きょう20日は、二十四節気の「大寒」。寒さを吹き飛ばすべく、ハイキングがてら、宮地嶽神社(福津市宮司)の「奥之宮八社」めぐりをしてはいかがでしょうか。
「奥之宮八社」は、宮地嶽神社境内裏山の奥の方に鎮座する八つの社です。境内奥の院にある、国史跡で日本最大級の石室〈宮地嶽古墳(大塚古墳)〉の発掘を機に、古墳内に悪魔や災害を除く「不動神社」をお祀りしたのが八社の始まり。
八社は、福徳の神・七福神を祀る「七福神社」と、食物やお米の豊作を守る「稲荷神社」、災いや厄を除く「不動神社」、旅人や子供を守る「万地蔵尊」、女性の病気にご利益のある「淡島神社」、恋をかなえる「濡髪大明神」、かまどと火除けの神・「三宝大荒神」、あらゆる病難から救う「薬師神社」です。万反時計周りに配置されており、一社一社をお参りすれば大願が叶う――と参拝客に昔から信仰されており、正月になってお参りする人も多いようです。
参道沿いのサクラ並木や、牡丹園の緑の自然に癒されながら、最初にお参りする一番社が、「七福神社」=写真①=。宮地嶽神社の解説文によると、「古くより福徳の神として信仰されている七福神とは、恵比須・大黒天・布袋・福禄寿・毘沙門天・弁財天・寿老人の七神をさし、お参りすると7つの福が授かるといわれております」。神社そばには、大黒様をお祀りした大黒堂=写真②=もあります。
写真①:福徳の神・七福神を祀る「七福神社」
=福津市宮司の宮地嶽神社奥之宮で、2007年1月16日午後1時15分撮影
写真②:大黒様をお祀りした大黒堂
=福津市宮司の宮地嶽神社奥之宮で、07年1月19日午前10時38分撮影
二番社は、「稲荷神社」=写真③=。宮地嶽神社の解説文によると、「人間生活の衣・食・住をお守りいただく神様で五穀豊穣・商売繁昌・家内安全のご利益は西海随一といわれております。特に初午大祭の〈招福だんご祭〉では、おだんごを頂くと3つの福がころがりこんでくると言い伝えられております」。
写真③:食物やお米の豊作を守るという「稲荷神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時46分撮影
三番社は、「不動神社」=写真④=。宮地嶽神社の解説文によると、「全国第一級の長大な横穴式石室古墳の中に霊験あらたかなる不動尊をおまつりしております。この古墳は地下の正倉院とまでいわれ、この地より冠、馬具類、太刀類等数多くの国宝が発見されております。1月28日初不動祭、2月28日春季大祭(ぜんざい祭)、7月28日夏季大祭には、参拝者は石室に入る事が許されており、石室殿内参拝をする事ができます」。
写真④:宮地嶽古墳の横穴式石室内にある悪魔や災害を除くという「不動神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、06年12月23日午前10時29分撮影
四番社は、「万地蔵尊」=写真⑤=。宮地嶽神社の解説文によると、「お地蔵さまの呼び名で知られる地蔵尊は、そのまるく、にこやかな顔で、昔から多くの人々に親しまれ信仰されました。とくに、旅人や子供を守りました」。
写真⑤:旅人や子供を守るという「万地蔵尊」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時38分撮影
五番社は、「淡島神社」=写真⑥=。宮地嶽神社の解説文によると、「〈あわしまさま〉と親しく呼ばれており、特に女性特有の病気にはご利益があるといわれています。祈願するときに、女性が手作りの人形を奉納する習慣があることでも知られています」。
写真⑥:女性の病気にご利益があるといわれている「淡島神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時39分撮影
六番社は、「濡髪大明神」=写真⑦=。宮地嶽神社の解説文によると、「濡髪大明神が、恋をかなえてくれるという信仰が生まれたのは、いつの頃かわかりません。今も、秘かに恋が実るように祈る若い女性の姿が見られます」。社殿は、「淡島神社」と同じ棟で、向かって左側に鎮座し、「淡島神社」が右側にあります。
写真⑦:恋をかなえてくれるという「濡髪大明神」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月18日午前9時10分撮影
七番社は、「三宝大荒神」=写真⑧=。宮地嶽神社の解説文によると、「その名のとおり荒々しい火の神様で、火伏せの霊力があることから、古来〈かまど〉の近くに祀られてきました。今日では生活様式が変わり、台所の神様として広く信仰されています。また、〈三宝〉とは私達の日常生活に欠くことのできない火・土・水であるともいわれております」。
写真⑧:かまどと火除けの神様・「三宝大荒神」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時40分撮影
八番社は、「薬師神社」=写真⑨=。宮地嶽神社の解説文によると、「薬事百般を司る霊験あらたかなるお薬師さまをおまつりし、病気平癒・延命長寿・身体健全等に世の崇敬を集めており、お礼参りをされる崇敬者の方々にそのご神徳が伺われます。5月3日の大祭には薬草を授与しております」。
写真⑨:あらゆる病難から救うという「薬師神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時40分撮影
宮地嶽神社(福岡県福津市宮司):◆交通アクセス=〔電車・バスで〕西鉄宮地岳線宮地岳駅下車、徒歩10分。JR鹿児島線福間駅下車、西鉄バス津屋崎橋行きか、神湊波止場行きで10分の「宮地岳宮前」で下車し、徒歩5分〔車で〕九州自動車道古賀インターから約20分。駐車台数1200台。問い合わせは、宮地嶽神社(0940-52-0016)へ。
