写真①:「花祭窯」の藤吉憲典さんから寄贈されたアオイガイ
=福津市津屋崎3丁目の「貝寄せ館」で、2013年5月18日撮影
「花祭窯」の藤吉憲典さんから
アオイガイを「貝寄せ館」に寄贈いただきました
福津市津屋崎4丁目にある「花祭窯」の藤吉憲典さん(「海とまちなみの会」会員)から5月18日午後、「貝寄せ館」に雌のアオイガイの大きな殻=写真①=を寄贈いただきました。
アオイガイは暖海にすみ、カイダコ(貝蛸)の別名があり、雌だけが卵の保育器に使う白い舟形をした薄くて白い殻を持つタコの仲間です。「貝寄せ館」では2012年5月6日、津屋崎3丁目の川崎浩子さんが〝貝寄せの浜〟・津屋崎浜で採取した見事なアオイガイの貝殻(長さ約17㌢、幅約11㌢)を寄贈され、展示させていただいています。
藤吉さんは今春、恋の浦や勝浦海岸の波打際で多くのアオイガイを採取され、「花祭窯」の店頭に飾っておられます。「貝寄せ館」に寄贈いただいいたのは、川崎さん寄贈の貝殻とほぼ同じ大きさです。欠けた部分もなく、白い殻に波模様が入った造形は正に自然の妙といった美しさです=写真②=。
写真②:白い殻に入った自然の波模様が美しいアオイガイ
=「貝寄せ館」で、18日撮影
卵がすべて孵(かえ)ると雌は死に、抜け殻が海岸に漂着、津屋崎の漁師の間では「子宝貝」とも呼ばれ、縁起の良い貝とされているアオイガイ。「貝寄せ館」に寄贈展示中の二つの立派な貝殻を、ぜひご覧においで下さい。