柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

怪我

2019-05-21 08:19:24 | Weblog
大相撲の時の人、新大関貴景勝、再びの休場です。無理して出てくるところ責任感とか男気、一本気、愚直、貴乃花譲りの相撲道とか称賛の言葉はあるにせよ、怪我で潰れた力士の前例は多いのです。近いところでは稀勢の里、いつの間にか消えてしまって報道もされずにそれでも下の方でまだ相撲取ってる照ノ富士、欧州力士バルト(当て字の漢字忘れました)などなど。近頃の力士は怪我するのが多い、日頃の稽古が足りぬのだ!とは北の富士やらOB達は自分たちの頃を遠い目で思い出しながら叱責するのですが、怪我しない人が勝ち残っていくという単純則でしょう。無事これ名馬と言いますが、王長嶋野村張本金田やイチローなど成績を残した人たちは皆怪我しなかったからという側面ですね。もちろん才能があってのことには違いないですが、怪我しなかったことについては金田がうるさい人ですがワシは自分の体にどれだけ金をかけてきたかと自慢する人です、こういうケアが大切ということには肯んずるしかないのですが、怪我しないように注意したからしなかったのか、そうなるべくして怪我するのか、ここは微妙でしょう?つまり貴景勝はここ止まりだったということか、ということです。果たして。
 吉本新喜劇で、私が大学生時分に漫才ブームに並行してにこちらの隆盛を支えた、間寛平とコンビで売り出してた木村進の死亡記事を見ました。ああ、でした。いつの間にか吉本から消えて、祖父から続く博多淡海の名跡を継いで、というところまでは知ってましたが後はプツリと。新聞記事にはその後すぐに脳出血して引いたということでした。ああ、見ないはずかぁ。この人と寛平が出てきたころ、原哲夫、岡八郎、船場太郎、山田スミ子(この人も亡くなりましたね)と錚々たる面々がひしめいた黄金期でした。それを関西で観てられた幸せです。合掌。
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分別

2019-05-20 08:27:01 | Weblog
サニブラウンが9秒99を出して、当地(アメリカ)のアナウンスです。日本語ではきゅうびょうきゅうきゅうですが、向こうはナイン・ナインティナインと言うてました。ご存知の方にはだから何?でしょうが、へぇ~と思いました。すみませんそれだけです。
 多頭飼育崩壊って何だと思いますか。自宅で犬猫を飼いますね、複数匹飼っているうちに子を産んだり他所から加わったりでどんどん増えて、高齢者が多いとかで本人が病気したりすると部屋が家がぐちゃぐちゃになってしまう、それを指す言葉だそうです。へぇ~。
 北海道の片側二車線の広い道路での逆走事件、なんども放映されてご覧になったでしょう?逆車線に入れたんですからあれは高速道路じゃないですね、Uターン用の隙間でしょう。パトカーに追われて対向車線に入り込む。よくぞ事故のなかったことですが、捕まえてみれば53歳の分別盛りのオッサン。分別盛りなんて言葉自体もう死語ですけれど、若い奴がやるならまだしも(いけないですけど)でした。色々いますわ。
 池袋での若い母親と幼児の轢き殺し事故、捕まえてみればヨイヨイの爺さんで、先日実地検分でその姿晒してましたね。ありゃいけませんわ。どうして運転させてた?!院長という肩書つけられてますが、医者ではなく元通産省の工業技術院の長だったというキャリアです。だからどうした?なんですが、世の中の(マスコミの)肩書主義のエグさです。ただの爺さんでした。遺族の怒り、呆れや如何ばかりか・・。
 
