吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2015年6月16日〈エッセー〉041:「津屋崎里歩きフットパス」道標整備

2015-06-16 17:12:41 | エッセー

  

写真①:道標第4号・「旧西鉄宮地岳線津屋崎駅前」の設置当時(左)写真②:同現況(右)。柵の向こうの石碑が〈電車延長記念碑〉

      =国道495号線の東側の福津市津屋崎1丁目で、2014年10月6日(左)と15年6月16日(右)撮影

 ・連載エッセー『一木一草』

 第41回:「津屋崎里歩きフットパス」道標整備

 

『津屋崎里歩きフットパス』道標・「旧西鉄津屋崎駅前」背後

宮地岳線〈電車延長記念碑〉見やすくなりました

 私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が2014年10月6日に立てた「津屋崎里歩きフットパス」の道標第4号・「旧西鉄宮地岳線津屋崎駅前」=写真①=の周囲が、すっきりと見えやすくなっている=写真②=のに16日、気付きました。

 道標第4号は、福津市住みよいまちづくり推進企画活動補助金による市都市計画課との協働事業で開設した宮地浜「夕陽風景時計」と浜山松原―「宮地嶽神社」を回遊する『津屋崎里歩きフットパス』の道標第2号「津屋崎浜」、3号「天神町交差点」とともに、市の許可を得て国道495号線東側の津屋崎1丁目の市有地に設置。防腐処理した杉丸太(直径10㌢、長さ1.5㍍)の上部に地名を入れたアルミ製パネル(縦63㌢、横20㌢)を付設。設置場所は、旧津屋崎町時代の昭和26年(1951年)7月1日、西鉄宮地岳線が「宮地岳」(福津市宮司)から1.5㌔離れた「津屋崎」まで1駅路線延長されたのを祝い、駅西側に建てられた〈電車延長記念碑〉の前です。

 平成19年3月の宮地岳線新宮―津屋崎間9.9㌔・㍍が廃止され、西鉄が津屋崎駅の構内や線路跡の敷地を販売して住宅が立ち並び、道標第4号の設置当時は同記念碑も周囲の木の枝に下部が見えないよう遮られ、このそばに駅があったとは通行人も気付かない状態でした。〈津屋崎千軒〉観光の団体客に、古都鎌倉と湘南藤沢間を走る「江ノ電」を思わせるような単線を走る黄色い車体の鈍行の西鉄電車が津屋崎唯一の鉄道でしたと説明するのに、同記念碑が見づらく、困りましたが、この日は繁茂した枝ごと樹木が撤去されており、記念碑が丸見えの状態に=写真③=。フットパス・ウオーカーには、道標第4号の意味がより分かりやすくなりました。

 

写真③:旧西鉄宮地岳線「津屋崎駅」構内に建つ〈電車延長記念碑〉

     =2015年6月16日撮影

 「津屋崎里歩きフットパス」は2014年7月6日、「海とまちなみの会」が福津市宮司四丁目の「海の家 大阪屋」先の宮地浜に設置した「夕陽風景時計」前が発着点で歩程6㌔、約2時間30分で歩くコースです。フットパス・ウオークに絶好の季節を迎えており、あなたもお友達やご家族とフットパスを楽しまれませんか。

フットパス:イギリスを発祥とする〈森林や田園地帯、古い町並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと(Foot)ができる小径(Path)〉のこと。イギリスでは、ピーターラビットの舞台になったリゾート地の湖水地方や蜂蜜色の石積みの家が並ぶ特別自然美観地域指定のコッツウォルズなどフットパスが国土を網の目のように縫い、国民は積極的に歩くことを楽しんでいます。日本でも、東京都町田市の多摩丘陵のフットパスや、山梨県甲州市勝沼町のブドウ畑の間の小道やワイナリーを巡る道などが人気。「津屋崎里歩きフットパス」は、福津市初のフットパスです。

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