柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

詭弁

2010-09-26 09:15:08 | Weblog
昨夜マージーボックスライブ、つつがなく終了いたしました。多くの皆様にお越しいただきました、感謝いたします、有難うございました。涼しい夜で少し風が強めに吹き、しかし寒いという感覚ではなく、我々にとって環境は非常に恵まれたものでしたが、肝心の演奏が不十分で強く反省しております。トップページでご案内しておりますが今年は11月18日、12月25日とイベントの予定がございます。ねじ一層巻きなおしまして出直すつもりで精進いたします。今後ともよろしくお付き合いください。
 脳死移植が8月9月で11例を数えているとの報道です。7月に法改正が為されての結果です、本人の同意がなくても(明確になくても)家族の意向で臓器摘出できるという改正でした、脳死の段階で死亡と見做すという改正でした。脳死臓器移植が法的に認められて10年以上たって100例に満たぬ(80数例でしたか)現状であったところ、この二カ月で11例とは異様な増加です。日本人には、日本の文化には臓器摘出を是とする考え方はそぐわないのだ、欧米諸国は死体はモノだが、日本では死体もその人そのものなのだ、死体を傷つけるは心情にそぐわないのだ、とか文化や倫理観を持ち出しての説明が多かったですが、この結果はそうじゃなかったとはっきり証明しました。あくまで本人の意思に拘るあの手続きだけが重しだったということでした。この手続きを緩めただけでこの増加です。週刊誌は虐待の隠れ蓑になる例もあるやと書きます。日本人の死生観なんていう小難しい抽象論なんかではなかったのでした。この現金さというか唯物論傾向に驚きつつ、ドンブリ体質の観念論者である私を再認識することでした。
 各党の幹事長がフジに続いてそのままNHKに出て話してます。中国船長を釈放したことを検察の所為に押しつけて頬かむりする政府を叩く場です。素人がマスコミの報道を読み見る限りの認識感想ですが、政治決着であることは明らかです、検察の所為にして逃げようという目論見でしょう。ここを政治家達がどう言うかという見所です。温家宝首相が国連の一角であれだけ強く得意満面に日本を非難するのです(後で拍手が起きてましたからおそらく自国のプレス相手の恣意行動なのでしょうが)、つまり堂々と威嚇恫喝しているのです。それに安易に屈したことには間違いないことでした。たかが一地方検察に日中関係を理由にした釈放などと言わせたことが全てを物語ります。圧力に屈するは国益を損なう。平たく言えばどうしてそんなに中国に弱いんだ、言いなりになるんだ?という怒り、不全感です。どうしてそんなに中国や韓国に弱腰なんだ?です。今回ばかりはどのメディアも煽り系の報道です、中国の無体ぶりを強調してます、さすがの朝日も毎日も日経も今のところ非難調です、今日の天声人語もそんな調子です、もっともこちらはどういう裏があるのかわかりませんが。テレビ朝日で専門家は、この船長は普通の漁民ではないと言ってます、つまり使命を帯びた予定の乱行と。ありがちなことです。となると何とも日本の対応はおめでたいというか弱腰そのものです。が、今日の岡田幹事長は言い張ります、あくまで法と証拠に基づいた検察の判断だ、政府は関与しない、弱腰だ、中国の圧力に屈するなどと言い立てること自体が国益を害することだと知れ、と。あらら、と口あんぐりです。ああ、この人の国益の理解が大きくずれている・・弁護士が言いそうなセリフなのです、仙石さんも同じ穴の狢です、こういう時だけ法治国家であることを盾に、遵法を金科玉条、最上の価値に位置付けてそれでよしとするわけです。実際は超法規的対応しているくせに、です。つまり法律破りをしておいて法に従っただけと法を守るを仕事とする検察(今検察は信頼なくしてますが)を前に押し立てて頬かむりしているわけです。中国は調子に乗って、尖閣はこっちのものだ、今件について謝罪と賠償せよと言います。ムカムカしますね。何を横着言いやがる!?もっともこれが自民党だったらどうかと言われれば、きっと同じようなことしていたんでしょうね、自民党には田中真紀子が外相時代に北朝鮮将軍様の長男をそのまま送還したという前歴がありますから。おいおい、どうなっていくんだ日本は。誰が日本の責任を取るんだ?誰が日本を動かしているんだ?どういう方向に進もうとしているんだ?非常に象徴的な発言をTBSの関口宏の番組で聞きました、どこかの大学の、いつも着物姿で登場する女教授の弁です、尖閣領土問題についてみんな日本が中国がと国同士の問題にしているが、そこに生きている漁民の毎日の生活を考えなければならないのだ、と。絶句です。何~に言ってる?国同士の了解あればこその安全操業、安全な暮らしです。確かに当地の漁民たちからは、これから中国からどんどんやってくる、日本は俺達を捨てた、なんて発言があるようです、これは確かなことで日本国民の安全を守ることこそが国(政府)の役割の筈です。だから国がしっかりしろ、そこから派生して、ちゃんと堂々と対応しろという論議にはなっても、国がどうのこうのではないだろうなんて言い放つのがまさに左翼思想です。びっくりすると同時にああ、こんなのが大学教授なんだから・・と呆れたことです。今に朝日などの左さん達が論点すり替えてズルズルにしていこうとするのでしょう。誰が日本を守るんだ?日本人が日本を守らずにどうする?憤り。まさに不全感、不燃焼感です。この政府に、左翼政権に日本が潰されます。これは本当に危ないんじゃないでしょうか。
コメント (4)
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