柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

一般則

2006-08-02 08:40:59 | Weblog
亀田、さて今日どうなりますかね。野球でよく言うでしょう、得意なコースの真横に苦手なポイントがあると。あれは一般に成り立つ真理と思っているのですが、この兄ちゃんそれを証明してくれました。自分はあれだけ相手を小馬鹿にした態度をとるのに(これをパフォーマンスと囃し立てるマスコミもお先棒を担いでいるのですが)、相手にやられるとああですわ。そして何とも情けないあの親父。心理戦なんかじゃありませんね。単なる恫喝脅し。なんともガラの悪いこと、目を背けますな。勝てよ、そうでなければ国中から大バッシングぞ。
 先日、幼児虐待について書きました。助けるんなら敢然と引き離せと言いました。でも、今日の記事です。虐待の疑いの濃い、大やけどした一歳児を、暴力団員の父親が無理矢理に病院に取り戻しに来るという事件です。気持ちも萎えますね、確かに。大騒ぎしながら、人の子を返さんとは何事ぞ!?とこう言うときには恥ずかしげもなく正論を大声で吐く。萎えますね、もう勝手にせい!ですわね。私のような短気者にかかると、大口論の末に返しそうです、これではなんの進歩もないことです。ううむ、やはり放置が原則ですか。そこまで手を突っ込む必要などないという理由です。子は国の宝だと妙に位置づけると、それこそ「生類憐れみの令」になってしまう虞が大です。保護にたかる連中がきっと出てきます。でも、態度をしっかり決めないといけないのは確かじゃありませんかね。被害児が出るたびに、それ見たことかとマスコミが大叩きするんですから。それを私達が読まされるんですから。悲劇の連鎖を切るか、個人差として放置するか。当人が悲劇、よくないことと思っているかどうかという根本的な合意はまだできていないのですが。
 埼玉のプール事件、これも公共の仕事は誰の責任でもないという一般則の証明でした。委託業者がそのまま下請けに丸投げしていたなんて事実が暴露されています。これはよくあること、ここを責め始めたら日本中ひっくり返ります。市側も、随意契約といって、なんのチェックもなく毎年毎年契約を継続していただけなんです。誰が悪いんです?市長が謝るしかないことだけは正しいようですが。プールの監視員を怒りましょうか?下請け業者を訴えますか?たたかれてたたかれて安い料金で請け負っている仕事です、やっつけにもなるでしょう?事件は起こるべくして起こるんでしょう、それは人知を超えた大なる力、流れによるもの、そうは思っていますし皆そう思って諦めていくんですが、後出し後出しでああだったこうだったと暴露されていくのも、当事者にとっては辛いことでしょうね。反省のためには、次を起こさないためには大切な検証だと言うは簡単ですが、しかし次が果てしなく続くんですよね。また同じ事がどこかで起こるんです。それが人の業なのでしょう。となれば、大なる力の所為ではなく、やはり人災ですか。ううむ、トップの意識の差、公共を思う丈の差ですか。ううむ。
コメント
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