柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

大甘

2006-08-03 08:39:48 | Weblog
阪神つまらんですな。巨人、4番しか打たないのに二試合ともその4番に打たれて負けています。アホちゃうか!?高校野球もすなる全打席敬遠というものすべし、です。中日が負けているときにこそ勝たんといかんというのに、同じようにしかも巨人に負けて・・とほほのほです。
 亀田、あれは違いましょうね。11Rなんかクリンチクリンチでやっと立っていただけ。解説のアホ元チャンプ達も「世界の壁だ」とやら「ここで覚えればいいんです」とやら、負けた時用の慰め言葉(誤魔化し)の連発でした。home town decision はよくあることですが、ボクシング界の慣例だそうです。ジャッジ達を「あご、あし、女つき」で接待するんでしょうね。金ですか?気持ち悪いくらいべたべたの TBSでしょう、スポンサーは。つまらんことですなぁ。ああのこうの言われんためにKOする、ホームで負けぬにはKOされねばいい、というわけです。ガッツ石松が「立っているだけでチャンピオンか」と言ったとか。そういう世界なんでしょう?試合後のあの芝居がかった判定のアナウンス聞いて、ほとんど全ての人が思ったでしょうね「嘘じゃ!」それを当地の方言ではヤシと言います。あれはヤシでした。大ヤシです。とまれ、大金を手にする連中ですが、いらん世話ですが、本人よりも親父が心配ですな。褒めそやされてこれまた大勘違いしそうですから。
 王さん、痩せちゃって。胃袋を摘って除けたのですから当然ですが、まだまだもっと痩せますよ。お気の毒なことですが、どうかどうか世の中の好奇の的にはなられませんように。長嶋にはなられませんようにと祈るばかりです。あなたは野球界の唯一の良識ですから。
 奈良の放火殺人高校生の父親の手記が公表されています。この父親の馬鹿さを示すだけの代物です。ただの暴力親父、受験エリートになり損ねた怨念を処理できない未熟さ、弱い者に発散する卑怯さ。浮き彫りになるのはこういうことばかりですが、この手記なるものの幼稚さはどうです?吐き気がします。会話をそのまま提示しているかたちですが、自分のことをパパと書くわ、内容も幼稚そのものだわ。もっともこの事件も、虐待と同じく赤の他人を傷つけたのではないわけです。自分たちで解決していけばいいことなのですが、そうであるならそれなりの文章があろうと思うのです。そう思われませんか。この親にしてこの子ありと、月並みに流すしかないのでしょうか。
 医師の行政処分について昨日TVで特集していました。刑事処分を受けた医者を、次に厚労省が行政処分するということです。業務上過失致死罪に処せられた医者を、医師免許剥奪とか医業停止とかの処分することです。で、まったくもってこれが大甘なのです。過去に剥奪の例はないのです。高々2年の3年の医業停止がせいぜいです。刑事処分も全て執行猶予がつきます。つまり、無茶をやって人を殺した医者でも何年かおとなしくしていればのうのうとまた医者ができるというわけです。牢屋に入るのでもありません。医師会も、あまりに身内に甘くし続けて来たことによって自らの首を絞めることになっていることに気づくべきです。いや、気づいているのですが手を下さないのです。仲良し集団でいたいのです。つまらん事です。身を厳しく律してこそ周りの信頼を得るのでしょうに。どこもかしこも緩んでいます。諸兄、我が身をきちりと律しましょうぞ。
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一般則

