吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年12月16日/〈津屋崎の四季〉188・クロツラヘラサギ今冬・初飛来

2007-12-16 10:42:07 | 風物
写真①:「津屋崎干潟」に今冬、初めて姿を見せたクロツラヘラサギ
     =福津市津屋崎渡で、2007年12月16日午前8時06分撮影

 お帰り、クロツラ君――。福津市津屋崎渡の「津屋崎干潟」(福岡県指定鳥獣保護区)に16日朝、冬鳥のクロツラヘラサギ(トキ科)が、この冬初めて飛来しました=写真①=。

 2羽が、「津屋崎干潟」の浅瀬で、長く大きなヘラ形の黒い嘴を左右に振りながら、水中の小魚やエビなどの餌を探している様子です=写真②=。朝鮮半島西海岸の無人島の繁殖地から渡ってきたのでしょうか。あるいは、博多湾一帯に越冬中の群れから移動してきたのかもしれません。


写真②:黒い嘴を左右に振りながら餌を探す2羽のクロツラヘラサギ
     =「津屋崎干潟」で、16日午前7時59分撮影

 世界では、東アジアだけに約1,600羽しか生息しておらず、環境省が絶滅危惧種に分類している貴重な野鳥。「津屋崎干潟」では、2003年から06年まで毎年飛来が確認されています。私の探鳥記録では、06年12月には3羽、07年1月に6羽、同2月に10羽、同3月と4月に1羽、5月に1羽を観察して以来の飛来確認で、今冬の間に飛来数が増えるか、これからの観察が楽しみです。
                            
コメント
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