とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

ストレスに負けない心を作る

2015-10-22 22:46:12 | いろいろ
先日、ストレスを回避するためのセミナーを受講する機会があった。ストレスに困って聞きたかったわけではないが、ストレスにさらされる事は今後もないとは限らない。聞いておいても損はないだろうと、2時間ほどのセミナーをしっかり聞いてきた。

ストレスとは、生活するうえでのプレッシャーと、それを感じたときの感覚である。その原因はストレッサーと呼ばれるもので、物理的なもの(寒冷、騒音、放射線など)、化学的なもの(酸素、薬物など)、生物的なもの(炎症、感染)、心理的なもの(怒り、不安など)に分類されるという。ストレッサーが作用すると、体は刺激の種類に応じた特異的反応と刺激の種類とは無関係な一連の非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こす。

さて、このストレスに対処するためには、何もしないでほおっておくわけにはいかない。まずは、ストレスに対して以下のような行動を起こすことが必要だ。
①アサーションをする。和訳すると、さわやかな自己表現という意味らしい。苦しい事やつらいことがあったら、黙っていないで、それを言葉にすることが大事だという。
②人間は誰でもミスをするものなのに、「絶対にミスをしてはいけない」などと思い込むことを「イラショナルビリーフ(非合理的な思い込み)」と呼ぶ。これに反して、「たまにはミスをして同僚を苛立たせてしまっても仕方ない」と腹をくくることを「ラショナルビリーフ(合理的な考え方)」といい、ラショナルビリーフに考え方を変えることができるといい。
③自分のためのマジックフレーズを持つ。マジックフレーズとは、その言葉を唱えるだけで相手や自分に好印象を抱かせやすい言葉である。つまり自分を一番元気づける言葉を何度も唱えることでストレスに打ち勝つことができるのだ。

ストレス対処行動を起こせなければ、ストレッサーから逃げるのもひとつの方法ではある。完全な解決にはならないが、一時避難するということもなしではない。

また、ありきたりではあるが、睡眠を十分とることが大事で、朝早く起きて陽の光を体に浴びる、背を伸ばして空を見るという動作も無駄ではない。

食べ物にも、ストレスに効果があるものがある。豆腐、納豆、チーズ、ナッツ類、バナナ等だ。これらは、体内で特に重要な役割を果たしている神経伝達物質の一つであるセロトニンを多く含んでいる。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、『幸せホルモン』とも呼ばれている物質だ。

ただ、ストレスを全くなくすのが一番いいことではない。適度なストレスは、人間が生きていく上では必要である。この適度なストレスには以下のような効果がある。
① 「適度なストレス」は"やる気"の原動力になる。
② 「適度なストレス」は"記憶力"を向上させる。
③ 「適度なストレス」は人を"強く"する。

そこで、適度なストレスにするために以下のようにストレスを軽くすることができればいい。
①自分を変える、環境を変える、あるいは他人の力を借りる
②他人と過去は変えられない→自分と未来は変えられる→自分が変わると未来、他人が変わる ⇒というように考え方を変えてみる。

そして、最後は自分の気持ちをやる気に転換できるといい。
①できないことを切り捨てる。
②出来ることを見つける。
③言い訳を考えてもいい。
④褒められなくてもいい。
⑤目的目標を持つ。

ざっと挙げてみた上記の事柄が、セミナーの内容である。当たり前の事だといえば、当たり前だが、いざストレスにさらされている時には、こんな事にも思い当たらないだろう。自分だけでなく、他人にも、これらの事を伝えることができたら役に立つかもしれない。