柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

安全

2010-09-10 08:20:08 | Weblog
奈良の明日香村の古墳が斉明天皇陵だったという報道で、この天皇様は中大兄皇子の母親だという注釈です。おお、大化の改新!どんな事件だったかは定かに覚えませんが、どなたの学習記憶の中にもきっちり刻まれているでありましょう日本史の大事件です。そしてこの天皇様は女帝でいらしたわけですね。万世一系の、男子継承のと皇位継承問題は未だにくすぶっていますが、こうやって突然に女帝様にスポットが当たると日本の歴史の柔軟さを思うことです。別に愛子様が天皇になられてもいいじゃないの。そして、もう一つ昔の社会(歴史)の授業を思い出させてくれる単語に出会いました、焚書。NHKのテロップなのですが「ふん書」と表記しますから何のこっちゃ?なのですが、あの焚書坑儒の焚書です、書物を焼き捨てることです。始皇帝といえば万里の長城と焚書坑儒ですね。テスト用の切り取り知識です。アメリカのとある神父がTVかインターネットかで、9月11日にコーランを燃やせ!と煽ってしまって大騒ぎです。今朝のTVは中止表明したと伝えてますが、これだけ世界中から圧力かかったらとてもできませんか。テロと戦うにはこれしかないと言ってるそうです、映像には Koran burning と読めました。色んな人がいるわけですが、イスラム関係者のみならず、オバマさんも国連事務総長も大非難です。ま、当然のことですが、中大兄皇子とやら焚書とやら、「納戸の奥の本に積もった埃を吹き飛ばしたら覚えのある単語が見えた」趣でした。
 民主党選挙いよいよ佳境です。小沢さんの国家観は危ない、と産経が書きます。確かに、天皇継承問題やら靖国問題については妙に軽薄な思考で平気な人です。盛んに訴えている地方分権問題も、結局地方に回す金が削られるのでしょう。高速道路や新幹線を整備する、それが基本だと力説します。その結果としての膨大な無駄や地方切り捨てという顛末をどう評価しているのか。などなど批判点は多いのですが、でも、菅さんよりは安全でしょう。菅さんはもっと危ない。この人のふにゃふにゃな左翼思想はまこと危ない。どちらを選ぶかではなく、どちらを除くか。私は菅さんを除くべきと思います。いかがですか。
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重陽

2010-09-09 08:20:42 | Weblog
重陽の節句です。昨夜は当地非常に涼しい夜でした。何?という感じでした。台風一過効果なのでしょうか。このまま続くとも思わないのですが、秋は確実に・・というところです。で、重陽の節句、菊の節句。ゾロ目の日は何だか特別な日に感じるものです、そういう趣味のない者にとっても、感覚の鈍い者にとっても。もう一年経ったのですが、去年大鳴りモノ入りで発売されたビートルズのリマスターCD、これも9月9日でした。どうしてこの日に?と怪訝な思いでいたことを覚えてます。ビートルズと重陽の節句とを結びつけるも不自然、なぜ?090909というポスターの文字見たときに、ああ、こういうことかいと合点がいったのでしたが、思わせぶりで実は何じゃそら?という理由ってことが多いですよね。それにしてももう一年経ったわけです。全てを買い込んだのですが全てを聞き込んだかと言えばNOです。こんなもんなんですねぇ、と反省することです。欲しいものは買い込むだけで、手に入れるだけで、そばに置くだけで満足しちゃうもんですから。これは男の習性なんでしょうか、つまりいつまで経ってもガキだって。
 鈴木宗男議員、有罪確定、執行猶予付かず実刑、議員失職で収監という顛末です。最高裁が上告棄却した結果でした。ううむ。マスコミが言うように、どうしてこの時期に?です。まぁ、そんなこと言い出したらどの決定についても時期的に不利益を被る立場の人がいるわけで、万人に好都合というタイミングはないのでしょうが。でも、小沢さんを支持すると表明している「大物有名人」を、代表選直前に叩くは、恣意を咎められても仕方のないことでしょうか。権力の意思を感じる、なんて「長い夜」さんは憤ってましたが、最高裁が決定したらもう曲げられませぬ。まだ抵抗の手段は残っているようですが、覆らぬことでしょう。一足先に佐藤優は刑を受けてます。なるほど国策捜査であったかとも思うのですが、口利きこそが政治家の仕事だったわけです、そのスケープゴートにされたというわけです。気の毒。こういう評価が正しいのでしょう。違いましょうか。
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才能

