とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012踊子歩道ウォーキング(後半)

2012-03-06 22:10:14 | 観光
踊子歩道の後半は、河津七滝めぐりである。河津では、滝のことを“たる”と呼ぶ。従って河津七滝は、“かわずななだる”と読む。過去にも、何度か訪れたことがある場所だが、久しぶりにきたので、初めて見るような新鮮な気持ちで見学する事が出来た。

整備された歩道を下っていくと、河津川の美しく激しい流れが見えてきた。


最初に出会うのが、猿田淵という場所だ。昔、猿田彦命という神様がここで大きなヤマメを釣り上げたことから、その名前がついたという。手付かずの自然が残っている景勝地である。




昨年の4月にできたばかりという、釣床版階段橋を渡る。県内でも珍しい、階段状の吊橋である。


先ず最初にあるのが、釜滝(かまだる)である。滝壺が釜の底を思わせることからついた名前だ。


釜滝の周りは、柱状節理が見られ大きな滝と規則正しい割れ目の岩壁が、見事な景観を成している。


釜滝の奥には、エビ滝(えびだる)がある。滝の流れが、エビの尾びれに似ていることから名前がついている。




さて、遊歩道はエビ滝までで、その先は現在通行止となっている。昨年蛇滝周辺で大規模な土砂崩れがあり、未だに通行止になっているのだ。従って七滝のうち、蛇滝、初景滝、大滝は見ることができない。地元の人に聞いたところでは、年内に復旧するのは無理らしい。県の予算が下りないので、来年度以降になってしまうらしい。素晴らしい滝を全部見られないのは残念な事だ。

七滝のうちの二つの滝を見て元に戻り、水垂駐車場に向かう。水垂駐車場からは、七滝観光センターへの無料シャトルバスが出ている。シャトルバスの時間まで余裕があったので、休憩舎で昼食にすることにした。主食はおにぎり等だが、トン汁の用意をしてきたのでガスでお湯を沸かし、トン汁を作る。寒い日だったので、トン汁で体が暖まった。


シャトルバスといっても、10人乗りのワンボックスだ。我々5人と、別のグループ4人、運転者でちょうど10人揃ったのでもう満員である。他に乗客はいなかったので、無事出発し河津七滝ループ橋を通り、七滝観光センターに着いた。ここから再び歩いて初景滝方向に向かう。歩道の途中には、「伊豆の踊子と私」の像がある。前の看板には、映画化された時の役者名が書かれていた。踊子役は、古くは田中絹代、その後、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵となっている、我々世代では、やはり山口百恵の踊子が印象深い。


通行止となっている場所までいくと、初景滝(しょけいだる)が遠くに見える。初景滝のすぐ手前にも、「伊豆の踊子と私」の像があり記念写真のポイントとなるのだが、残念ながらそこまで行くことができない。


歩道を戻り、カニ滝(かにだる)を見る。


最後に、出会滝(であいだる)を見ていく。支流が合流する場所で、この景観も素晴らしい。




大滝(おおだる)も見ることができないので、これで滝めぐりはお終いだ。河津七滝ループ橋を見ながら先に進む。


ループ橋の下も河津桜のお花見ポイントであるが、まだ二分咲き程度だ。


青木の坂から、さらに踊子歩道を歩く。途中には、鬼瓦を並べた家の前を通る。


のどかな田園地帯を進む。




橋を渡る。


国民宿舎かわづを過ぎ、川沿いに進むと、7~8分咲きの河津桜が見えてきた。なかなかいい感じに咲き出している。




対岸には、踊子の宿で知られる「福田屋」という旅館が見える。


福田屋の隣には、伊豆の踊子文学碑がある。


福田屋の玄関前には、ブロンズの踊子像がある。


踊子が、裸で飛び出したという共同湯が福田屋の対岸にある。今も地元の人が利用しているようだ。共同湯の上にあがると湯ヶ野のバス停がある。踊子歩道はここまでだ。大分歩いたので、バスに乗って河津まで行こうと思ったが、バスが10分ほど前に出てしまい、次のバスが来るまで50分もある。そんなに待つことも出来ないので、河津まで歩くことにした。まだ、4~5キロほどあるが、頑張って歩くしかない。

2012河津桜見物へ続く。


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