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理論

2019-05-19 08:30:32 | Weblog
今朝のNHKニュース見てて、へぇ~と驚きました。外国の経済学者が、MMT理論とか呼ぶそうですが、自国の貨幣での借金はいくら嵩んでもそれで経済破綻することはないと言うてるのです。ああ、日本でもこの側面を前から指摘している人は多いのです、三橋貴明とか高橋洋一とかずっと前から読んで知ってます。新聞は(つまり財務省は)日本の借金は赤ん坊も含めた国民一人当たり何十万何百万と表現して不安を煽ります。だから財政健全化が大事なんだ、借金を返せよ早くと。まずプライマリーバランスを正せというのが小泉改革当時の竹中さんの掛け声でしたね。借金を返すには一年一年の収支を黒字にすることだ、入りを量りて出づるを制すの諺どおりです。つまり支出(国の支出が財政出動です)をどんどん抑える方向に進んでしまって(官から民へ、無用の規制緩和)結果はご承知の通り。日本が経済だけでなく文化までガタガタになりましたね。で、この新理論です。きっとこれ考えた学者は日本を見てて論文にしたんでしょうね。自国の貨幣での借金とは国債ですね。アベノミクスは国債の大量発行による景気浮揚策です。日本の累積赤字は何百兆円に上るものだが、現実に悪性インフレも起こらずに経済破綻も起こっていない、この事実から導き出された理論なんでしょうね。どれだけの数の経済学者が危ない危ないと合唱してました(今もしてますよ)?でも景気はなかなかよくなりませんが、悪性インフレどころか2%目標にまでも届きませんし、ましてや破綻をや。をこの事実が根拠なんでしょうが、対する財務省(麻生さん)はそんなのは日本には当てはまらないと反論し、日銀の黒田さんも同様に否定します。ニュースを伝える記者もトンデモ論扱いです。日本の状態から導かれた(だろう)論が日本に当てはまらぬわけないだろう?と嗤うことでしたが、事実を事実として受け入れろという姿勢は大事でしょうね。どの分野業界もそうなのでしょうが特に経済学者は前例からの演繹で判断します、ケインズがシュンペーターがという定型との比較ばかりで、自分の知識の披歴に終始する者が多いです。だから経済学者の多くは財務省の御先棒を担いで不安を煽り金切り声をずっと上げてるのです。が、現実を見据えると日本は30年に亘るデフレを経て、その間国債借金が嵩みに嵩んでいるが、国債の買い手のほとんどが自国民(自国貨幣)で、外国がドル建てユーロ建て人民元建てで買っているのではないから破綻もなく保たれているのだ、という考え方が出てくるのでしょう。アメリカ国債を日本政府は大量に購入してるのです、中国もそうじゃないですか。だからアメリカに対してもっと強気に出ろと、経済摩擦や安全保障の問題が出るたびに石原慎太郎は言ってましたね。アメリカ国債を売るぞと脅せばいいというわけです。でも、日本の国債のほとんどは自国民が買っている。なぜこんなに知っているかと言うと上記の著者たちの反論文をよく読むからです。彼らの論は政府が自国民に借金してるのですから、乱暴なことですが危なくなったら棒引きしてしまえばいい、という理屈です。だから絶対デフォルトしないと。この理論は、だから借金を返そうとして増税や支出縮小するんじゃなくて、もっと財政出動して刺激しろと続きます。今までの日本の来た道をなぞり肯定する論です。財務省の増税、緊縮財政路線の反対論です。緊縮路線敷いてきたからデフレから抜けられなかったという歴史(事実)は明らかです。増税して景気が浮揚するわけがないし、歴史はそう教えてくれてます。この論は安倍さんを利しますが、麻生さんは反対せざるを得ぬところ。面白いなぁと思って聞いてました。タンス預金の多いこと、それこそが日本国民の勤勉さによる財産なのだなぁと感心する、この勤勉質実さが国を救っているのだと感じ入ることです。
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遮断

