吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年12月8日/〈日記〉306・「六部堂」へお礼参り

2008-12-08 13:13:24 | 日記
写真①:勝浦浜の海岸近くにある「六部堂」
     =福津市勝浦松原で、2008年12月8日午前11時24分撮影

 福津市勝浦松原の勝浦浜近くにある「六部堂(ろくぶどう)」=写真①=に8日、お礼参りしました。

 昔、霊場を巡拝して歩く六部さま(遍路行者)が宗像市鐘崎の方から来て、夏の流行病にかかり、あちこち追いやられて行き倒れたのを、松原の人がイナヤに住まわせて手厚く看病、亡くなるとねんごろに葬り、墓の上に霊を慰めるため建てたとされるお堂です。

 夏の流行病にかからないようにと、各地からお堂にお参りする人があるほか、とくに仏前のだご石(小石)を受けて、体にできているイボ(できもの)をこすると落ちるなど霊験あらたかという。イボが落ちた人は、そのお礼参りの際、受けただご石を倍返ししてお供えする風習が伝えられています=写真②=。

 実は、私は07年に何かで頭を打ったせいか、後頭部にイボができて、なかなか治りませんでした。そこで、勝浦出身の知人女性に「六部さまは、本当にイボ落としに効くの?」と聞くと、肯かれました。半信半疑でしたが、物は試しにと、このほどお参りして、だご石を一つもらって帰り、イボに当てたところ、なんと12月までに痘ができて治りました。まあ、自然治癒の時期が来て治ったと見るのが普通でしょうが、お参りしたあと治ったのは確かです。8日朝、だご石を二つ持ってお堂にお参り=写真②=し、お賽銭をあげて合掌、お礼を申しました。


写真②:「六部堂」にお供えされているだご石
     =福津市勝浦松原で、8日午前11時24分撮影

 お堂からの帰りの小路では、2匹のヤギが道端の草を食べていました=写真③=。ヤギは、私が幼児のころ牛乳代わりに飲んで育った乳をもらった恩のある哺乳動物です。ヤギさんたちにも、その節はお世話になりましたと、お礼を言ってしまいました。


写真③:「六部堂」近くの道端で草を食べる2匹のヤギ
     =福津市勝浦松原で、8日午前11時26分撮影








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