宮地嶽神社「奥之宮八社」の位置図
(ピンの立っているところ)
「奥之宮八社」は、宮地嶽神社境内裏山の奥の方に鎮座する八つの社です。境内奥の院にある、国史跡で日本最大級の石室〈宮地嶽古墳(大塚古墳)〉の発掘を機に、古墳内に悪魔や災害を除く「不動神社」をお祀りしたのが八社の始まり。
八社は、福徳の神・七福神を祀る「七福神社」と、食物やお米の豊作を守る「稲荷神社」、災いや厄を除く「不動神社」、旅人や子供を守る「万地蔵尊」、女性の病気にご利益のある「淡島神社」、恋をかなえる「濡髪大明神」、かまどと火除けの神・「三宝大荒神」、あらゆる病難から救う「薬師神社」です。万反時計周りに配置されており、一社一社をお参りすれば大願が叶う――と参拝客に昔から信仰されており、正月になってお参りする人も多いようです。
参道沿いのサクラ並木や、牡丹園の緑の自然に癒されながら、最初にお参りする一番社が、「七福神社」=写真①=。宮地嶽神社の解説文によると、「古くより福徳の神として信仰されている七福神とは、恵比須・大黒天・布袋・福禄寿・毘沙門天・弁財天・寿老人の七神をさし、お参りすると7つの福が授かるといわれております」。神社そばには、大黒様をお祀りした大黒堂=写真②=もあります。
写真①:福徳の神・七福神を祀る「七福神社」
=福津市宮司の宮地嶽神社奥之宮で、2007年1月16日午後1時15分撮影
写真②:大黒様をお祀りした大黒堂
=福津市宮司の宮地嶽神社奥之宮で、07年1月19日午前10時38分撮影
二番社は、「稲荷神社」=写真③=。宮地嶽神社の解説文によると、「人間生活の衣・食・住をお守りいただく神様で五穀豊穣・商売繁昌・家内安全のご利益は西海随一といわれております。特に初午大祭の〈招福だんご祭〉では、おだんごを頂くと3つの福がころがりこんでくると言い伝えられております」。
写真③:食物やお米の豊作を守るという「稲荷神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時46分撮影
三番社は、「不動神社」=写真④=。宮地嶽神社の解説文によると、「全国第一級の長大な横穴式石室古墳の中に霊験あらたかなる不動尊をおまつりしております。この古墳は地下の正倉院とまでいわれ、この地より冠、馬具類、太刀類等数多くの国宝が発見されております。1月28日初不動祭、2月28日春季大祭(ぜんざい祭)、7月28日夏季大祭には、参拝者は石室に入る事が許されており、石室殿内参拝をする事ができます」。
写真④:宮地嶽古墳の横穴式石室内にある悪魔や災害を除くという「不動神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、06年12月23日午前10時29分撮影
四番社は、「万地蔵尊」=写真⑤=。宮地嶽神社の解説文によると、「お地蔵さまの呼び名で知られる地蔵尊は、そのまるく、にこやかな顔で、昔から多くの人々に親しまれ信仰されました。とくに、旅人や子供を守りました」。
写真⑤:旅人や子供を守るという「万地蔵尊」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時38分撮影
五番社は、「淡島神社」=写真⑥=。宮地嶽神社の解説文によると、「〈あわしまさま〉と親しく呼ばれており、特に女性特有の病気にはご利益があるといわれています。祈願するときに、女性が手作りの人形を奉納する習慣があることでも知られています」。
写真⑥:女性の病気にご利益があるといわれている「淡島神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時39分撮影
六番社は、「濡髪大明神」=写真⑦=。宮地嶽神社の解説文によると、「濡髪大明神が、恋をかなえてくれるという信仰が生まれたのは、いつの頃かわかりません。今も、秘かに恋が実るように祈る若い女性の姿が見られます」。社殿は、「淡島神社」と同じ棟で、向かって左側に鎮座し、「淡島神社」が右側にあります。
写真⑦:恋をかなえてくれるという「濡髪大明神」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月18日午前9時10分撮影
七番社は、「三宝大荒神」=写真⑧=。宮地嶽神社の解説文によると、「その名のとおり荒々しい火の神様で、火伏せの霊力があることから、古来〈かまど〉の近くに祀られてきました。今日では生活様式が変わり、台所の神様として広く信仰されています。また、〈三宝〉とは私達の日常生活に欠くことのできない火・土・水であるともいわれております」。
写真⑧:かまどと火除けの神様・「三宝大荒神」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時40分撮影
八番社は、「薬師神社」=写真⑨=。宮地嶽神社の解説文によると、「薬事百般を司る霊験あらたかなるお薬師さまをおまつりし、病気平癒・延命長寿・身体健全等に世の崇敬を集めており、お礼参りをされる崇敬者の方々にそのご神徳が伺われます。5月3日の大祭には薬草を授与しております」。
写真⑨:あらゆる病難から救うという「薬師神社」
=宮地嶽神社「奥之宮八社」で、07年1月17日午後1時40分撮影
宮地嶽神社(福岡県福津市宮司):◆交通アクセス=〔電車・バスで〕西鉄宮地岳線宮地岳駅下車、徒歩10分。JR鹿児島線福間駅下車、西鉄バス津屋崎橋行きか、神湊波止場行きで10分の「宮地岳宮前」で下車し、徒歩5分〔車で〕九州自動車道古賀インターから約20分。駐車台数1200台。問い合わせは、宮地嶽神社(0940-52-0016)へ。
宮地嶽神社「奥之宮八社」の位置図
(ピンの立っているところ)