とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018パリマラソンツアー:3日目エッフェル塔&ノートルダム大聖堂

2018-04-16 21:16:16 | 観光
シャン・ド・マルス公園の中を通り、エッフェル塔に向かう。エッフェル塔は、パリの貴婦人と呼ばれ、パリでもっとも多くの観光客が訪れる建物だ。名前は、設計者のギュスターヴ・エッフェルに由来する。高さは324mあり、展望台だけではなく電波塔の役割も担っている。


入場券売り場はかなりの行列となっていた。


第2展望台まで上がるエレベーター。


エッフェル塔の下から上を見上げる。


長い順番待ちの末、エレベーターに乗ることが出来た。


第2展望台からパリ市内を眺める。視界に入るほとんどの建物の高さはピッタリそろっており、屋根は平面状に果てしなく広がっている。19世紀のパリは、中世以来の無秩序な都市空間のなか、急速な工業化にともない、職を求め住みつく人々の増加や不衛生な環境に悩まされていたという。そこで、皇帝ナポレオン三世は大規模な都市計画を打ち出し、建物の幅、色などの建物に対する細かな規制を行い、パリに秩序を与え、統一感のある街並みを実現させた結果がこのような景色になったのだ。高層ビルが立ち並ぶ東京と比べると、まったく風景が違う。




モンマルトルの丘の上に立つサクレ・クール寺院。これだけは、一際異彩な風景を醸し出している。


第2展望台から第3展望台に上がって行くエレベーター。


第3展望台からシャン・ド・マルス公園を見下ろす。


反対側のセーヌ川の向こうにあるのは、トロカロデ庭園とトロカロデ広場だ。そして、それらを包み込むような形の建物は人類博物館とシテ建築遺産博物館。


凱旋門を中心にして、道路が放射状に延びているのも良く分かる。


一通り展望を楽しんだ後、第2展望台までエレベーターで降りる。その後、第1展望台に向かうエレベーターの乗り場を探すのだが、良く分からなかったので、1665段の階段を下りることにした。


エッフェル塔から一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びて着替えてからノートルダム大聖堂に行くことにした。広場では、シャボン玉で風船を作る人がいて、子供たちが楽しんでいた。




ノートルダム大聖堂はゴシック建築を代表する建物であり、パリのシテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂だ。


大聖堂の正面広場の石畳に溶け込んでいる直径70cmほどの丸い石盤。「POINT ZERO」「DES ROUTES DE FRANCE」と刻まれた文字があり、パリから各地へ向けての道のりを測る起点となっていることを表している。まさにここがパリの中心だ。


入り口には、おびただしい数の人の彫刻が刻まれている。


中に入るとまず目を惹かれるのが、ずらっと並ぶ美しいステンドグラスだ。直径13mほどで、花をモチーフにしてつくられたステンドグラスは「バラの花」と呼ばれ、まるで万華鏡のよう。


どれもこれも一つ一つデザインが違い、キリストの一生を描いているそうだ。




これは、ノートルダム大聖堂のミニチュアだ。


キリストの像の前には、ロウソクの灯が点されている。


中央部の椅子に座り、正面を眺めたところ。


ノートルダム大聖堂のパイプオルガン。この音色を是非聞いてみたかった。


ノートルダム大聖堂の壁には、悪魔や魔物のような形相で、建物の外側に向かってその口を大きく開けた石像が彫刻されている。これは、ガーゴイルと呼ばれる石像である。ガーゴイルの口から管が出ていて雨水を逃す役割をしているのだ。しかし、なぜこんな恐ろしい魔物のような姿をしているのかというと、怪物の恐ろしい形相を曝すことで悪霊等の悪しき存在を寄せ付けずに建物を守る為であると考えられているからだという。なるほどだ。




セーヌ河のサン・ルイ島にあるアイスクリーム屋「Berthillon ベルティヨン」は、季節を問わずいつでも行列ができる大人気店。


早速、行列に並んでアイスクリームを食べてみる。なかなか美味しかった。


帰り道、日本人漫画家の浦沢直樹のポスターを見かけてなんだか嬉しかった。


夕食は、近くのスーパーで買い出ししてホテルで済ます。さて、翌日はマラソン本番である。昨日よりは早めに寝ることにした。

「2018パリマラソンツアー:4日目パリマラソン本番」に続く。