柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

安倍総裁へ

2006-08-11 08:41:00 | Weblog
北朝鮮に不正輸出したり(これは彼の国人がやることですからやりそうなことです)、自衛隊員やら一流企業社員がスパイ行為したりと、なんだか007の世界のような現実です。諜報活動の重要性をさかんに訴える学者が多いですが、ばれたら殺されるのは忍者の時代から変わらぬ運命のようですね。間者と呼ばれた時代と変わらぬ必要性。人の世に進歩などないのです。世界平和などは嘘まぼろしなのです。
 安倍さん、いよいよ本決まりですか。おらが国さの宰相誕生はまことにめでたい限り、6人目というのもいい響きです。でも、あれだけ小泉さんが言い放った「自民党をぶっ潰す!」でしたが、派閥は全く解消されていないのですね。橋本派ばかりが目の敵、思惑通りそれは潰れました(ご本尊まで亡くなりました)が、自分の派閥(森派)にはさすがに手をつけられず、他にTV聞いているにたくさんあるんですね弱小派閥が。多数決が全ての世界ですから、数を揃えることが最優先、集まり群れるが性になっている人々にとって、派閥は悪どころか安寧の場なのです。潰れるわけがありません、当たり前でした。橋本派が潰れて、他の派閥が生まれるだけでした。権力がその先にあるから連中は群れるわけです。勝ち馬に乗る、なんていう下品に落ちます。安倍さんも数がなければ上がれないのです、それが民主主義ですから。自民党総裁選挙に誰が出そうで、誰が取り下げたなんて話題を聞くたびに、民主主義という制度の限界を感じます。衆愚を許すしかない制度であるからです。いえ、適当な対案があるわけではありません。優れ者の独裁など、形式的には選択肢があるのでしょうが、一代限りのことです、長の繁栄には繋がりますまい。限界なのでしょうね、自由主義、民主主義の限界が見えてきたということなのでしょう。そう思います。
コメント
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