柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

言い分

2006-08-17 08:40:08 | Weblog
オシムジャパンの試合を見ました。前後の監督談話が楽しみだという「二度美味しい」チームですが、試合はあれれでした。日本のサッカーは上から下まで、パス回し優先、シュートは二の次、体力スピードは銘々の責任という方針なのですねぇ。若い奴らが出てきても、中村じゃぁ中田じゃぁと同じ動きスピードに見えます。そして何と言っても打っても打ってもふにゃふにゃシュート。これじゃぁ勝てんです。いや勝ったんですが、普通にスピードのある相手には歯が立たんでしょう。素人目にも明らかでしたが、如何思われましたか?羽生という小さな選手、この人はスピードと運動量があって目立ちましたね。彼がオシム好みのタイプなんでしょう。
 さてさてまた気の重い事件です、国後島近くでの漁船拿捕劇、銃撃戦にまで発展し一人の死亡者が出ました。中韓に続いて次は露というわけです。小泉さんも安倍さんも夏休みなんですかね、麻生さん強硬です。駐日大使を呼ぶ、駐露大使に即座に抗議に出向かせる、珍しく迅速且つわかりやすい対応です。銃の発砲に至ったのですから、向こうさんの責任者が余程の短気者か日本嫌いかでなければ、やはり相当の出来事があったと見るべきでしょう。事実関係の確認(政治家の常套語ですが)が急がれますが、麻生さん言っておられた通り向こうの言い分とこっちの言い分はおそらく食い違います、その上での交渉事です。密漁者を駆逐拿捕するは許されることなんでしょう、日本海で北朝鮮の船を追撃したのも同じ事ですから。あちらさんは単なる密漁ではなく何らかの工作目的の領海侵犯だったが、こっちは単純な密漁だろうに。そこまでやらずともいいじゃないか!という抗議になるんでしょうが、それは通らぬ理屈でしょう。露は「密漁者の取り締まりを日本政府はしていない」という反論をしていることからも、こういう衝突は日常のことだったのだろうと容易に想像がつきます。事実関係の把握は大事ですが、都合の悪いこともぞろぞろ出てくるんでしょうね。大事が起こった際のどたばたは世の常ですが、TV放映される母親の涙と混乱ぶりが今は世の中の心を覆っています。
コメント
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