吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2013年6月1日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉066:アオイガイをゲット

2013-06-01 09:18:40 | 「貝寄せ館」物語

写真①:白砂の中に埋もれかけていたアオイガイ

      =福津市梅津の「白石浜」で、2013年6月1日午前6時5分撮影

貝寄せの浜・〈貝寄せ館〉物語 66

:アオイガイをゲット!

 

福津市梅津の「白石浜」で

幸運のアオイガイを見つけました

 福津市梅津の「白石浜」で6月1日朝、きれいなアオイガイ=写真①=を見つけました。「海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(同市津屋崎3丁目)には、市民や会員から寄贈されたアオイガイを展示し、観光客の人気を集めています。私も津屋崎の海岸で採集したいと、5月30日から3日連続して「津屋崎浜」や「恋の浦」、「勝浦浜」などを歩いて探していました。

 アオイガイは暖海にすみ、カイダコ(貝蛸)の別名があり、雌だけが卵の保育器に使う白い舟形をした薄くて白い殻を持つタコの仲間です。卵がすべて孵(かえ)ると雌は死に、抜け殻が海岸に漂着、津屋崎の漁師の間では「子宝貝」とも呼ばれ、縁起の良い貝とされており、やっと1枚手にいれられてラッキーです。

 この朝、「白石浜」=写真②=でゲットしたアオイガイは、長さ12㌢、幅7㌢。見つけた時は、砂の中に下半分が埋もれていましたが、縁も欠けていません。卵を孵して死んだ雌の抜け殻だけが浜に流れ着いたと思うと、ものの哀れを感じます。白い殻に入った波模様がきれいなので、細君にプレゼントしました。

 

写真②:白い砂浜が続く「白石浜」(向こうは俵瀬方面)

     =1日午前5時55分撮影

 「貝寄せ館」には2012年5月6日、津屋崎3丁目の川崎浩子さんが「津屋崎浜」で採取した大きなアオイガイ(長さ約17㌢、幅約11㌢)を、13年5月18日には津屋崎4丁目で「花祭窯」を営む陶芸作家藤吉憲典さん(「海とまちなみの会」会員)が「恋の浦」で採取したひとまわり小さいアオイガイをそれぞれ寄贈。いずれも欠けた部分のない貝殻の造形美が見事で、観光客の皆さんも感心されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする