とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015紅葉の福島三名山に登る:2日目“東吾妻山”

2015-10-14 19:59:54 | 山登り
岳温泉光雲閣には、大浴場以外に“山の湯”という露天風呂がある。前日の夜は入れなかったので、朝風呂として入ってみることにした。3階にある屋外への入口から外に出ると、充分手入れされた日本庭園が広がっていた。




坂を上ると“山の湯”の入口だ。


風呂には誰もおらず、貸切状態で朝風呂に浸かった。


8:30。朝食を済ませ、玄関前に出ると小雨となっていた。


玄関前で記念写真を撮る。


2日目は、どうやら1日中雨模様のようだ。この日の目的地は、吾妻連峰の東吾妻山だ。登山口の浄土平までは、磐梯吾妻スカイラインを走る。標高を稼いでいるうちに、いつの間にか雲海が下になっていた。


磐梯吾妻スカイラインは、絶好のドライブコースだ。山に登らなくても、沿道を眺めているだけで素晴らしい紅葉が次から次へと現れてくる。






浄土平に近づくと、火山らしい景観も見えてきた。


10:00。浄土平に車を止め、雨具を着てからビジターセンター裏から歩き出す。


噴火警戒レベル2になっている一切経山には、噴煙が上がっているのが見える。


整備された登山道をゆっくり登っていく。




11:15。東吾妻山1975.3mに到着する。日本百名山の吾妻山というと、吾妻連峰の主峰西吾妻山を指す。西吾妻山は8月に登っていたので、残った東吾妻山も登ることができて完璧となった。しかし、山頂は、強風と雨でゆっくりしていられない。記念写真を各自撮ると、早々に下山だ。


下山は、鎌沼の畔を巡って行く。




山頂で集合写真が撮れなかったので、鎌沼の畔で撮る。


カメラのレンズに水滴が付いてうまく撮れない。


一切経山の噴煙を見ながら浄土平に下っていく。




13時頃浄土平に戻り、昼食に向かう。昼食は、2年前の磐梯高原ウルトラマラソンの帰りに寄ったそば屋に行くことに決めていた。“そば処まるひ”という名の、行列ができる蕎麦屋だ。事前に電話をしておいたので、それほど待つことなく席につけた。


全員名物の天ぷら付きもり蕎麦を頂く。






蕎麦屋を出ると、郡山駅まで向かう。日程の都合で、2日目で帰らなくてはいけない3名を駅前で降ろしたのち、裏磐梯へと向かう。

2日目の宿は、裏磐梯の五色沼入口にある民宿だ。残った5人のメンバーで夕食。旅館の夕食と違い家庭的な料理だが、これで十分お腹がいっぱいになった。




3日目の天気予報は、降水確率0%と快晴が予想された。最終日の好天を祈り早めに眠りについた。

「2015紅葉の福島三名山に登る:3日目“磐梯山”その1」に続く。

2015紅葉の福島三名山に登る:1日目“安達太良山”その2

2015-10-14 07:29:43 | 山登り
山頂から鎖や大岩のある下りルートで広場まで下る。




広場から牛の背に進む。


眼下には、くろがね小屋へと続く緩やかな登山道が見える。


牛の背と呼ばれるだけあって、なだらかで広い尾根道を進む。土の色が白、茶、赤色などいろいろ変化している様子が火山らしい。




ほどなくして「沼ノ平」の上に出る。沼の平は、裂火口跡で深さ150m、直径1kmもあり、荒涼とした月のクレーターのようである。現在でも火山性ガスが発生しており、沼ノ平に入ることはできない。




沼ノ平上部から安達太良山方向を見る。


峰の辻方向に下っていく。


山頂周辺は、森林限界を越えていたが、やっと紅葉樹のある場所まで降りてきた。


15:25。峰の辻の分岐までくる。


くろがね小屋方面に下っていく。


目が覚めるような赤に思わず立ち止まる。曇っていても、これだけ目立つ紅葉を見られただけで嬉しい。




ここから下の斜面は、赤と緑が混じって今まで見たこともないような景色が広がっていた。


登山道を境に、左側は黄色系の紅葉が多い樹林帯となっている。






そして左側は、赤色系の紅葉が多い樹林帯となっている。




15:45。くろがね小屋に到着する。この小屋は、源泉かけ流しの温泉があり大人気の山小屋だ。我々もここに泊まりたかったのだが、あっという間に予約で満員となり泊まることができなかった。




水分だけ補給して、急いで下山する。のんびりしていると日没となってヘッドランプが必要となってしまう。


後ろを振り返ると、紅葉の木々に囲まれたくろがね小屋が見えた。名残惜しい景色を目に焼き付け、先を急ぐ。


登山道から林道となり、四輪駆動車なら走れる道となる。こころなしか、歩くより小走り気味となっていた。


展望のいい場所から、安達太良山の乳首が見えた。これで安達太良山ともお別れだ。


このあたりから先頭グループの姿が見えなくなり、あとを追うように走って下山する。頑張って走ったおかげで日没前の17時頃駐車場に到着した。


この日の宿は、岳温泉の光雲閣という旅館だ。夕食は広い座敷での宴会仕様だ。仲居さんに写真を撮ってもらうが、“アウトと出てますが大丈夫ですか”と盛んに聞かれる。何のことかわからず、一同ぽかんとしたままジョッキを手に持って撮影が終わるのを待ち続けた。撮影が終わり、カメラを見たら画面に“AUTO”の表示が出ていたのに気付いた。何のことはない。撮影モードがオートになっているという表示だったのだ。理由が分かって一同大爆笑。この出来事は、布団に入ってからも思い出し笑いのネタになってしまい、なかなか寝付くことができなかった。


この日の宴会メニューだ。隣の部屋からは調子はずれのカラオケも聞こえ、大笑いしながらの宴会になった。


「2015紅葉の福島三名山に登る:2日目“東吾妻山”」に続く。