とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018神戸ええとこマラニック:前半

2018-03-14 22:49:31 | マラソン
昨年から隔年ごとに開催となった神戸ええとこマラニックは、今回で3回目の参加だ。前日泊まった神戸クアハウスを8時過ぎに出て、三宮からポートライナーで市民広場駅まで行く。スタートは、市民広場駅前からだ。まずは、主催者のHさんから注意事項などを聞く。


全員揃ったところでスタート前の集合写真を撮り、9:20にスタートする。


走り出して15分。ポートアイランドのしおさい公園から神戸の街並みを臨む。


海沿いに港町の景色を眺めて行ける絶好のコースだ。神戸マラソンでは、ゴール間近となり、逆向きに走って行く場所となる。


神戸大橋を渡る。


「日本で一番短い国道」174号を通り抜ける。長さがわずか187.1mしかなく2分余りで渡り切ってしまう。


花時計手前辺りで、正規のコースに進むメンバーと裏コースに進むメンバーと別れる。私は、正規のルートを2回走っているので裏ルートで行くことにした。裏ルートは、まずメリケン波止場を回って行く。前日も同じ場所に来たばかりだ。


たまたま波止場で、結婚式を挙げたばかりに新婚さんを見つけ図々しくも一緒に記念写真を撮る。


そのすぐ横には“BE KOBE”のモニュメントがあった。直訳すると「神戸であれ」や「神戸らしく」という事だが、これは、阪神・淡路大震災から20年目の2015年、「人のために力を尽くす」という市民の熱い想いを集めて生まれたメッセージだという。「市民が神戸市民であることを誇りに思う気持ち」を表しているそうだ。


ポートタワーを背にしてさらに進む。


豪華客船“飛鳥Ⅱ”をバックに、ここでも記念写真。


こちらは川崎重工のドック前だ。ちょうど潜水艦が停泊している。


労働基準法には、「労働者に、休憩時間を除き一日について8時間を超えて労働させてはならない」とある。 8時間労働制の本格的な実施を日本に最初にもたらした労働争議が、大正8年(1919)秋に神戸の川崎造船所でおきた。 ハーバーランドの東川崎町1丁目には「8時間労働発祥之地」という碑が建てられている。


神戸市街地の生田神社の氏子地に「一」から「八」までの番号のついた神社があり、生田神社の裔社と呼ばれている。八つの社にはそれぞれ、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔鳴尊(すさのおのみこと)が検玉を交換して生まれた三柱の女神と五柱の男神が祭られているそうだ。一宮から八宮まであり神功皇后が巡拝された時の順に番号がつけられたといわれているようだ。裏コースでは、その中の七宮神社の前を通る。


中央区から兵庫区に入る。このあたりは平清盛ゆかりの場所という事で、水門に大きな絵が描かれている。


兵庫区は奈良時代より天然の良港として知られ、平安時代には、平清盛によって経ヶ島建設などの大修築工事が行われ、日宋貿易の拠点となった。その後、勘合貿易(明)の中心舞台として国内で第一の港として賑わい、そして明治元年には兵庫港が開港され、今日の神戸港発展の基礎となったという。兵庫区では、「清盛がいなければ現在の兵庫の発展はなかった」と、平清盛を地域のシンボルとしてPRすることを決め、平成17年に清盛像(清盛くん)を入江橋の傍らに設置したとの事だ。浜松には家康くんというゆるキャラがあるが、兵庫では清盛くんなのだと改めて感心した。


兵庫運河は日本最大の運河だ。その中の新川運河の水際には約300メートルにわたる遊歩道が整備され、兵庫運河の歴史がパネルで紹介されている。


新川運河の先にある清盛橋の袂まで行くと、琵琶塚がある。琵琶の形をした古墳を琵琶の名手であった平経正の墓として伝えてきたものだ。


そして、琵琶塚のすぐ隣にあるのが清盛塚である。清盛橋の袂にそびえる十三重の石塔は、平清盛の墓と伝えられてきたが、発掘調査の結果、墳墓ではなく供養塔である事がわかったそうだ。


真光寺の横を通ると、境内にピラミッドのようなものが見えていた。何だろうと近くまで寄って見に行くと、「無縁如来塔」という墓石が積み上げられていた。無縁仏を供養する塔らしく、そっと手を合わせてきた。


真光寺から5分くらい進むと能福寺に出た。境内に入ると、目の前に飛び込んできたのは巨大な大仏だ。いわゆる兵庫大仏と呼ばれている大仏様だ。日本各地には巨大な大仏が存在するが、戦前までは奈良の大仏、鎌倉の大仏とともに、日本三大大仏のひとつとして兵庫大仏が数えられていたようだ。


さっそく大仏様をバックに記念撮影だ。


兵庫大仏からさらに30分ほど走ると、JR新長田駅南側の若松公園内に設置されている“鉄人28号”の巨大モニュメント前に出た。神戸出身の漫画家、横山光輝さんのキャラクター“鉄人28号”を再現したものだ。直立時の設定が18mにも及ぶ巨大なモニュメントだ。みんな、鉄人をまねて両足を踏ん張りポーズを決める。


須磨区に入ると、須磨海浜水族館の横から海浜公園の中を進む。砂浜の中に遊歩道があるのだが、まだ整備工事中なので脇を進んでいく。


須磨の赤灯台(旧和田岬灯台)。現存する鉄骨製の灯台としては日本最古の灯台になるそうだ。


「2018神戸ええとこマラニック:後半」に続く。