吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0576:「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオーク・写真リポート

2019-08-27 05:55:27 | 行楽催事

 

    

写真①:参道石段の〝光の道〟夕陽絶景地近くにあるタブノキを見るウオーカーたち

    =福津市の宮地嶽神社で、2019年8月25日午前9時10分撮影

 

「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオーク・写真リポート


 「津屋崎千軒 海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が8月25日、絶景の道100選認定・「津屋崎里歩きフットパス」夏休みウオークを開催。私も参加し、植物に詳しい同会の女性ガイドさん2人から多くの樹木と花の名を教わりました。以下、写真リポート――。

(フットパス・ウオークは、平成26年7月6日の「津屋崎里歩きフットパス」開設記念式典後の初歩きの第1回からこの日で20回目の節目を迎え、参加者は計519人になりました)

 

  タブノキから石畳の参道を楼門に向かって少し歩いた地点の右わきには、米松(ベイマツ)=写真②=が立っていました。北米大陸西部原産の常緑針葉樹で、カナダのブリテッシュコロンビア州やアメリカのワシントン州、オレゴン州などに分布しています。日本のクロマツやアカマツ(以上マツ科マツ属)と違ってマツ科トガサワラ属に分類されています。トガサワラ(栂椹)はトガに似た常緑針葉樹で、南日本に分布する日本固有種です。

 写真②米松

 宮地嶽神社の社務所前の坂道を下り、右折して県道502号線へ通じる路地を歩いて行くと、右わきの地面に落葉性多年草のカラムシ(イラクサ科)=写真③=が生えていました。茎の皮から採れる繊維が衣類に利用でき、戦国大名上杉謙信が衣類の原料として売って利益を上げたという。

 写真③カラムシ

 県道502号線の「宮地嶽神社前」交差点から旧道に入って右手にある住宅の金網塀からイヌビワ(クワ科)の濃い紫色の実=写真④=を付けた枝が突き出ていました。この熟した実は食べられ、イチジクに似た食感があるという。

写真④イヌビワの濃い紫色の実 

 宮司4丁目の路傍に生えていた熱帯原産の一年草・マルバツユクサ(ツユクサ科)=写真⑤=の花は薄青色です。

 写真⑤マルバツユクサ

 「宮司コミュニティセンター」方向へしばらく歩いていると、道路左わきの地面には、水田に発生する一年草・クサネム(マメ科)=写真⑥=が生えています。

 写真⑥クサネム

 「宮司コミュニティセンター」の金網塀の内側にあるハマボウ(アオイ科)の枝先には、盛りを過ぎた黄色い花が一つだけ残っていました=写真⑦=。

写真⑦ハマボウ黄色い花

 「宮司コミュニティセンター」から「聖愛幼稚園」へ向かう途中にある住宅の花壇には、秋の七草の一つ、オミナエシ(スイカズラ科)の黄色い花が咲き誇っていました=写真⑧=。

 写真⑧オミナエシの黄色い花

「宮司・浜の松原」の中央を走る小道の傍らに、一年草のツユクサ(ツユクサ科)の花=写真⑨=が咲いています。熱帯原産のマルバツユクサの薄青色より濃い青色です。

 写真⑨ツユクサの花

 「宮司・浜の松原」の小道から「宮地浜」西端への出口近くの路傍で、ノシラン(キジカクシ科)=写真⑩=の小さな穂状の白い花が咲いているのに気づきました。一説によると、細長い葉が熨斗のように平たいのが名前の由来という。

 

写真⑩ノシラン

 ノシランの左手には、青い花を付けたヤブラン(キジカクシ科)も生えています=写真⑪=。蘭の仲間ではなく、藪に自生した葉が蘭に似ているのが名の由来。

 

写真⑪ヤブラン

 中川に架かる橋を渡り、津屋崎浜の福津市駐車場敷地の斜面にはオオマツヨイグサ(アカバナ科)が生え、黄色い花を咲かせていました=写真⑫=。

写真⑫オオマツヨイグサの黄色い花

 

  「津屋崎松原」中央を横断する小道では「根性松」=写真⑬=を訪問。センダン(センダン科)の大木の地上から5,6㍍の幹の切れ目に、松ぼっくりからこぼれ落ちた松の種が根を生やし芽生えたとして、松林の手入れを続けている「津屋崎地域郷づくり推進協議会」環境部会が名付け、看板を掲げたという。

写真⑬「根性松」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする