柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

威厳

2019-05-10 08:23:39 | Weblog
昨日天皇皇后両陛下の初仕事が報道されていて、即位式や大嘗祭の期日を皇祖皇宗に報告する儀だそうで、神話の世界だと評しました。たまたま機があって古事記を読んでいるタイミングだったので、つまり天照大御神の三種の神器だのの話ですから、余計にイメージがつながってのことでした。そこのところ朝日新聞が別枠で解説してくれてました。先の退位の際に先帝が召していた薄茶色は平安時代以来の天皇限定の色で、この衣装(束帯)は明治天皇以来の着用なのだと。あの色の正式名称はよく報道されてました、薄茶色なんて言うてはならぬのです。手にされていた細長い薄い板は笏(しゃく)だと。座禅組む時に坊主が後ろからバチンと叩く棒、あれも笏ですよね。違いましたかね。皇后さまの髪型はおすべらかし(大垂髪)といい、あの衣装は15㎏の重量あるそうです。ああ、だからあんな不自然な前かがみの歩き方だったのかと思うことですが、ああいう歩き方なんでしょうね決まりが。古式に則り儀式を行なう。やんごとなききわの仕草に威厳を感じる。これですねぇ。
コメント
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