柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

高利

2010-09-29 08:18:04 | Weblog
辻元さん、こっそり民主党入りですって。新聞の片隅に載ってます。いや、こうなりたくて世間の耳目を集めて社民党抜けたんですから予定の行動なんですが、何でもいきなり民主党は国交省の役付きに重用するそうです。副大臣でしたからね。裏交渉はきっちりできていて、ピエロは福島さんだったってことでした。その福島さん、当地上関の原発反対運動視察に来ていました(御本尊を見たわけではありません、これも新聞ネタです)、すっかり影が薄くなって(というか元に戻って)。寄らば大樹の陰なのであります。離れてしまえば誰も相手にしてくれません。自分が大樹になるか、さもなくば大樹に寄るのみ。政治に限らぬ人の社会の大原則です。
 武富士倒産です。あれだけおしゃれに金貸し業を変身させた功績は大きいものでしたね。高利貸しというイメージを払拭して、自動支払機で金貸すなんて画期、金借りることは恥ずかしいことじゃないよと刷り込むCM。あのCMの威力は大きかったんでしょうね。高利貸しから金借りることへの後ろめたさ、罪悪感、自己嫌悪等々陰性の印象を薄め消してしまったのでした。当然焦げ付きも出る、取り立てはきっと昔のままだったんでしょう、ここまでソフトにやる筈もないことですから。借金のかたに娘を貰って行くぜ!の世界。所詮高利貸しじゃないか、と気付いた時には遅かった。あくどい取り立て風景が何度もワイドショーで流れましたね、映画そのままです。でも、このファッション借金ブームで一番利を得たのは弁護士達でしょう。グレーゾーンの高利は違法だと最高裁が判決下す前から、この手のトラブルは連中の金づるですから。あなたは利息を払い過ぎてます、私に任せなさい取り戻してあげます。やっとこ取り戻してもそのまま弁護士費用に流れるだけ、あるいは訴訟代持ち出しになった人もいるんじゃないでしょうかね、何のための訴訟だったのよ・・って。これも結局弱い者いじめの図式でしょう?もちろん後先なく、高い金利と知りつつ(本人は知らなかったなんて言うんでしょうが、これはてめぇのハンコじゃねーのかい?!と証文は強いですわね)借りた本人が悪いに違いないのです、そこに儲けの元がある商売ですから貸す方も当然の仕儀です。で、立ち往生しているところへ舞い降りてくる正義の味方、高利貸しより高くつく弁護士様の登場だ!!だったんでしょう?
コメント
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