2006-08-02 08:40:59 | Weblog
亀田、さて今日どうなりますかね。野球でよく言うでしょう、得意なコースの真横に苦手なポイントがあると。あれは一般に成り立つ真理と思っているのですが、この兄ちゃんそれを証明してくれました。自分はあれだけ相手を小馬鹿にした態度をとるのに(これをパフォーマンスと囃し立てるマスコミもお先棒を担いでいるのですが)、相手にやられるとああですわ。そして何とも情けないあの親父。心理戦なんかじゃありませんね。単なる恫喝脅し。なんともガラの悪いこと、目を背けますな。勝てよ、そうでなければ国中から大バッシングぞ。
 先日、幼児虐待について書きました。助けるんなら敢然と引き離せと言いました。でも、今日の記事です。虐待の疑いの濃い、大やけどした一歳児を、暴力団員の父親が無理矢理に病院に取り戻しに来るという事件です。気持ちも萎えますね、確かに。大騒ぎしながら、人の子を返さんとは何事ぞ!?とこう言うときには恥ずかしげもなく正論を大声で吐く。萎えますね、もう勝手にせい!ですわね。私のような短気者にかかると、大口論の末に返しそうです、これではなんの進歩もないことです。ううむ、やはり放置が原則ですか。そこまで手を突っ込む必要などないという理由です。子は国の宝だと妙に位置づけると、それこそ「生類憐れみの令」になってしまう虞が大です。保護にたかる連中がきっと出てきます。でも、態度をしっかり決めないといけないのは確かじゃありませんかね。被害児が出るたびに、それ見たことかとマスコミが大叩きするんですから。それを私達が読まされるんですから。悲劇の連鎖を切るか、個人差として放置するか。当人が悲劇、よくないことと思っているかどうかという根本的な合意はまだできていないのですが。
 埼玉のプール事件、これも公共の仕事は誰の責任でもないという一般則の証明でした。委託業者がそのまま下請けに丸投げしていたなんて事実が暴露されています。これはよくあること、ここを責め始めたら日本中ひっくり返ります。市側も、随意契約といって、なんのチェックもなく毎年毎年契約を継続していただけなんです。誰が悪いんです?市長が謝るしかないことだけは正しいようですが。プールの監視員を怒りましょうか?下請け業者を訴えますか?たたかれてたたかれて安い料金で請け負っている仕事です、やっつけにもなるでしょう?事件は起こるべくして起こるんでしょう、それは人知を超えた大なる力、流れによるもの、そうは思っていますし皆そう思って諦めていくんですが、後出し後出しでああだったこうだったと暴露されていくのも、当事者にとっては辛いことでしょうね。反省のためには、次を起こさないためには大切な検証だと言うは簡単ですが、しかし次が果てしなく続くんですよね。また同じ事がどこかで起こるんです。それが人の業なのでしょう。となれば、大なる力の所為ではなく、やはり人災ですか。ううむ、トップの意識の差、公共を思う丈の差ですか。ううむ。
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危うい平衡

2006-08-01 08:39:35 | Weblog
内館牧子さんをご存知ですか。横綱審議会の委員、カルト集団摂理の教祖が狙うタイプの対極におられる方です。辛口の論評する人ですが、日経新聞のスポーツ欄のコラムに露鵬の勝ち越しに疑義を表しています。相撲協会も甘ければ、大獄親方(この人は元貴闘力です、大鵬の娘婿、ですから露鵬は大鵬の弟子でもあるわけです)も大甘だと。3日間の出場停止の末、千秋楽に変化相撲で勝って勝ち越したのが気に入らぬのでしょう。気持ちはわかりますが、本人は指示に従って、ルールに沿って勝ったんですから咎められる謂われはないわけです。本人がそれでも「反省」して、勝ち越しはしたけれども番付を下げてくれと言い出すとか、そういう展開を期待する伝統尊重派、形式美重視派なのです。本人が言わないのなら親方がそう言え、という論調です。大鵬さん、あなたがついていてどうしたのよ!です。勝ち越せばいいというプロ根性を、品性に欠けると咎めています。うむ、私は賛成です。相撲とはそういうものだと思います、レスリングやボクシングとは歴然として違うのです。でも、きっとこういう考え方も現場では薄れ薄れいくのでしょうね。社会の成熟の一環です、爛熟です。
 ガソリン代が上がります。町行く人にインタビューしています、車より電車にするとか、もうドライブを気軽に楽しめないなんて声を拾ってお茶を濁しています。そんなことないでしょう?今まで何回も値上げされてきたじゃないですか、誰か乗らなくなりましたか?馬鹿馬鹿しい。トラックの運転手も、エアコン切るとか言ってますが、それこそ三日坊主でしょう。便利さに一旦慣れると、使わぬわけにはいかないのです。使うな、なんてことが続くわけがありません。やがてガソリン代が高いということにも慣れます。いつものような暮らしが続きます。ガソリン代が上がって、実際に倒産する企業が今まであったのでしょうか。さてさて。
 レバノンの一連の事態、人ごとでしょう?国連(安全保障理事会)の顛末も身勝手でしょう?北朝鮮の時は中ロが反対する、中東問題では米英が賛成しない。どの国も、世界平和なんてこと考えていないのですよ、我が国の利益ばかりです。そのせめぎ合いの場が国連です、安保理です。北朝鮮が誰を拉致しようが、ミサイル打とうが、自国や自国民に禍をもたらさない限り人ごとです、それは日本にとっての中東事情と同じ事です。アメリカにとってどちらが大切でしょうか。ロシアは?各紙の中東事情に関する社説読むに、通り一遍の常識論、正論ばかり。致し方ありません、人ごとですから。世界平和、ですか。局地的紛争がどれだけあって、平穏な地域がどれだけあるか。所詮その加減算です。人種間民族間の紛争は人間の業です。ソ連が軍事的強権的に無理矢理括っていただけのことで、一旦緩めば東ヨーロッパはあの顛末です。腕ずくでイスラエルを建国したお陰で中東の火種は絶えません。世界平和など幻です。くどいですが、サンダーバードやら月光仮面はいないのです。だから、日本が戦争放棄するのは、それはあなたの勝手、そんなことで世界平和がもたらされるわけがないじゃないですか。どの国も今のところ日本に攻め込んだりしません。でも、それだけのことですよね。そういう危うさの上に立っているんだという認識が要ると、思われませんか?
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