったり、見たりしてはいけない」という習慣ができていない外国の人たちはたくさんいますが、それでも、職員室で堂々と先生のいすに座り、その机の上に置いてある本をみようと言う人は、そうはいません。
もっとも、前に来ていたベトナムの学生もそうでした。あまりに幼いので、いつも「もうっ、何回言ってもそんなことをする。君は幼稚園さんだ」といつも言っていたのですが。彼がやっとすこしわかるようになったと思ったら、また「一からの幼稚園さんが来た」という次第。とはいえ、この学生たちは、そういう点が幼いだけで、一生懸命に勉強しようという姿勢はあるのです。
つまり、生活面において、いつも構ってもらわなければだめな人というのでしょう。日本的に言えば、そういう面での、「幼稚園さん」というだけなのですが。
日々是好日