ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

第48回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール世界大会結果

2014-12-03 15:30:00 | レストラン&店
第48回<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール インターナショナル(パリ)の結果報告リリースが届きました。

このコンクールは、世界で活躍するグラン・シェフへの登竜門となる、料理人にとっては非常に重要なコンクールです。
世界大会では各国の大会で優勝したシェフにより、世界NO.1の座が競われます。

日本の選考会「第48回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール・ジャポン2014」は、2014年9月2日に最終選考会が行われ、その結果、川本善広さん(ホテルグランヴィア大阪)が優勝し、世界大会への切符を手にしました。

※「第48回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール・ジャポン2014」結果 →コチラ



世界大会「第48回<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・インターナショナル」 は2014年11月25日に、フランスのパリ商工会議所フェランディ校で行われ、同日夜に、ホテルジョルジュ・サンク(パリ)で結果発表式が行われました。

ファイナリストは6名で、フランス2名、日本、スイス、ベルギー、オランダが各1名。
フランス代表のひとりは高柳好孝氏(ホテルムーリス、パリ)でしたので、第48回の世界大会は日本人は2名となりました。
国際ファイナルで日本人が2名参加するのは、第46回でもありました。



優勝ジョナサン・ザンドベルゲン(Jonathan Zandbergen)
   (オランダ、アルメレ レストラン・ヘット・ヴェルヴュィ)
2位: ニコラス・ヘンシンガー(Nicolas Hensinger)
   (スイス、クリシエ ホテル・ド・ヴィル)
3位:川本善広(Yoshihiro Kawamoto)
   (日本、大阪 ホテルグランヴィア大阪)


左端が高柳氏、右端が川本氏、カップを手にしている男性がジョナサン・ザンドベルゲン氏



第48 回コンクール・インターナショナルテーマ
 -1人5時間でテーマ料理と課題ルセットを制作

2 ラーブル・ド・リエブル- 8人分
1種類の課題ガルニチュール:シャテーニュをベースにしたもの1種とポティロンをベースにしたもの1種
1種類の自由ガルニチュール、ソースまたは、ジュを添える

審査委員長による課題ルセット
パン・ペルデュ・オ・ポム・レーネット・エ・クレーム・アングレーズ- 8 人分
皿盛り、ソーシエールに入れ添える
ブリオッシュ・ナンテーズ800g(長方形)は用意済



優勝した ジョナサン・ザンドベルゲン 氏(Jonathan Zandbergen)

見た通りのワイルド系イケメンシェフなので、今後は日本でも人気が出そう?
ぜひ名前を憶えておいてください。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2回ドイツパンでワインが飲みたい【補足編】

2014-12-03 10:00:05 | レストラン&店
「第2回ドイツパンでワインが飲みたい」 のリポートを【前編】【後編】の2回連続でアップしてきましたが、書ききれなかったことがありますので、【補足編】としてアップします。

まず、思いもかけず、出していただいたデザートチョコレート系でした。


左)ガトーショコラ  右)ショコラムース(丸い透明瓶に入ったもの)
※どちらかをチョイス

チョコレートなら、今回のドイツの赤ワインに合いそう!
ということで、マッチングをためしてみました。



濃さがあり、しっとりふっくらとしたドルンフェルダー(左)はどちらも合います。
濃密でビロードのようなテクスチュアのレンベルガー(右)はガトーショコラの方がより合い、
繊細なシュペートブルグンダー(中)にはチョコレートの味は強すぎて、むしろ、ガトーショコラにかかっている甘酸っぱいベリーソースがピタリと合いました。

チョコレート系のデザートには、濃さと力強さがあり、しかもなめらかな赤ワイン が合いますね



さて、今回の会場となったお店 「メッツゲライ・ササキ」 さんについて。
“メッツゲライ” とは、ドイツ語で“豚肉加工品店”のことで、フランス語では“シャリュキュトリ”と呼ばれます。

田園調布の駅前に店を構えるメッツゲライ・ササキで提供されるハム、ソーセージ、ベーコン類は、ドイツで修行して資格(“ゲセレ”といいます)を持つ職人が作っており(ササキを運営する親会社の職人)、店のシェフが店内でパテ、リエット、テリーヌなどを作っています。

ササキのシェフは、フランスで5年半修行し、“シャルキュトリエ”という資格を持つ職人で、しかも、若く小柄な女性シェフなのですから、驚きです!

本場仕込みのシャルキュトリを手軽にいただくなら、ランチタイムがオススメ。


二人で行けばシェアできます


寒い日には煮込み系のあたたかい料理が嬉しい

もちろん、ディナータイムにも、シャルキュトリ、ハム、ソーセージ類をはじめ、さまざまな料理が楽しめます。
ワイン もグラス1杯から注文できます(ランチタイムでも飲めます



その他のデリも充実 し、ショーケースにあるものはすべてテイクアウト できますから、家でゆっくりと楽しむのもいいですね。


メッツゲライ・ササキさんの入り口に野菜の直売コーナー発見!



メッツゲライ・ササキさんでは、クリスマス用のテイクアウトメニュー の販売も行ないます。オードブル盛り合わせ、アルザスの特別な器で焼き上げるパテ・ド・カンパーニュなど、さまざまなメニューが用意されています。
同店のFacebookのタイムラインにメニュー表がアップされていますので、興味のある方はチェックしてみてください。

クリスマステイクアウトメニューの申込締め切りは12月14日(日)、
お受け取り期間は12月19日(金)~25日(木)13:00~20:00 ですので、ご注意を!

メッツゲライ・ササキ Facebook
https://www.facebook.com/MetzgereiSasaki



今回のパンをご用意くださった 「ベッカライ シュタインメッツ」 さんは、ササキさんのお隣のパン屋 さんで、店内が1枚のドアでつながっています。

シュタインメッツの店長兼ベーカーはドイツでベーカー修行を積んだ方で、こちらも若く小柄な女性。


この細腕で、1日中パン生地を捏ねているとはスゴイ!

上の料理の写真に添えられているのは、すべてシュタインメッツさんのパンです。
ランチタイムだけでなく、もちろんディナータイムにもシュタインメッツのパンが登場します。

ササキさんで食べ、デリをテイクアウトしたら、シュタインメッツさんのパンもやはり買いたくなります。



クリスマスの時期限定の “シュタインメッツ シュトレン”(1728円)もオススメです。
クリスマスパーティーが盛り上がること間違いなし



隣り合うこの2店は、ワイン好き、美味しいもの好きには最強ですね




Metzgerei SASAKI (メッツゲライ・ササキ)
東京都大田区田園調布3-1-3
Tel.03-5755-5971

ベッカライシュタインメッツ 田園調布
大田区田園調布3-1-3
Tel.03-3722-5566

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする