ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

第2回ドイツパンでワインが飲みたい【前編】

2014-12-01 12:21:32 | パン
ドイツ食品普及協会の代表の森本智子さんと一緒に ドイツパンでワインが飲みたい というセミナーを不定期に開催しています。

その第2回 「深まる秋にメッツゲライのデリと楽しむドイツパン&ドイツの赤ワイン」を、11月30日に、田園調布のメッツゲライ・ササキさんにて行いました。
※セミナーの告知記事は コチラ

このセミナーの主役は、もちろんまずはドイツパン
もうひとつはドイツワイン です。
盛りだくさんになりますので、前編ではパンを、後編ではワインを紹介します。


今回のドイツパンは、メッツゲライ・ササキさんのお隣の ベッカライ シュタインメッツさんにお願いしました。
中には、この会のために焼いてくださったものもあります。


手前)ロージネンブロート(レンガタイプ)

ロージネンはレーズンの意味です。
ライ麦比率が80%で、レーズン、ヒマワリの種が混ぜ込まれています。

ライ麦比率が高いですが、レーズンが甘いのと、思ったよりもソフトな食感ということもあり、非常に食べやすかったです。


左)ベルリーナラントブロート  右)キャロッテンブロート

ベルリーナラントブロート は、ベルリンの田舎パン、という意味。
ライ麦比率70%の、シンプルな食事パンです。
これはそのまま食べるよりも、何かを塗る、乗せる、という食べ方が良さそうです。
基本はバターですが、今回はメッツゲライの料理を合わせます。

キャロッテンブロート は、ニンジン(キャロット)入りのパンで、カボチャの種、ヒマワリの種、キャラウェイシードが混ぜ込まれています。
ライ麦比率は70%。ニンジンの甘みがやさしく、食感もソフトで、シード類が混ぜ込まれているので、香ばしさもありました。


手前がキャロッテン、その後ろがベルリーナ、奥の黒っぽいのがロージネン



さて、これらのパンのお供は、メッツゲライ・ササキ さんのデリです。


この日は、スープ、サラダ、メイン、デザートを用意していただきました。


メインは シャルキュトリ類(肉の加工品)の盛り合わせ

(時計の12時のところから時計回りに)
田園ベーコン (アマニ豚を低温加熱して加工したベーコン)
鴨のリエット
鶏とジロール茸のテリーヌ ピスタチオ入り
パテ・ド・カンパーニュ
ボンレスハム
バイエルンケーゼ (レバーケーゼ)

かなりボリュームのあるお皿ですが、これをそれぞれのパンとマッチングしていただきました。

ベルリーナラントブロート+しっとりとした鴨のリエットが、私のもっともお気に入りの組み合わせでした。
甘さのあるロージネンブロートには、塩気のやや強いものが合いますし、そのままたべても美味しいキャロッテンブロートには、スモークが香ばしい田園ベーコンのマッチングが新鮮でした。



ここにドイツの赤ワイン が加わるわけですが、それは 【後編】


メッツゲライ・ササキさんの看板

Metzgerei SASAKI (メッツゲライ・ササキ)
   東京都大田区田園調布3-1-3 Tel.03-5755-5971

ベッカライシュタインメッツ 田園調布
   東京都大田区田園調布3-1-3 Tel.03-3722-5566

コメント
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