とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018屋久島ツアー:1日目島内観光

2018-05-29 22:18:47 | 観光
24日から27日まで、鹿児島県の屋久島へ行ってきた。2009年に宮之浦岳登山で行って以来9年ぶりの屋久島だ。前回は、登山だけで屋久島の観光や白谷雲水峡などに行けなかったので、また行ってみたいと思っていた。今回は、屋久島に連れて行って欲しいという山友たちの要望で、2回目の屋久島上陸となった。

まずは、朝一番のANA機でセントレアから鹿児島空港に向かう。鹿児島空港からは、JAL系のJAC(ジャパンエアーコミューター)のプロペラ機で屋久島に向かう。


屋久島空港へは、約30分のフライトで到着する。


屋久島空港は、滑走路が1500mと小さい空港で、JACしか就航していない。山の上には雲がかかっているが、1日目、2日目は晴れる予想だ。


屋久島空港でレンタカーをチャーターして、まずは島内観光に向かう。お昼近くになっていたので、まずは食べる場所を探す。しばらく南方向に走り、安房地区のお土産屋のレストランに立ち寄る。入り口では、ネコがのんびりくつろいでいた。


何を食べようか迷ったが、やはり屋久島らしいトビウオのづけ丼&うどんセットを頼む。トビウオの刺身は美味しく、うどんの出汁も効いていて絶品だった。


お腹も膨れたところで、まず向かったのが竜神の滝だ。


鯛之川にかかる千尋橋から滝を眺めることができる。落差が30mもあるそうだが、少し離れているので、あまり目立たない滝だ。しかい、周囲の景観が良く眺めはすばらしい。


竜神の滝からさらに奥に車を走らせると、「げじべいの里」がある。「げじべえ」は屋久島の山に住む森の精の妖怪で大木や老木などに住み着いていると言い伝えられているそうだ。


妖怪が潜んでいそうな森の中をしばらく歩く。


森を抜けると、視界が一気に開け、壮大なV字谷の景観の中央から豪快に流れる「千尋の滝」が見えた。滝の落差は約60メートル。滝の左側にある岩盤が、まるで千人が手を結んだくらいの大きさということで「千尋の滝」と名づけられという。雨の降った後など増水しているときは、迫力のある滝の姿を見ることができ、岩盤からも幾筋もの滝が流れ落ちるようだ。


小高い山の上にある展望台からは、海に流れ込む鯛之川の河口も見える。河口には「トローキの滝」があるはずだ。


千尋の滝を見てから、「トローキの滝」を見に行くことにした。道路際にある「ぽんたん館」に車を止めて、少し坂を下ったところまで行くと「トローキの滝」が見えた。この滝も、遠目からしか見ることができない。「トローキの滝」は太平洋の海上に直接落ちる全国でも珍しい滝で、落差は6mあり、水が絶え間なく流れ落ちている。


「ぽんたん館」で“たんかんタルト”と“たんかんジュース”を買って一休みだ。


屋久島の南西部、中間地区にある「中間ガジュマル」。中間ガジュマルは、町指定文化財の天然記念物。ガジュマルの間を道がとおっていて、ガジュマルがアーチのようになっている。




中間ガジュマルは、NHK連続テレビドラマ『まんてん』のロケ地でもあって、真辺兄弟の住む屋久島トロピカル村の入り口として使われたそうだ。


滝巡りの最後は、屋久島の滝では水量規模とも最大規模を誇り、日本の滝百選にも選ばれている落差88mの「大川(おおこ)の滝」だ。


豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はダイナミックで、その水量に圧倒される。滝壺の真下まで歩いて行けるので、水しぶきを浴びに近くまで寄ってみる。




大川の滝から、更に時計回りで北上していくと、道が細くなり一車線の山道がしばらく続く。この区間は、通称「西部林道」と呼ばれる約20キロにわたる人家のない道のりが続いている。そのうち約15キロは世界自然遺産地域に含まれ、海岸部から山頂部まで人の手が加わっていない森林が続き、野生のヤクザルの群が重なり合って生活している。路上では、くつろぐサルの姿が何度も見られた。




西部林道を抜けると、屋久島灯台がある。この灯台は、明治27,28年の戦役により、わが国の領有となった台湾の統治・開発上、航路を整備する必要から建設された、いわゆる台湾航路灯台の一つで、明治30年から明かりが灯されたという。


灯台の眼下には、碧い海が広がっており、運がよければウミガメの遊泳を見ることが出来るそうだ。


永田いなか浜はウミガメの産卵地として有名な場所だ。そして、浜の先に見える島は口永良部島である。3年前、火山の噴火で全島避難もあった島でも知られる。この日は、噴煙は見られず静かだった。


ほぼ、島を一周してこの日の宿である「ホテル屋久島山荘」に着く。夕食は、やはりトビウオがメインだ。トビウオのから揚げは食べやすく羽から尻尾まで全部食べることができた。


翌日は、1泊2日の宮之浦岳縦走登山だ。朝早くの出発となるので準備を整え早めに就寝した。

「2018屋久島ツアー:2日目宮之浦岳縦走登山・淀川登山口~花之江河」に続く。