2010-09-08 08:21:04 | Weblog
シンクロの井村さん、あの見た目バリバリのおばちゃんですが、再び中国のナショナルコーチに就任したとのニュースです。日本のシンクロを育てて、その後中国へ行って日本を追い抜くほどに育てて再び日本に帰ってきて、という経過でした。その時点であれこれ言われてました、日本を捨てたとやらドライに過ぎるビジネスに過ぎるとやら。でも力のある人は結果を出すから回りはそのうちに黙ってしまう、これも常なること、中国であれだけ成績残したら、やっぱりこの人は凄いわ、日本の誇りだとかなんとかそっちの方に評価が傾いてましたね。そしてまた日本に帰ってきてやり始めたんですが、どうでしたかね、この人、端から全日本を嫌ったんでしたか、自分のチームでやってたのでしたか、そこのいきさつを忘れましたが、果たして新聞によれば、ナショナルチームからの要請を蹴って再び中国へ「流出」したとのことです。何とかならなかったのか?というニュアンスです。どうしてこの人は日本を見捨てるのか?という非難も匂います。きっとこうでしょう、推測ですが。元々のこの人の性分(反体制系、唯我独尊系)もあるに違いないですが、日本シンクロ連盟(ってのがあるのかどうか知りません、シンクロ界を束ねる偉いさん達の組織です、陸連やら高野連の類の)とソリが合わない、こちらのやり方が気に入らない。どう気に入らぬかというと、きっとこういう組織の常で、戦績業績の華々しい有名人を幹部に取り込むわけです、理事とか部長とか。現場でなく事務職に置きたがる。会合や折衝や飲み会や、つまり国に対する広告塔として使いたい、金を分捕ってくる顔に仕立てたいわけです。それを蹴ったというわけでしょう。現場にいたいのに。そういう理由でしょう。ありがちでしょう?サラリーマンは(公務員でも何でもいいです、階級社会、ヒエラルキー社会にいる人はみんな)能力がなくなるところまで昇進させられる、のです。現場(営業)で飛び出た能力者もやがて課長部長となって嫌でもデスクワークにくくりつけられて、その才のない人はそこで潰される。一番才能を発揮できる場所に長くいられないのですね。これを蹴るには飛び出すしかない。井村さん、こっちを選んだわけです。羨ましいことです。ね。
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理屈

2010-09-07 08:14:14 | Weblog
ヒモ付き予算、補助金のことを昨日書きました。小泉改革はこういう使途限定予算をひとまとめにして(一般財源化と呼びましたね)、そして大幅に減額して国家予算縮小したのでした。プライマリーバランスの是正化なんて竹中さんが何度も言ってたこと思い出します。プライマリーバランスって何?そこから国民をけむに巻いたことでしたが、何のことはない単純な収支均衡のことだそうで、それならそれで支出を抑えるんだ!と言ってくれればよかったのに、でした。それは措いて、小泉さんがあれだけ絞って、地方は汲々としたというのに、小沢さんの理屈はその上にさらに3割の減額してそこから金引っ張り出す、子ども手当やら農家補償やらの財源を捻出するというものなんですね。ああ、これじゃぁ地方の疲弊以外結果は出てきませんわ。知事が反対するのもさもありなん。でも、そこを指して小沢さんはTVで盛んに煽るわけです、これが地方分権だ、いつまでもヒモ付き補助金に頼っていては分権を要求する資格がない、どさっときた金をどう配分するかが首長の才能なんだと。総額を3割減額するというのですよ、どさっとじゃないですわね。この辺りが民主党の限界ですかね、野党時代に広げるだけ広げてた大風呂敷はやはり幻でした。小沢さんの言う財源がこれですから、がっかりです。どこかから取ってこないと出て来ないんです、当然なんですが、埋蔵金だとか無駄の排除(天下り先の多さや天下り役人達の給料聞いてたら、ああここをバッサリ切れば相当に余るのかなぁと素人目にも期待できましたよね)とかの「金の成る木」実在論に騙されていたというわけでしたか。小さな政府なんて言いながら、これでは結局税金を国に多く分捕ってそれをばら撒いて行く、野放図な大きな政府像じゃないんでしょうかね。地方にたっぷり資金を配らないと今まで持っていた国の機能を地方移譲などできますまいに。補助金は削るわ、行政責任のすべてを地方自治体になすりつけるわではそりゃ怒りますわね。橋下さんが頻りに言う、税金徴収を地方に任せろ、というのもここに根を持つ論理なんでしょう。補助金なんて偉そうに配ってくれんでもいい、その代わりに地方に税金徴収させろと。事業仕分けなんかじゃ金は浮いてきませんね、あんな弱い者いじめじゃぁ大悪を逃がすばかりですから(きっと大悪は高笑いしてますよ)。あれは実効ゼロの単純なパフォーマンスなんてのがもっぱらの評価ですが、今の民主党はあれしか売りがないから仕方ないんでしょう。鳩山も菅もダメとわかった。もちろん私はそれでも小沢さんに期待してますが、この人の理屈も結局ねじれ国会を何とか回せるのはこの俺様だけだという自負だけで進む人なんでしょう。さてさて。
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安易

