柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

リストラ

2008-11-26 08:43:16 | Weblog
バチカンがジョンレノンを40年ぶりに許したという記事です。これまたすごいこと、公式にはローマ法王庁はあの発言を許していなかったんですね無視するのではなくて。その発言、といってもビートルズファンでなければ何のことかわからぬことでしょうが、人気絶頂の頃、キリストとビートルズとどっちが有名と思うか?なんていう芸能記者の罠のような質問に、きっと確信犯的に答えたんでしょうがジョンがキリストよりビートルズと言ったというものです。あの後ものすごいバッシングが起こって不買運動に発展して、アメリカの地方のラジオ局がビートルズのレコードを持ってこいなんてキャンペーン張って、山のように持ち寄られたドーナツ盤やらLP盤やらをみんなで踏みつぶしている映像は私のようなマニアは必ず見ている有名な「史実」です。後でジョンが「謝罪」している映像もこれも有名です、そんなつもりじゃなかったって。当たり前ですわね、キリストの向こう張ろうなんて誰も思いませんよ。キリスト教徒何人いるんです?敵に回すんですか?って常識的にはそれくらいの話なんですが、ローマ法王庁は許してなかった。ジョンも以来その話題には触れなかったんでしょう、「史実」にはありませんから。問えばそれなりに毒を吐いたんでしょうけれど。40年ぶりの(例えばローマ法王庁発行の機関誌に特別に載ったというのではなく、普通の新聞の特集記事への寄稿だったそうですが)許しの文章はこうだったそうです、予想もつかない成功を受け入れようと懸命にもがく労働者階級の若者がつい自慢してしまったのだと、長い年月が経った今にして思う。なんとまた傲慢な・・という感想はいけないのでしょうかね。ジョンが聞いたら黙ってないんじゃないかと思うくらいです。長い年月掛けて気づくにしては陳腐なことで。労働者階級の下々が、なんてあからさまに蔑んで平気。もちろん相手はローマ法王庁ですからこのくらいの物言いは当然なのでしょう、日本の天皇様のように。でもこんな「許し方」なら三日後に出した方が懐の深さを示せたんじゃないんでしょうかね。成り上がりのチンピラの戯言とわかるまで何年かかってんのよ?!というわけでした。悠久の歴史に支えられた権威主義といういのはこういうものなのでしょう。
 中日中村、野村さんに気に入られて楽天行きです。二年三億円だそうです。まさに天と地とを行ったり来たりですか、近鉄時代に5億でしたかね、勇んで行った大リーグで薄給だわモノにならぬわ帰ってきて、オリックスとの賃金闘争に負けて放り出されて、落合に拾われて、年俸何百万から這い上がるサクセスストーリー、中日放り出されたら拾う神あり、という顛末。この男運がいいんでしょうね、そう括れそうです。もともと関西の人間で、阪神が獲る獲らぬで一悶着あって、そこからの野球人生です。セリーグでも通用することは証明されましたが、落合だけでなくどのチームも、広島だけでなく巨人もそうなりましたが、若手に入れ替えていきます、ロートルの居場所がなくなります、中村いい所へ行きましたよね。山崎がもう一踏ん張りできればこの二枚看板は結構いけるんじゃないんですかねぇ。二岡の都落ち、リストラ(横におまけでついてる林も可哀想なことです)移籍と違うのはやはり役者の違いなんでしょうか。リストラにはどちらも違いないんでしょうが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お里 | トップ |  »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事