柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

嗚呼

2010-09-16 08:17:59 | Weblog
日本柔道、世界選手権で好成績です、いくつも金メダル獲ってます。こういう評がありました、あの山下の言葉でしたか、タックルが禁止されて日本の堂々たる柔道が日の目を見たといった趣旨でした。タックル防ごうとして皆腰が引けた姿勢で組む、道場で習う技が綺麗にかかる筈もないこと、それで近年の世界選手権やらオリンピックやらでの日本の為体だったという言い訳をよく聞きましたが、今回はルールが改正されたんですか。先の日曜に朝のフジTVのトーク番組に女子柔道の重量級の有名なメダリストが出て話してました、そのタックルのことを彼女達はこう言ってました、朽木倒しという立派な技なんだから、そして柔道が世界的な競技になって行く以上はこの変化に私たちがついていかねばならないと。現場はこうなんでしょうね、ルールが変われば従うのみ、です。あくまで立ち技、組み技の美しさに拘るなら、日本柔道大会を別個に立ちあげたらいいだけです。それも癪なら、世界のルールを日本流に戻すように政治的に働き掛ける。あれをタックルと、私たち外野がブーブー文句言ってるのと同じレベルで評価していたんでは先に進みませんよね。ちょうど現場の選手達の言葉を聞いた後でしたから余計にそう思いました。ルールいじるのは選手たちじゃないですからね、自国の選手を有利にしようとするあくまで政治的策略ですから。そう見切ると、つまらん話ではあります。
 民主党代表選、つまりは総裁選の結果について論評の花盛りです。剛腕が敗れたのは何故か。陳腐な解説ばかりです。小沢さん党を割るか。そんな推理物。実は内情はこうだった、という暴露モノ。二つ三つ読むだけで飽きてしまいます。産経抄が、菅さんの代表選後の演説引いて、412人内閣なんて言葉遊びしてないでとっとと仕事にかかれ!とやってます。412人内閣。こういう表現にはオゾゲが立ちます、背筋にいやーなものが走ります。これがこの人の、この人たちの本質なんですね、みんなでやればいいんだ、誰の責任でもないんだという奴です。私が全責任を負うと叫んだ小沢さんが嫌われるのはこういう体質の集団に向かったからでした。同じ産経新聞で佐々淳行が、今次の選挙はbetterを選ぶのではなくlesser evilを選ぶ二者択一だった、どちらも嫌という選択肢のない、無茶な選挙だったと斬ってます。その通り。多くの解説や論説を読むにつけ聞くにつけ、女房の見解が正鵠だと知ります。菅さんを選ぶ人達が民主党シンパなのよ。民主党を好きな人達は小沢さんみたいな人を嫌うのよ。国会議員は自分の利益が第一だから、世論もくそもないわけです。国会議員票が見事に拮抗したのは連中の性癖をこれまた見事に露呈したことでしたから。さて、今からですわ。怖いのは今からですよ皆様。日本が壊されていきますよ、嗚呼。
コメント
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