2010-09-06 08:17:44 | Weblog
東京目黒のさんま祭りの報道です。今年はさんまが大不漁だそうですが、三陸沖から6千匹のさんまが運ばれてくるんだそうです。ま、祭りは祭り、心意気ですからね。やる方も勢い、見る方も、間抜けな殿様よろしくタダで食おうとやってくるのも勢いです。ほほえましいことだと思います素直に。落語の演題をそのままに祭りにしちゃうシャレっ気も好きなところですが。
 田中真紀子さんはきっちり小沢さん側の広告塔になってるんでしょうが、なぜかマスコミは追いかけません。もうさすがにトウが立ちましたかね。追っても面白くないんでしょう。ただ記事に載る言葉は面白いですよ相変わらず。菅さんのクリーンさの強調に対して、クリーンクリーンってクリーニング屋じゃあるまいし、とやってます。聞いた時(読んだ時)には吹きますが、毒のあるのも相変わらずです。毒舌なのか放言なのか侮蔑差別なのか。でしょう?
 山谷えり子という保守バリバリのおばさん議員がいます。自民党参院議員、先の選挙で改選された人です、安倍さんの内で首相補佐官か何かに重用されていた人です。その人が子宮頸部癌の予防ワクチンの啓発についてを書いてます、そこで噛みついてます、セクシャルデビューとは何事か?!って。そもそもこのワクチンは中高生に射つのが適当とされてます。つまり原因ウイルスに感染する前が適当だとういうことです、それはつまりセックスしてうつされぬうちにということなのです。セックスし始める前に、という啓発です。確かに表現が難しいところですわ。で、山谷さんはこんな横文字の軽い、それどころか格好いい風の表記では、ワクチンさえ射っておけば、という方向に助長してしまうじゃないか!と憤ってます。援助交際と双璧をなす不適切言葉だと言います。セックスに伴うトラブルの増加、それが段々若年化していく傾向は明らかです、性の奔放化とか性文化の堕落とか話は大きくなります、確かに通り過ぎた大人の目から見ると眉を顰めるような事事は多いのでしょうが、さてさてこの表記ですわね。で、山谷さんはどう使っているかと読むと、初交です。ううむ。こちらも・・ねぇ。余程についたての向こうに隠すような言葉ではあります。小学生時分、女子だけが体育館のステージに集められて何やら映画を見せられてる、あの感じです。言葉は大事なんですが、この辺り、どちらが適当なのか、使ってみなければわからぬものでもあり、横文字に逃げる安易さは咎められるべきでもあるし。ですね。
 
