柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ゴネ

2008-11-19 08:43:18 | Weblog
埼玉東京での厚生省事務次官狙い(なのでしょう)事件。テロと冠されています。こういうのが時代を感じますね、いままでこの手の事件にはテロなんて呼称はつかなかったですよね。テロの定義はどういうものなんでしょうか。昔社会党党首を刺した事件がありましたね、あれもテロですか。理不尽に人を殺傷する行為がテロリズム。なんだか横文字が嫌な気分です。日本語でちゃんと表現して欲しいです。無差別殺人、通り魔殺人という区別、これはテロじゃないんでしょうか。ある目的を持って、という条件が付きますか、テロと呼ぶには。今回は余程に年金問題で腹が立った末の犯行か、具体的な個人的怨恨か。後者なら、この二人の直接の部下だった者で、冷や飯食わされた者、こき使われたノンキャリ?、窓際にやられたキャリア組?。前者はちと考え難いんじゃないでしょうかね、退職した者をどうこうしても何にもならぬことですから。でも、義憤に駆られてなんて理由が怖いことでしょうね、次は俺か?と首撫でている連中にとっては。天に替わって悪を討つ!なんて思い込みが一番処置悪いことですから。連中、こういう事態になったらきっと逃げの一手です、所詮は事務方だ、立法府や内閣が決めたことを実行するだけのことだ、恨まれる筋合いはないって。そんなことないんでしょうけれどね。天誅!ってのが一番怖いこと、こういう手合いをテロと呼ぶにはあまり違和感はないですか。なんちゃら原理主義とかいうのと一脈通じましょう。でも、こっちであるなら、見ている分には(関係ない者にとっては)不謹慎ながら面白いことですわね。テロリズム。日本語でどう表現しましょうか。でも新聞やTVは目をつり上げて怒ってますよ。テロって言葉に過剰に反応している状態です。日経は社説で叫びます、民主主義社会の敵だって。これまたいつものことなんですが、こういう犯行と民主主義とどう繋がるんでしょう。理不尽な刃傷沙汰があるたびに民主主義への挑戦とやら書き立てる。自販機並みのステレオタイプ。怨恨にせよ義憤にせよ、民主主義と関係のないことでしょうに。
 民主党再びゴネ始めました。党首対談も不調だったそうです。小沢さんはなりふり構わず選挙へ一直線です、言うこと聞いてやるから早く選挙やれ、裏返せば選挙しないなら協力しない。なんちゃら協定をあっさり反古にして審議拒否です。こうなることは麻生さんわかっていたこと、それを知りつつ、世界情勢を理由にして選挙先延ばししている、負けると予想される選挙をするはずのないこと、亀井鬼瓦静香が言っていたように、野党に言われてハイそうですかと解散する総理がどこにいる?です。ここからが丁々発止なんでしょう。読売は社説で小沢さんを叩いています。世論がこうなるのを自民党は待っているわけですね。ま、他の面では首相迷走なんて文字も踊っているのですが。千載一遇の大チャンスが手のひらからこぼれていく。小沢さんの気持ちもわからぬでもないですが、民主党には政権任せられないでしょう。今にも小沢さん言いそうですもの、言うこと聞かないなら辞めるぞ!って。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする