とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018鎌倉マラニック:その3

2018-03-21 07:22:39 | マラソン
長谷寺の境内に入ると、まず目についたのがオレンジ色のミツマタだ。黄色しか見たことがなかったのでビックリ。アカバナミツマタと呼ばれる品種のようだ。


長谷寺のご本尊である十一面観世音菩薩立像は、高さ10メートル18センチで木造の十一面観音像としては国内最大だという。残念ながら、本物の黄金に輝く十一面観世音菩薩立像は撮影禁止なので、観音ミュージアム前の黄金の菩薩と一緒に記念撮影だ。


眺望散策路からは、由比ガ浜が良く見える。


和み地蔵。穏やかな顔をしたかわいい表情のお地蔵様で思わず微笑んでしまうくらい愛らしい。


弁天窟という手掘りの洞窟に入って行く。この洞窟には、弘法大師が修行でこもられ縁起の良い洞窟とも言われている。


弁天窟に彫られている弁財天は、出世弁財天と呼ばれ、多くの人々から信仰を集めている。出世したい人は参拝したほうがいい。洞窟の中は暗く天井も低いので通りぬける時は注意が必要だ。


ツツジもきれいに咲いている。


13:37。長谷寺の赤く大きな提灯で印象的な山門前で記念撮影。


次に向かったのが、鎌倉のシンボルとも言っていい高徳院の鎌倉大仏だ。建立当初は、金箔が施され、高さ40mもの巨大な大仏殿に鎮座されていたらしいが、1495年(明応4年)の「明応の大地震」による津波で流され、以後、鎌倉大仏は露坐(ろざ)となった。


拝観料20円で、大仏の後ろから細い通路を通って胎内めぐりをすることができる。だが、人がぐるっと列を作り時間がかかりそうなので胎内めぐりはあきらめる。


横から見ると大仏様は猫背だ。人と比べるとあまりにも大きいので、参拝者と目を合わせる為に下を向いているのだ。


高さ13メートル(台座共)、総重量122トンの鎌倉大仏は、国宝に指定され日本三大仏の一つである。


トンネル手前の石段を登って行くと葛原岡・大仏ハイキングコースだ。


石段が終わっても長い階段が続く。


両側が崖になった尾根道を進む。


14:30。銭洗弁財天に到着する。


銭洗弁財天宇賀福神社は、お金を洗うと何倍にも増えて戻ってくるといわれる霊水「銭洗水」が湧く神社だ。早速ざるの中に硬貨を入れて洗ってみる。


銭洗水は境内の洞窟(奥宮)で湧きだし、ご利益にあずかろうと多くの参拝客が訪れている。


14:44。葛原岡神社は、恋が叶う、良縁に恵まれると人気のパワースポットだ。


縁結び石。縁結びの利益があり、良縁に恵まれるとされ、「男石」「女石」がある。社務所で縁結びのお守りを授かると赤い糸のついた五円玉が頂けるので、それを自分の手で縁結び石のしめ縄にしっかりと結びつけるといいそうだ。


葛原岡神社は後醍醐天皇の忠臣として鎌倉幕府倒幕に活躍した日野俊基(ひのとしもと)卿をお祀りしている神社だ。


14:58。鎌倉五山第四位にあたる浄智寺に到着する。かつては大いに栄えたお寺だが、現在は方丈など一部の建物を残すのみで、他の近隣の禅寺に比べると静寂に包まれ緑豊かなところが魅力のお寺だ。


苔むした庭も静寂を誘う。


浄智寺裏山のやぐら内に置かれた「布袋尊」は、鎌倉・江の島七福神の一つで、お腹を撫でると元気がもらえるのだという。みんなが撫でるのでお腹が黒くなっている。


15:16。最後に寄ったのは、江戸時代“縁切寺”としての役割を果たしていた東慶寺だ。縁切寺とは、夫との離婚を望む女性が駆けこみ、そこで2〜3年の修行を積むと、離婚を成立させることができるというお寺のこと。夫と離婚したい女性はこのお寺で、髪を切ってお経を読み、和裁などを行って修行に耐えたという。


東慶寺の桜も見頃となっていた。


東慶寺から北鎌倉駅前を抜け大船駅近くまで走る。16時過ぎに大船駅前の銭湯“ひばり湯”に到着して汗を流す。銭湯から出たところで最後の記念撮影だ。この銭湯はランナーステーションになっていて、ランナーが多く利用しているようだ。


17時過ぎ、大船駅前の居酒屋で懇親会だ。風呂上がりの一杯はやっぱりおいしい。


2時間ほど懇親会で飲んだり食べたりして解散となった。遠くは秋田からわざわざ来てくれた方もいて、鎌倉を一日楽しんでもらえることが出来たようだ。天気は快晴とはいえないまでも、時折晴れ間も見え、マラニックとしては絶好の日和となり順調に終えることができて良かった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図(江ノ電でワープした1.9キロを除くと走行距離は20.1キロ)