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軽重

2010-09-05 09:28:39 | Weblog
民主党代表選、見ている分には面白いです。今朝は7時半からフジ、その後はNHKと二人の討論形式の番組が続きました。どちらの司会役も世論調査を出して、世間は菅さんを推している、小沢さんを嫌っていると言い、そこに対する小沢さんの見解(反論)を引き出したいという流れが見え見えなのですが、マスコミにこれだけ誘導された「世論」が果たしてどれだけのものなのかという第一歩目の真偽の問題は残ってます。こうやって見ていても、応対の仕方や政策面の討論においても小沢さんに分があります。菅さん言葉が上ずって、吃る、詰まる、論点ずらす・・幼稚園と保育園とを合わせて子供園と一体化したい、とか枝葉末葉の看板替え、名称替えでもって事足れりとする安易な「改革」案ばかり強調してます。政策論、地方分権について小沢さんはどの番組でも口にしてますが、地方交付税は一括で渡してどう使おうと各自治体の自由にしたらいいと。これは小泉さんがやり始めたことでしたね。国が、各省庁が予算を付けて、それを地方が恭しく押し戴いて、言われるままに使っていく。つまり今までのお上からの予算は使い道が決められているものだったのです、それを業界人達は野卑にも「ヒモつき予算」と呼ぶのでしたが、そこをまず変えたのは小泉さんでした。で、地方はどうしたか。私の業界の話(しか知らないのですが)ですが、たとえば休日夜間診療体制への補助金、救急医療に対する補助金、小児科医療産科医療への補助金等々色々な名目で入金があったのですが、そういう名目を廃して一括で交付するので使い道はそちらの自由にせよとなったら、市役所はどうしたかというと、全てをカットしてきました。総額もかなりの減額があったのでしょう、そこまで詳しく知りませんが役人さん達の口ぶりではカットせざるを得ないというものでした。医療は後回しでいいんだな、我々は今まで通りに働かなくていいんだな?と脅迫めいて迫ったことを覚えてますが、もちろんあとの折衝でかなりは押し戻せたのでしたが、小沢さんの言うように(地方分権論者達の叫ぶように)うまくいくものかどうかと聊か眉唾に聞きました。役人体質というのは確かにあるでしょう?上意下達の大原則。上で決められたことを実行する、枠の中で創意工夫する。いえ、これを否定するのではないのです、役人さんはそうでなければなりません、ダメなものはダメという四角四面さが秩序の維持には不可欠です。役所の融通のなさにはいちいち腹が立つこともありますが、融通無碍でも困るのです、社会は雑多な人間の集合体ですから。ですからこの文脈で地方、地方自治体、市役所と書いたのは県庁や市町役所全体を指すのではなく、首長を指します。首長さん達にそれだけの肚があるかどうか。優先順をきちんと理解できているのか。小沢さん達の言う理論は、まぁ言えば国はそこまで(各地方の行政まで)面倒見ない、あなた達の自由にしなさいと投げているわけです、小さい政府指向とも言えるんでしょう。でも、でもです。あなたの街の県知事は市長は町長は役人上がり、官僚上がりじゃないですか?中央とのパイプとやら行政経験とやらを売りにしてその地位に就いた人じゃないですか?でしょう?そういう体質の人に、役人気質が染みついた人に、お上の命令から自由にはなれないわけです。つまり自分では決められない、端的に言えば。ま、こんな噛みつき方すると目を剥いて反論されることでしょうが、いえ、残念ながら「命令待ち」体質は消えますまい。なれば結局、どういう風に小沢さん達が美しく言おうが、中央集権は揺るがないわけです。私は中央集権体制にしておくべきだと思う方なので、道州制とか合衆国制には反対です、今のような文化崩壊、愛国心崩壊の流れの中では危険に過ぎます。知事が市町長が県議が東京に陳情に行って交渉するなんて形も重要な命令体系じゃないのかと思ってますので、地方分権と言いながら国の重要性に変化のないことは望むところなのですが。もっと言えば江戸時代のような封建制があれだけ長く続いたのは、過酷な差別(士農工商、龍馬伝で有名になった上士、下士など)社会と圧政が基本にあったとはいえ、日本人のお上意識の強さが為したことだと思うのですが、その来し方を無視するような「改革」「進歩」はいかがなものかとも思うのです。日本人の特質を生かした統治、文明発展、経済再建がある筈じゃないんでしょうか。グローバルなんて言葉を金科玉条にしてその実は、ちょっと前まではアメリカ、今は中国韓国インドなどの新興国相手の愛想振り、お追従では置いて行かれるばかりに違いないでしょうに。私は菅さんは危ない人だと思います。この人の左ぶりを指してです。小沢さんでは自民党時代の再現じゃないかと言われますが、いいえ、谷垣さんやらその他の本物の自民党員達よりうんと保守な人でしょうし、もっと私たちが安心していられる「自民党政治」をやってくれるんじゃないんでしょうか。カネの問題が当初は問題になるんでしょうが、同時に次々に現状を変えて見せれば世論などはマスコミが黙ればどうにでもなります。TVに出れば出るほど、小沢さんが直に喋れば喋るほど小沢さんの株が上がっていきます。菅さん、軽い。これは仕方のないこと、これが本質でしょうね。10時からは朝日放送に、菅さんだけが出てます。生放送三つはしごです。小沢さんにも出演依頼したが、先に古館の番組に出たからという理由で断られた、と小宮さんが言ってます。あらら、NHKには二度も出たのにね、と思うことでしたが、そういえば菅さんもそういう理由でこの番組に出なかったことがありましたね、何の問題でしたか忘れましたが各党の党首幹事長レベルが討論する場にNHKには出てこちらには出なかったことがありました、古館の番組には出たから、同一局には一度しか出ないなんて理由でしたか。選挙運動の予定を優先するわけでしょうが、この辺りも駆け引きなんでしょうね。菅さん、やはり一人でも弱いです、見てると。やはり野に置けのれんげ草なんでしょうねこの人は。小沢さんでしょう、そう思いますが、いかがですか。
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感心