2019-05-18 06:31:06 | Weblog
季節がすっかり変わりました。朝晩涼しく昼は半袖で、と今が一番過ごしやすい気候でしょう。やがてすぐに暑い暑い夏がやってきます。体調にはくれぐれもご留意あれ。
 産経新聞の一面トップ記事です、中国でウィキペディアの全言語が遮断されたのだそうです。へぇ、怖い国じゃのうと実感することです。インターネットの検索エンジンは本当に役に立ちます。これを日々刻刻実感しているからです。これのない時代、私が学問を中心に過ごしていた時代(今と違って調べ物の多い環境にいたという意味です、学問などしてません)には何かわからぬことが出てきたときに、それが載ってる本を探すしかなかったのです。進んだ図書館などに行けばそこの蔵書の検索ができたのかもしれませんがそういう所へ行ったこともない、自分が持っているかないか。なければ買うしかないのですが、どの本を買えばいいのかからわかりません。これは27年前に開業してからも暫くそうでした。目星をつけられたにしても専門の本屋に頼んで届くのを待つわけです(田舎の本屋では扱ってくれません)。不便、です。でもそれしかなかったんですから。普通でしたから。わからぬわからぬでいつの間にか忘れていて、ある日新聞や週刊誌や何かの雑誌を読んでいるときパッとその答えを見つけたりしてそこから孫引きして行くってのもよくあったことです。が、ネットの検索エンジンはまさに画期的でした。ヤフーやグーグルは百人力です。そしてこのウィキペディア。encyclopedia 百科事典をもじったネット上の何でも辞典です。当初は、たとえば思想に関わるような言葉の定義や解説については書き込む人の左右の相違などの偏向具合が危惧されていた、つまり正しいことが書かれているとは限らないという意味で批判もあったやに覚えてますが、ここが面白いことで、書き込む人が多くなればなるほど嘘や間違いや偏りやがなくなっていくのですね。みんなの意見は案外正しい、と社会の真理として言われるように、大勢が因ってかかると極論は排除されていくのです。ウィキペディア側も正確を期しています、出典の不明な文章には注意勧告が出されてます。フェイクニュースはほぼないんじゃないでしょうか。そんな重宝する情報源を完全に遮断する国です。まことに怖いことと思いますね。こうしないと政権を世情を管理維持できぬということですから。愚民政策ってのがありましたが、禁じれば潜るが常です、隠すほど現るるなしが人の世です。日本にも大本営発表という情報遮断の歴史がありますが、彼の国は歴史に学ぶことができぬのでしょうねぇ。
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報道

2019-05-17 08:21:37 | Weblog
忘れた頃にもう聞きたくない話題をこれでもかの長尺でTVは報道します、千葉野田での小4女児の虐待死の母親の公判が始まったのです。検察や弁護人からの質問に対する被告人陳述です。生々しい事。もう聞きたくないですねぇ。どうしてこんなに長々と報道する要があるのですかねぇ。そもそも当人がDV受けていて、そりゃ抗うことは難しかったろうのに、世間は母親なら体を張ってでも我が子を守るべきという大上段で斬って捨てる。虐待幇助。彼女を擁護する向きも多いことでしょうがしかし、あの娘の周りには二匹も鬼がいたことには違いないことでしたね。助けてくれるはずの親が二人とも鬼だった悲劇です。もうこれ以上報道しないでいい。
 仁徳天皇陵が世界遺産に登録されるとかです。政治雀たちは政権の大阪へのごますりだという読みを示してますがさておき、教科書で覚えさせられた前方後円墳、そのまま覚えてたことですが、どっちが上だと思ってました?鍵穴のような意匠ですから、上が丸い方で下は直線、この方が据わりがいいですよね。でも、前方後円墳ですから直線の方が前で円い方が後ろなんですね。初めて気づきました。
 東京医大の不正入試の補償額が公表されてます。本来合格していた者で、他大学に入学してて東京医大に改めて入学した人には一年分の学費として300万円、浪人した人には100万円、入学を望まぬ人には10万円、だそうです。へぇ。まぁこういう項立てが適当なんでしょうが、二年前の人には600万円だそうです。どう思われます?この大学の対応ですから周りがとやかく言うことではないですけれど。
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舌禍

