柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

お先棒

2006-08-28 08:38:40 | Weblog
バスケットボールはお嫌いですか。私は下手の横好きで今も真似事やらせてもらっていますが、今世界選手権が日本で開催されています。この業界もサッカーと同じで、NBA見た後に日本の実業団のゲームを見るとあれれこれだけ違うかとびっくりします。見慣れていない人でも気がつくと思います、スピードの違い、パワーの違い、個人技の違い、そして何と言っても体格の違い。サッカーのワールドカップで言われた批評がそのままこっちにも当てはまります。18点差をひっくり返されて負けた試合もそうでした。バスケットで18点はまずセイフティリードです。野球ほどサッカーほどには市民権のないスポーツですから、ああそんなもんなんだ、で済まされていますが、この種目も世界との差は果てしないものです。田臥はどうなったんでしょうね。
 朝日新聞で論説主幹が加藤紘一の実家放火事件をとりあげて、「テロとの戦い」はどうした、との見出しを打っています。小泉首相やら安倍官房長官やらからの談話のないことが気に入らないという論旨です。あれは歴然たるテロ行為なのだからちゃんと対応しろ、でないと「こうして靖国参拝について、異議を唱えにくい空気ができていく」「足元の「右翼のテロ」とは戦わなくてもよいのだろうか」と続きます。昔尼崎でしたか朝日新聞の支社が暴漢に襲われ事件が起きました、この事件は自社の絡みだからでしょう、長く長くキャンペーンも張り報道続けています。でも、その他のものは、どのマスコミもそうですが、すぐに飽きてしまうでしょう?秋田の娘投げ落とし事件はどうなったんでしょう、数多く紙面やワイドショーを賑わせた猟奇事件やら殺人事件やらはどうです?ワー!と集って大騒ぎして、そしてすぐに手を引く。そしてみんな忘れていく。忘れるように持っていくのがマスコミじゃありませんか。この事件でもそうです、新聞やらTVやらが続けて報道しましたか?放火がありました、加藤議員の実家でした、おそらく政治的な思惑があるのでしょう、で終わり。靖国の問題(問題でも何でもありませんが)も、8/15を過ぎると終わり。小泉さんのあの行為が解決させたのでしょうが、いいえ、毎年8/15までのイベントなんです。お先棒担いでいる、というか煽っている張本人がマスコミじゃありませんか。自分たちの煽りが、粘りが足りぬだけであるのに、またまた人の所為にする。加藤議員も、その必要があるならもっともっとマスコミに露出して世論に訴えればいいことでしょう?
 要は、政府からの正式声明のなかったこと、その後梨の礫であることが気に入らぬのです。それが彼らの返答なんでしょう?問題意識が足らぬと言うなら、あなた方がもっともっとキャンペーンを張って世論形成すればいいことでしょうに。そう思います。人の所為にしちゃいけません。
コメント
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