とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2021栂海新道縦走ツアー:6日目親不知観光ホテル~蓮華温泉~自宅

2021-10-10 08:50:00 | 山登り
ホテルでは、美味しいカニ料理をたらふく食べてキツかった山旅の疲れを癒すことが出来た。早朝、元気なメンバーたちは、ホテルから少し先の親不知記念広場まで行ったらしい。

広場には、ウォルター・ウェストンのブロンズ像が立っていたそうだ。ウェストンは、イギリスの宣教師であり、明治21年~大正7年(1888~1915)の間に3度来日し、その多くの日時を、日本アルプスを初めとする山岳の開拓的探検登山に費やし、日本山岳会の設立をすすめるなど日本登山の登展に大きく貢献した人である。この親不知海岸にも下り立った事があり、それを記念して建てられているようだ。


ウェストン像の近くには、栂海新道の開設者である小野健氏の記念碑も建っている。


ホテルの朝食を済ませ、えちごトキめき鉄道の親不知駅まで、ホテルの車で送ってもらう。この路線は、日本海ひすいラインと呼ばれ、富山県境から直江津駅までの延長60.3 kmに及ぶそうだ。


可愛い1両だけの電車に乗り込み糸魚川駅まで乗車する。


糸魚川駅前の駐車場に止めてあったAさんの車で蓮華温泉に向かうが、青海駅まえの和菓子屋さんに寄り道していく。和菓子屋さんは、「長野屋」といい、朝日小屋で知り合った人の中に、このお店の女将さんがいたのだ。帰りにはぜひ寄ってくださいと言われていたので、開店時間を待って立ち寄る。


ここのお店の名物が、“栂海新道”と名がついた抹茶きんつばだ。栂海新道の緑の山々を想像させる抹茶の色と、爽やかな自然を小豆の素朴な味にたくしている。六面を手焼きし、栂海新道の山並みの焼印がある。栂海新道を歩いた記念に1箱買って帰る。朝日小屋の夕食にも付いていたのを思い出す。




長野屋さんから1時間半ほどかけて蓮華温泉に向かい、マイカーを回収して解散。その後、半日ほどかけて自宅に戻り、5泊6日の長い山旅が終わった。

今回の山旅自体は、2泊3日で済むコースなのだが、アプローチに時間がかかり登山口への移動だけでさらに2日が必要となるのでなかなか簡単には行けない場所だったが、3度目の正直でやっと歩きとおすことが出来て本当に良かった。3日間の移動距離は37.5キロ。毎日の歩行時間は9~10時間前後。上り累積標高差3080m、下り累積標高差4573mというデータを見て、かなりの難コースだったというのがよくわかった。