柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

心変わり

2008-11-28 08:42:30 | Weblog
大麻吸った廉で解雇された元幕内ロシア人力士若の鵬が、力士の地位保全を求めての訴訟を起こしていますが(解雇はひどい、反省しているからもう一度相撲をとらせてくれという訴訟です)、露鵬とその弟も一緒に挙げられてバタバタしている最中に(この兄弟は吸ってないと否定してましたが)一方で進行していた八百長訴訟、これは相撲協会が週刊現代を名誉毀損で訴えたものです、つまり八百長なんてないのにという訴えです、それに応えるように私は八百長やった、依頼されたと証言して「ああ、やっぱりね」なんて世間を肯かせていたんですが、急に前言翻して否定したとの記事です。どうしたの?八百長がどうのこうのの問題は、黒鉄ヒロシがTVで喋ったりスポーツライターの玉木某が月刊誌に寄稿しているように八百長なんてこと言い出すこと自体が野暮なんだという次元で捉える向きもあります、つまり出来山(業界用語でこう言うそうです)をそう知りつつ楽しむのが本来だと。もちろんもう一つの見方はスポーツとして見る、正々堂々を前提とした(ガチンコ、これも元々は業界用語でしょうが)スポーツの一つとしての評価です。週刊現代の書き方やら訴え方は、全部を読んだわけではないのですが、八百長はいけないという「青い」意見とは他に、余りに堂々と恥もなく公然と行われていることへの非難でもあったのでしょう。文部省管轄で多額の補助金を受ける「神事」「国技」なればこその非難であったのでしょう。そのていたらくを叱る論調だったのでしょう。訴訟騒ぎになってしまったはむろん交渉不調によることなのですが、黒鉄らの意見に拠るなら相撲協会が大人げないことになりますね、言わせておけばいいのにということです。週刊現代側も嘘を報道したわけじゃないんだから当然受けるでしょうし。週刊現代側からは訴訟なんてしません(できません、該当する刑事罰がないでしょう、賭博なんてのがあれば別でしょうが)。その昔、西鉄を潰してしまった野球賭博(八百長)事件とは質が違うのでしょう。いや、八百長がどうのこうのではなくて、若の鵬の心変わりやいかが?ということです。取引があったんでしょうか。お前は正直に吸引を認めたし、自国の文化から考えれば無理もないことかもしれぬ、若気の至りというところで暫く謹慎の後の復帰を認めてやろう、その代わりにいらん事を言うんじゃない、なんて。突然の否定なんてのはそれこそ不自然です。それとも金握らせましたか。相撲協会の個人釣りでしょうか。片隅のベタ記事でしたが色々思うことでした。
コメント
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