とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

パソコンの節電対策

2011-05-14 00:12:55 | パソコン
日本マイクロソフトが、東日本大震災による電力不足をうけてOSに「ウィンドウズ」を使用しているパソコンの節電対策を公表した。その対策を行なうことで東京電力管内にある全てのパソコンが節電できれば福島第1原発1号機(約45万キロワット)並みの約35万キロワット分の節電につながるそうだ。パソコンの消費電力なんて大したことないと思っていたが、原発1機分の節電効果があると聞くと馬鹿にできないことである。

今、浜岡原発の停止要請をうけて各地の原発の停止がドミノ的に予想されている。それは、定期点検が終わった原発の再稼動を認めないとする自治体が多いからで、この夏はかつてないほどの数の原発が止まったままになると言われている。間違いなく電力不足の夏がやってくるだろう。そんな中で、日本中のパソコンが節電対策をすることで何箇所もの原発発電量に相当する電力の節電が可能になるといえる。日本人は、いかに無駄な電力を使っていたことの裏返しかもしれない。他にも知恵を働かせば電力の削減はまだまだ可能だろう。

さて、マイクロソフトが公表した対策によると、画面の明るさを4割に落としたり、操作しないと5分後に画面が消える設定にしたり、操作しないと15分後に待機状態(スリープ)になる等の方法を推奨している。これらを行なうことにより平均して3割消費電力が落ちるという。マイクロソフトでは、これらの方法を自動的に設定できる「Windows PC 自動節電プログラム」を無償で配布している。ただし、これまで節電設定がなされておらず、新たに節電設定を行いたいパソコンを対象としているということで、既に自分で節電設定している人には必要ない。

この節電設定を行なうことで最も効果が大きいのは、パソコンを一日中つけっぱなしにしているような場合だ。実際は、途切れなくキー操作をしていることはなく、一日の間では何にも操作してない時間が、かなり多いはずでその間の電力を節電するわけである。また、シャットダウンや起動を頻繁に行うと電力消費が大きいという。マイクロソフトの検証の結果では、パソコンを使わない時間が1 時間45 分以内 なら、シャットダウンよりも、スリープのほうが消費電力が小さいとされている。会社の昼休みや、家庭でのちょっとした利用中断での節電なら、シャットダウンではなくスリープを利用したほうがいいようだ。

私も、ある程度の節電設定は行なっていたが、やたらにシャットダウンしていたケースが多かった。ちょっとした休憩時にはスリープで対応するように気をつけたい。また、全然気付かなかったディスプレイの輝度を50%くらいに低減した。そして、ノートパソコンのACアダプターをコンセントに挿したままだと電力を消費していることを初めて知った。

これらの詳しい方法については下記のサイトで紹介されている。「Windows PC 自動節電プログラム」もこちらからダウンロードできる。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/gg715287