柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

対立

2008-11-15 08:43:49 | Weblog
筑紫哲也の追悼文を立花隆が朝日新聞に寄せています。この組合せが何だか妙に思うのは私の思い込みなんでしょうか。亡くなった翌朝にどこだかの新聞に彼のコメントがあって、へぇ筑紫哲也ってのは評価が高い人なんだと(立花隆はおべんちゃらなぞ言わないだろうというこれも勝手な思い込みなんでしょうが)思ったのでしたが、追い打ち弾です。立花隆と言えば金権金脈田中角栄スキャンダルで世に出た人ですが、あの時からの付き合いだと書き起こされてます。へぇ、そうなんだ。興味深く読みました。文によると体制に呑み込まれない筋の通った(今風に言えば、ぶれない)硬骨漢に書かれています、追悼文ですから賞賛に傾くのは承知の上ですが、私はオウム事件の時のTBSの自分の番組でのあの顛末がイメージ強いのでどうだかなぁと。色々感想があっていいのでしょうが、多事争論のコーナー(これは有名でしたが)もなんだか「文句言いのおっさん」の態でしたから。時流に流されない。必ずその時流を作る人が一方にいるわけです。少数派として屹然と立つ一方では多数派を形成している人達がいるわけです。体制があって初めて反体制があるのです。西田幾多郎の世界ですか。所詮はどちらに与するかの問題です。どちらから見るかの違いです。
 巨人大粛清です。二岡のことは昨日載ってましたが、清水が出されます、西武へ金銭トレード。ロッテから獲ってきた小坂も飼い殺しの末楽天に売られました。余所の四番獲ってきて飼い殺しにして挙げ句売り払うは巨人の常套手段ですが(広沢、江藤、今に谷も出されます)、本当に原という男は好き嫌いはっきりして分かり易いやつですね。仁志が嫌い、二岡が嫌い、清水が嫌い。ゲーム見ていたら分かりますけれどね、一切出しませんから。若い奴らの台頭にごまかしてますが、実は違いますよね、もっと前からいびってましたから。連中も巨人ブランドを脱ぎたくないから息を殺してじっとしている。辛いことでしたねぇ。二岡の追い出しを見ていて思いだしたこと、その昔の広島、野村が入団した年。彼のポジションはショート。そこには高橋慶彦っていう大レギュラーがいます。山本浩二監督あれこれやってましたよ、当時広島にいましたよく球場に行きましただからよく覚えています、ショート(ピッチャーキャッチャーも)以外のポジションあちこちやらすんです。サードやったりファーストやったり。毎試合出すんです。高橋どう思っていたかなんですか、次のシーズンは野村はずっとショートで固定されました。高橋が出られない。すごいなと思いました。あれですかね、坂本と二岡の関係は野村と高橋慶彦との関係に似たり。この世界、実力以外にも当然ながら色々あるんですなぁ。
コメント
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