2010-09-04 08:23:24 | Weblog
阪神矢野引退です。城島が入ってきて出番も居り場もなくなって、怪我の所為にしておかねばならぬ、歳の所為にしておかねば過去の栄光が傷つくということでしょうか。いえ、久しぶりに優勝したあの頃に、7番8番でガツンと打つこの人の存在価値は大きかったです。JFK(今となっては何とも懐かしいような響きですが)の球を受け続けた人です。この業界に生きる人の常です、晩年の悲しさです。写真付きの記事になるうちが華でした。
 昨夜NHKのニュース番組に小沢さんが出てました。菅さんは何日か前に同じ条件で出てました。聞き比べるに、先後の利不利はあるのでしょうが、小沢さんが上手でした。政策についても結構具体的に的確にわかり易く披露してました。そしてキャスターがうまく煽る質問して、小沢さん結構焚きつけられてました。強面で奥に引っ込んでいるイメージがある、と振られると、私ほど大衆の中に出て行く者はいないでしょう?と気色ばむ。若い議員には常々言っている、大衆の中に出て行けと、とも。菅さんが数とカネで牛耳る政治はいかがなものかと批判されていることに対しては、数に奢るなと言う意味なら肯ずるが、数を目指すことを否定することは間違いだ。数で上回ったからこうして政権担当しているのだ、数で上回っているから政策を実行できているのだ、それが真実じゃないか、と。地方分権についても、地方はあれこれ文句を言うばかりなのだ、結局国からの指示や対応を待っているだけ、それじゃぁ首長さん達の怠慢じゃないのか(怠慢と表現したかどうか曖昧です、すみません)、私はとにかく予算をやるから自分たちで考えて配分なさいと言っている、と。予算をやる、です。ここは滔々たる話しぶりの中でもパッと目立ちました、ああ、予算をやるんだ、という感心です。つけるでなく回すでなく、やる。この辺りにギラリと牙が見えたような気にもなりましたが、やはりこの人の方が説得力も力もありそうです。そう思いましたね。
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辛抱

2010-09-03 08:21:30 | Weblog
初代若乃花死亡記事です。二代目は若い時の四股名を若三杉といった二子山親方(初代です)の一番弟子(今は車椅子で痛々しい姿を晒してますが)、三代目は甥っ子の、若貴のお兄ちゃんです。私はこの人の時代には間に合いませんでした。私の大相撲風景(TV映像)の記憶は大鵬柏戸佐田の山栃の海清国琴桜北の富士玉の島から始まります。そのひと世代前の雄、栃錦と並び称された雄です。ですから栃錦も知りません。新聞各紙に載る、相撲巧者の栃錦、鋼の若乃花という評価も残念ながら実感できません。こればかりは昔の白黒TV映像だけではわからぬことでしょうし。貧乏に耐えて辛抱して我慢して登りつめる。根性モノ、貧乏モノの雛型のような来し方を改めてマスコミは教えてくれますが、こういう人に「辛抱せい!」と一喝されると気合いが入るでしょうね。昔はよかった、昔はこんなじゃなかったというセリフが世の中に蔓延して、今の時代が悪いと人の所為にしてそれで済まされている現況です、誰も正そうとしない。昔はよかったなんて口では言いながら、こういう人に対してはアナクロ!と排除が働くんです。安易に流れていくらの世情ですから。理屈じゃない、心の深い所をどう感じるか。辛抱の我慢のは理屈じゃないです。悔しさをバネにするなんてこれまた安易にまとめてしたり顔ですが凡なるコメンテイター達、あんた達は身を割かれるような悔しさを経験したことがあるのか、という話です。ちょっと叩かれるとすぐ負けてしまうような奴らにあれこれ言われたくないですわね。だからこういう人は多くを語らないのです。だから値打ちなんですね。しんどいしんどいと叫んでいる奴らはまだしんどくないという真実ですか。合掌。
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遠慮

