柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

無理

2008-11-13 08:44:09 | Weblog
麻生首相こう読んだんだそうです、未曾有をみぞうゆう、踏襲をふしゅう。もう一つ指摘されているのは頻繁と書いてあるのをはんざつと読んだという点。後者は本人が言い訳しているように思い込みの類でしょう、彼の頭の中では一緒なんですこの二つが。前二者は違います、と言いたいですが頭の中でそういうセットになっていると言う意味では同じ間違いではあります。でも、がっかりですね。この手の間違いが、その人の持っている常識や知識や智恵の量や質、幅、深さを示す一番の指標、つまりその少なさ、見かけ倒しさを端的に示してくれる指標だと思っています。漢字の読みは本当にそうだと思います。いえ、漢字に限りません、英単語でも、カタカナ文字でもそうです。例えばシュミレーションやら戦争のことをワーと言ったりする類。普段に注意が足りないのです。普段にそう読んでいるから大事な場面に出てくるのです。こういうと子供の躾の話に波及しそうです、例えば箸の持ち方使い方、言葉遣い、敬語の正しい使い方などなど。普段に注意して直しておかないと大事な場面に大恥をかきます。時の人が図らずも示してくれました。でも、がっかりしました。それじゃぁ見たまんまじゃないですか。大金持ちのお坊ちゃんで、どうせ碌に勉強なんかしてないんでしょう、漫画が好きで、べらんめぇで、顔がひん曲がっていて、強引で・・なんて見てくれの一方で実はものすごく上品で博学で常識に溢れていてというコントラストを期待するわけです。それがこれじゃぁ・・。そのままかい?ちなみにこの手の間違いでもっと一般的なのはこれでしょう、破綻をはじょう、脆弱をきじゃく。おバカはどこまでいってもバカなんですよ。
 兵庫県知事のチャンス舌禍。さてさて。橋下府知事がさすがの私も不適切だと思うと和らげてくれて、石原都知事ももっと他のことで関西盛り上げろとうまく助け船出してくれてますが、当の本人が何?何?の状態、開き直るんならもっとちゃんと開き直りなさい。結局謝罪してちょんですが、東京一極化がそんなにいけないことですかね。つまり日本潰すに造作は要らぬ、原爆東京に落としゃよい、なんてこれまた不適切不謹慎言辞ですが、それほどに国の全てが東京に集中しているんでしょうが、それはそれで便利なことです。このIT時代にわざわざ出向いて云々の手間はいかがなものか、なんて向きが多いんでしょうが、それは東京やその近辺に住んでいる者達の言いぐさであって、地方の者には上京すればぐるりと回れるってのはとても便利なことですから。どの機能を関西に持ってくるんです?必然があって東京に集まった機能です。移ってくるべきものであれば自然に関西だろうが北陸だろうが九州だろうがに分散しましょうに。東京ばかりが優遇されるのが知事として(東京対その他の地方自治体という行政上の構図で)腹立たしいのでしょうかね。そうなら私達にはわかりにくいことではありましょうが。
 脳梗塞発症が上司のパワハラによるものとして労災認定されたんだそうです。私が医者になった頃には心臓と脳とは労災は降りないと言う常識鉄則がありました。こっちも、心筋梗塞やらくも膜下出血やら脳卒中は純粋に病気ですから労働災害には当たらないと単純に理解していましたが、最近は違います。いつのどの例が端緒だったのかは知りませんが、一旦こっちのほうに緩和されると人権裁判官ばかりですからね、どんどん緩んでいきます。パワーハラスメントで脳梗塞?因果関係ありですって?医学的じゃなくて法律的に?わかんないですね。被害者の心情(怒り憤り)だけが理由で?えらい判断基準だと今も思います。労災というには無理がありますよねぇ。そう思われませんか?
 
コメント (4)
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