ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

カシーナ カナミッラの特別なディナー@中目黒

2014-12-16 10:30:01 | レストラン&店
International A.S.I. Sommelier Diplomaを持つ 森上 久生さん がシェフソムリエを務める
「リストランテ カシーナ カナミッラ」 に、先日ようやくお邪魔できる機会がありました。

北イタリアのピエモンテ州のトリノで4年半修行した岡野健介シェフ が腕を振るうリストランテです。
ここは私の友人知人たちのファンが多く、いつも彼女たちの写真を見て、私も早く行きたい!と思っていた念願の店でした。

この日はワイン生産者のワインと合わせるディナーで、多くのお皿が並びました。
今回は、お料理だけを紹介します。




ロビオラ ロッカヴェラーノチーズのムースと サラダ はちみつのサルサ

ピエモンテ産の山羊チーズとハチミツのやさしい組み合わせは、ソーヴィニヨン・ブランにピッタリ。



尾崎牛のタルタル 白トリュフのスライス

宮崎産の尾崎牛のタルタル+アルバ産の白トリュフという豪華な組み合わせ



タルタルには臭みはまったくないのは尾崎牛だから、とのこと。
タスマニア産のマスタード(手前)のプチプチ感がアクセントを添えてくれました。
このお皿には、シャルドネがハマりました。



レンズ豆とスペルト小麦のズッパ

むちっ&ぷちっとした食感のスペルト小麦がいい!
ミネラル感があり、野性的な感じもありながら、自然な味のスープ。
意外かもしれませんが、マルベックの赤ワインとの組み合わせが私のお気に入り。



鶉(うずら)のロースト 豆腐とバルサミコ

ここにもアルバ産の白トリュフが
豆腐とバルサミコで作ったディップが甘酸っぱく、ピノ・ノワールの赤ワインとの相性を高めてくれました。



真鯛のヴァポーレ 黒米とルーコラ

真鯛には柚子の風味が加えられていました。フレッシュトマトと黒米がスープに入り、カルドンチェッリ茸が添えられた、手の込んだ一皿。
真鯛にはソーヴィニヨン・ブランが、個人的には落ち着く組み合わせでした。



アニョロッティ ダル プリン 白トリュフ添え

ラビオリに似た、詰め物をした小さなパスタ“アニョロッティ”が、アート作品のように黒いプレートに散りばめられています。中身はウサギ肉、チリメンキャベツ。メルロの赤ワインと。
これは個人的な好みですが、手を付けると作品を壊すような感じがするので、私はもっと素朴なスタイルで出していただく方が落ち着きます



ニョッキとフレッシュポルチーニ イタリアンパセリのスキューマ

食感が独特のニョッキは、大好きな食材です。
ソースにパルミジャーノ・レッジャーノチーズが加えられ、濃厚でウマイ!
カベルネ・ソーヴィニヨンとの組み合わせが絶妙でした。



尾崎牛の炭火焼 フレッシュポルチーニ添え

前菜にタルタルで登場した尾崎牛が、メインで再登場しました。
素晴らしくいいお肉です。味噌と合わせたニンジンのピューレの鮮やかな色が目を惹きますが、それだけでなく、味噌がいい感じに旨味、深みを添えてくれています。フレッシュポルチーニの歯ごたえも良かったです。これには上等なカベルネ・ソーヴィニヨンを。



モンテ ビアンコ 柿のソースとほうじ茶のジェラート

美しくデコレーションされたドルチェは、最後の最後にテンションを上げてくれます



ほうじ茶のジェラートが、まったり&さっぱり
モンテ ビアンコは、いわゆる栗のモンブランですが、姿のカワイさにノックアウトです




昼は気軽にパスタから、ディナーでは皿数の多いコース料理がいただけます。

リストランテですが、堅苦しい雰囲気はなく、くつろぎを感じながら食事とワインを楽しめます。
ワインは、イタリアにこだわらず、世界中から厳選したものを置くようにしている、とシェフソムリエの森上さんがおっしゃっていました。

中目黒の目黒川沿いにあるので、今の季節ならクリスマスの青いイルミネーションを、春には桜の花を窓から眺めることができます。
個室もあり、接待や食事会にも使えますので、覚えておくと心強い店だと思います。

ごちそうさまでした


Ristorante Cascina Canamilla   リストランテ カシーナ カナミッラ
東京都目黒区青葉台1-23-3 青葉台東和ビル2F
TEL:03-3715-4040
http://www.canamilla.jp/

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