2019-05-16 08:20:07 | Weblog
北方四島に絡む舌禍で維新の党を除名された丸山某衆院議員、今朝の産経抄で(他のも記事がありますが)今までの行跡を暴かれてます。そもそも酒癖の悪い奴だそうで、今回の戦争発言も酒飲んでの席のものだったとか。懲りぬ奴はこんなことで、早速に党代表の松井さんが謝罪してましたね。記事み見れば御仁大阪選出だそうで、こりゃダメだわ。早速あちこちから矢が飛んできて、辞職勧告の議決するしないの話になっているようですが、本人は言論の自由が云々と反論しているそうで。言論の自由ねぇ。空々しいと言うか、頭の悪さを露呈してると言うか。何を言うてもいい、が自由じゃありません。当島で戦争経験してきた関係者に対して放言する自由は、国会議員にはないことです。一般人なら蹴られて終わりですが、この立場の者の発言として常識を逸脱していること甚だしいことです。それをわからぬような奴が議員やってるとは‥という誹りは逃れられません。が、こういう発言(考え方)する人は多くいるのです、石原慎太郎とか西村真悟とかその昔この手の「乱暴な」発言で耳目を引いていた人に感化されてるのでしょう。そう考えるのはそれこそあなたの自由で保障されていることですが、議員の立場で放言する自由などはないのです。そこを区別できぬバカです。
 ニュージーランドの女首相さんの、当地でのイスラム寺院爆破を受けて人種差別の根絶を訴える演説を聞いてて、ハイトと発音してるんですね。hate や hatred はヘイトですね、日本語での発音の通り。訛りなんですかね。私は会話を聞きとれる力はないのですが、そう聞こえるんです。ハイトは hight で、??。単純に私の聞き間違いなのかもしれませんが。すみません。
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窃盗

2019-05-15 08:09:03 | Weblog
トランプさんが中国に対して何を怒ってるか、昨日かの「ひるおび」で教えてくれてました。ディズニーやらキティちゃんやらドラえもんやらあれだけパクっておいて平気な連中です、日本人はこれまたお人よしだから呆れて怒ってみせるだけでしたが、知的財産なんて聞くとこういう著作権ばかりに目が向きますが、アメリカは技術を盗まれてきたわけです。あの莫大な人口の大市場を目当てにアメリカ企業が工場ごと進出する、するとすぐに技術をパクッて(技術者を引き抜いて)同じものを別会社で作り出す。ずっとこの手順で盗まれ続けてきた、それをオバマは(だけじゃないです、日本も欧州諸国もどこもそうですが、この大市場を前にすると追い出されるわけにもいかないわけです)黙認してきた歴史です。おまけにファーウェイに象徴されるIT用いたパクリも精巧化してきての顛末。だからトランプは怒っていると。今朝はNHKで博多の有名なラーメン店の意匠や名前をそのままパクッてる店が紹介されてて、敵もさるもので先回りして登録しておいて法律的に責められなくしてるんだそうです。巧妙、なのですが、それよりも文化度民度ですね。パクってもいいんですね彼の国は。具体的な物品や金品の窃盗はさすがに捕まるのでしょうが、意匠とか名前形状とかはその対象ではないのでしょう。困った困ったと言うだけだった(今もそうですが)のが日本で、やっと具体的に手を挙げたのがトランプさんだったということです。ビジネスチャンスと乗り込んだはいいが、きっちりやられたの態ですか。でも、やはりここのところ、安倍さんの言う共通の価値観の通用しない国の存在を確と認識せねばならぬというわけです。
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遺伝

