柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

天下国家

2006-08-08 08:39:41 | Weblog
岩国、基地の空港の民間利用を推進するための総決起集会なるものが催されたそうです。地元選出の国会議員やら県会議員に加えて周辺地域のお歴々が壇上に並んでのよくある風景が放映されていました。市長が障害、と記事が打ちます。ふむ、こうやって外堀が埋められていくわけです。というか、予定の窮地に寄せられていくわけです井原さん。あの住民投票もものかは、市長選挙での圧勝もものかは、です。国策には抗えないという図ですが、そもそも抗う目的は何だったのか。他の地域にない負担を多額の補助金交付で相殺してきた何十年の歴史を今更に否定もできないでしょうにね。イデオロギッシュなスタンドプレー型の反対ならば、もういい加減に(予定)合意に向かうべきでしょうね。そう思います。
 岐阜県庁の裏金づくりには呆れますねぇ、連中のやりそうなことですが。で、誰の責任でもなくなりますよ、前の知事やら副知事やらが怒られましょうが、それだけのことで終わるでしょう。税金だから使えるんですよ、処理に困って捨てたりできるんです、所詮人の金です。そんなに金が欲しいですかね、人の金で酒飲んだり飯食ったりをそんなにしたいものですか?いや、したい人はしたいんでしょうからね、つまらん質問でしたが、まっこと水戸黄門の悪代官そのままですね。きっとそれを糾弾する者が何人もいたんでしょうがもみ消されて抑え込まれて。さて、黄門様だけがいないという世の中にありがちな構造汚職。果てのないことです(構造汚職なんて言葉に置き換えてしまうと、そこで一件落着した気分になるのがまた汚職を絶てない理由なんですが)。
 国民保険料の滞納が4年間で871億円だそうです。で、役人達は取り立てもしないんですって。そんなことしていながら、大声で保険制度の危機を叫んでいるのです、財源がないないとね。馬鹿馬鹿しいこと。役人のやりそうなこと、文句言う奴にはからきし弱いんでしょう。で、取りやすい所からばかり取り立てる。所得のある高齢者負担が2割、3割に引き上げられます。こういう安易な姑息策が長続きするはずがありません。「出るを抑えて、入るを図る」金を回す原則中の原則ですが、入るを図らずに何が財源でしょうか。で、きっと連中は格差社会やら貧富の差とやらを言い訳の種にしましょう、冗談じゃない、もともとこの国民皆保険制度は貧富の差を超えて国民に広く医療の恩恵を及ぼすことが理想理念であったのです。格差を超えるためのものを格差を理由にして崩す。本末転倒です。出よ、10年20年先を見据えて考えられる傑物よ。祈る思いです。
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