吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

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2017年11月7日/〈津屋崎まちなみ散策〉054・〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉65大現寺観音堂

2017-11-07 19:20:21 | 津屋崎まちなみ散策

写真①:お産の神様・「大現寺観音堂」

     =福津市奴山大現寺で、2017年11月7日撮影

 〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 65

 :大現寺観音堂

産の神様で信仰集める

 福津市奴山上練原にある「酒多神社」近くの「大現寺1号池」堤下から細い山道を10分余り登った山中に、安産祈願で信仰されている「大現寺観音堂」=写真①=があります。

  江戸後期の寛政5年(1793年)に福岡藩士・加藤一純が編纂した地理誌・『筑前国続風土記附録』、文久4年(1864年)に同藩士・青柳種信が編纂の地理誌・『筑前国続風土記拾遺』には、「帝賢寺という寺の跡」と記載。旧福岡県が明治13年(1880年)に編纂した郡村地誌・『福岡県地理全誌』には「宗像宮帝見寺」とある平安時代の保延五年(1139年)銘の経筒のことが記されていることから、宗像宮に付属して建てられた神宮寺の一つだったとも見られています。

  「大現寺観音堂」は宗像四国西部霊場八十七番札所で、妊娠したら本尊の聖観世音菩薩にお参りし、女の子がほしい時は前の参拝者が納めていた腹帯の赤の晒、男の子がほしい時は白の晒=写真②=を受けてきます。産後、女の子が生まれたら新しい赤の晒、男の子が生まれたら白の晒をお返しするという。

  

写真②:「大現寺観音堂」に前の参拝者が納めた赤と白の晒

      =11月7日撮影

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