2010-09-02 08:20:29 | Weblog
直には見られませんでしたが、菅さん小沢さん並んでの出馬会見でした。猿芝居であり腹芸の見せ合いなのです、それはわかっていますが大方の予想通りに、菅さんがとんがって、小沢さんが受けて反論するという流れでした。菅さんにはやはり遠慮が見えましたね。政策面ではどうにも弱いし、実際この3カ月で値踏みされてしまいましたから、金の問題、黒幕政治の問題を突っ込むしかないところ、でもあからさまに抉るわけにもいかないという遠慮です。小沢さんとは今まで手を組んでやってきたけれど、実は気に入らなかったんだと言うわけですから。今は俺の方が上なんだから俺の言うこと聞けよ、ということで初めてそしてやっとのことで「暫くは静かにしておけ」と言ったわけでした。想定内のことではあったにせよそれが小沢さん怒らせちゃって、現在に至るわけです。参院選に勝っていればこんなことにはならなかったのでしょうが、こんなタラレバは全く無意味です。そもそも菅さんを待ってたんじゃなくて小沢さん(鳩山さんもついでに)を国民が嫌ってただけのことでしたし、民主党を選んだんじゃなくて自民党が嫌われた結果の現政権です。ちゃんちゃんと手早く手際よく目に見える結果を出して行かないと期待に添える筈もないのです。この代表選にしても、小沢さんに言わせると民主主義のルールに則った正しい手続きだと言い張るばかりです。この人の民主主義の定義を一度質してみたいと思うことです。そして、トロイカお三人の「挙党体制」の定義を。コップの中の云々なのでしょうが、実は次の総理大臣を決める争いなんですよ。気付いておられますか皆様?
 変更のお詫びをします。先に弘田バンドのイベントを10月30日(土)に開催するとご案内いたしましたが不都合生じまして、一週先の11月6日(土)に変更いたします。まことに申し訳ございません。予定に入れていただきました皆さまにはお詫びいたしまして、よろしくご変更のほどお願いいたします。詳細はトップページをご覧ください。よろしくお願いします。
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悪者

2010-09-01 08:24:38 | Weblog
結局誰が悪かったのかと言えばやっぱり鳩山さんだっていうつまらぬ談合話でした。30日の夜のあの話しぶりでは「俺が何とかする」なんて気負い十分でしたが、トロイカなんて表現すること自体先に議員引退まで口にしていた者のセリフではなかったですし、ここでこの二人の間を取りもつには俺しかいない、小沢さんも俺の顔なら立ててくれるだろう、もちろん菅さんもという甘い読みだったわけでした。菅さんも本気ですわね、ここで引いたら二度と首相なんかになれない。そういう卑近な理由の他に、会見でも言ってましたが小沢さんに象徴される、自民党が営々と続けてきた金ー権力ー恫喝黒幕政治を斬りたいという信念。選挙を前に声高に叫びたい大義(鳩山さんも大好きな言葉ですが)を押しだして勝負です。談合を蹴って見せる。ポストの配分調整で均衡を取ってきた自民党型政治との決別。これはこれで評価できる考え方なんですが、でも、こっちを斬っても、暫く経てば菅さんを中心にしたしがらみや談合が繰り返されていくわけです。自民党型の政治形態は「議会民主主義」が続く限り、数は力であるわけですから、消えはしないわけです。何より問題なのは、菅さんの左翼ぶりです。ひょっとしたら今の共産党より左、社会主義色が強い人です。自民党型の政治と仮に決別できたとしても次にやってくるのは日本文化の破壊という流れではあります。菅さんは危ない。小沢さんもドロドロだけれども、所詮はドロドロの自民党体質の人です、まだこっちの方が希望を持てますか。でもこの人が首相になれば金の問題で国会が立ち往生して、衆院解散があり得る話です。菅さんが勝てば小沢さんは党を割る。でも評論家が書いているようにその時誰々がついていくか。小沢さんの会見の席、隣に女議員が一人しかTVには写ってませんでしたが、新聞見るとその隣に谷亮子です。ああ、こんなことなのね、と何だか白けた気分になりました。勝手にやってろ!そういうわけにもいかないのですがねぇ・・谷垣さ~ん!どこ行っちゃったんだ~?
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