2019-05-14 08:22:49 | Weblog
縄文人の人骨(礼文島で発掘されたものの臼歯を使ったそうです)からDNAを全分析して当時の姿を再現したとのニュースです。ゲノム治療なんてよく聞かれるでしょう、ゲノムも遺伝子もDNAもざっくり同じものです(医者がこんないい加減じゃいけないのですが、言葉遣いの、定義の差だけです)、人体設計図の大元に働きかけて何とかしようという手法です。その設計図を解析して、顔つき、髪の毛の質、耳垢の質、体格などを推定するわけです。あくまでそれは現代人のそれを参照してのことですから、この何千何万年のうちに表現型が違ってきた可能性はありましょうが、そんな前の骨からここまで復元(推定)できるという科学です。理屈捏ねずに単純に驚くことにして、その姿です。TVには女性の顔が出てました、ああ、こんな人いるなぁ、という第一印象でした。丁度NHKで二週続けて日曜の夜九時からiPS細胞の山中さんを呼んで遺伝子特集をしてました。具体的な情報(タンパク質を作る情報、つまり設計図)は全DNAのたった2%だ、残りの98%はクズだと言われていた(役に立ってない)が、そんなことはなくて、という話でした。で、顔つきや、髪の毛の質やらの違いはそれぞれの遺伝子がONになるか否かによっているんだ。そのスイッチを入れる入れぬは98%側に存在するとの話でした。親には全く似てなくて、爺さんにそっくりとか、母の弟にそっくりとかいう子がいますね、それはこういう仕組みで説明できるわけです。何世代も繋ぎ伝えられてきた遺伝子の、どの部分がONになるか、それで決まると(隣のオヤジに似てると、全く別の遺伝子グループに相似する極ごく稀な組み合わせの結果となって、そりゃ嘘だぞとなるのですね)。縄文時代の人のDNAの10%は現代人に受け継がれてるんだそうです。面白いと思われますか?全然、ですか。でもこんな精巧な仕組みがあなたにも私にも、そして体中全ての40兆個足らずの全細胞に備わっているという、これは驚きでしょう?
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画期

2019-05-13 08:24:14 | Weblog
日曜夜のNHKの大河ドラマ、見ておられますか。週刊誌によると視聴率がなかなか上がらないとのことです。今をときめく、あのあまちゃんで大ブレイクした官九郎の脚本演出で、主役が同じ勘九郎、たけしが狂言回しの役でと豪華キャスト(この番組はいつもそうですけれど)、来年の東京五輪を睨んでの五輪ネタのと盤石の構えで来たわけでしたが、金栗四三といういわば知る人ぞ知る(つまり知らない人の方がうんと多い)の人物を選んで、まるで官九郎や阿部サダヲらの舞台のようにクルクル場面が替わる演出にきっと昔ながらの大河ファンがついてこれないのでしょう。古今亭志ん生の物語も同時進行するという「複雑さ」ですおまけに。演劇に疎い私でさえ、舞台か?と思うくらいですから。速いんですね展開が。それが面白い、今までの大河になかった斬新というわけですが、昔ながらのファンを置いてけぼりにしてるという結果です(今のところ)。勘九郎は好演です、この人はこれでまた一段二段上がるのでしょう、父親に近づいていくというか。ピエール瀧が捕まって、この人の役は重要な脇でしたが、代役のこれまた彼らの仲間の舞台男優が上手だわ。大竹しのぶや寺島しのぶも出ていて豪華絢爛。師童もいて歌舞伎のテイストも混じってて。慣れて来るでしょう、もちろん見続けていればの前提ですが。くすぐりや小ネタが散りばめられていて、これも現代演劇の(官九郎の)手法でしょう、気づくと面白いです。さて、後世どういう評価になりましょうか。画期ではあります大河の。
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思惑

2019-05-12 09:43:17 | Weblog
米中貿易戦争と名付けられてる関税巡ってのチキンレース、業を煮やしての態でトランプさん25%に上げると言い放ちました。よく見る映像、支持者達の前での(何言うても大歓声ですから気分いいのでしょうね)演説で「中国が約束破ったのだ!」とドヤ顔です。輸入品の価格が上がるのですから自国の消費者に負担が増えるのですが、関税の上がった分の収益があるからいいのだ!とも言うてます。今日から関税が上がるので、昨日までに中国から発送された物品には従前の関税だとTVもトリビアもので隅をつついてドヤ顔ですが、そんなことより、です。報復すると、中国も分かり易いことです。どうしてこんなにトランプさんは急いているのか、それは選挙が迫っているからだと、これも明快な答えを聞きます。アメリカファーストを実行に移す。分かり易いのです。北の若いのがあれこれまた始めましたが、これに対してトランプさんはあまり反応しません。イランとの確執が表面化してきて、二面作戦は得策ではないとの判断だろうとの読みを聞きますが、アメリカに届くほどのICBMでなければどんなミサイル飛ばそうとどうぞお好きになのでしょう。これも分かり易い。北朝鮮対応を全面的にトランプ依存している安倍さんとすれば追随するのみですが、評論家だけではなく素人目にも最近の北に対する言動は変わってるのがわかります。つまり機が訪れたのでしょう。直に交渉できる目が出てきて、何年も言い続けてきて何の進展もない拉致被害者の奪還の機がやっと来たという踏みなのでしょう。そんな弱腰でどうする?!ロシアと言い北と言い、そんな軟弱外交でどうする?とNHKの討論番組で言い放ってる野党議員がいますが、お前に何ができるんだ?のこと。非難だけしていればいい立場ってのは楽なんでしょうなぁ。軍隊も核も持たない国を怖がるわけもないし、だからアメリカの後ろから声上げるしかないのです、それを正そうという改憲のはずですが、弱腰外交をなじるその口で憲法9条を守れですからね。プーチンさんと何度も会って、親密さのアピールにはなっても北方領土問題はこちらも全然進展しない。返還した途端に軍事同盟国のアメリカの基地ができるんだろう、という懸念にどうにも応えられぬということです。平和条約が先で云々、経済協力を密に云々という外堀を仮に埋められても、軍事力(あっても使えないのです)も核もない国の言う信義や信頼などは何の保証にもならぬというわけでしょう。アメリカの鎧が丸見えですから。安倍さんはトランプさんの強硬策を実は歓迎してるんじゃないですかね。常々言うているリーマンショック級の不況がやって来るやもしれないのです。数字(データ)いじるのはお手の物ですし。で、満を持して言う、約束を守れず(法律違反をして)申しわけないが三たび消費増税を延期する、ついてはこの決定について信を問いたい、と衆院解散する。これについては今やポスト安倍の第一候補に挙げられる菅官房長官が強く反対していると報道されてます。今の議員数を確保できるかどうかわからぬからでしょうね、改憲に向けてこれ以上減らしたくないでしょうから。「増税しませんが、どうですか皆さん」解散ならきっと勝てますが、現在の議席数を保てるかどうかですね。官房長官とすればやはり掣肘するでしょうねぇ。増税しません、だけでいいと。でも、そうすればしたで野党はまた叫ぶのでしょう、アベノミクスの破綻だとかなんとか。でも、今なら十分に勝てるのでしょう、玉木さんは小沢さん引き入れる大失着してるし、枝野さんらは自己満足してるだけ、こんな時には共産党が伸びるチャンスなのでしょうが野党共闘なる掛け声が実はどこも利してないのです。勝てるけれど大勝ちできるか否か、です。ひとえに改憲の為にです。公明党は読めても、維新の会が読めません。すっかり大阪限定の地方政党に成り下がってしまいましたので、総選挙して大阪や近隣近畿圏では相当に獲れてもそれ以外ではダメでしょうし。安倍さんは増税延期の機を理由を窺っている。果たして世界はそのチャンスを与えてくれそうだ。同時に北問題もやっと新たな展開になりそうだ。言葉が慎重になるのは当然のことでしょうね。菅さんが言うのは、自民党は圧勝できても公明党と維新を足しての総数がどうなるか、そこの不安でしょう。改憲が残っているのです。さて安倍さん、どうしますか。
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