とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

今日は2月最後の28日

2014-02-28 21:42:52 | いろいろ
1年は365日という事になっているが、夏季オリンピックのある年だけ2月は29日までとなり1年366日となる。こんなことは、ごく当たり前の常識として知られているが、なぜ2月だけ28日とか29日で終わってしまうのだろうか。深く考えたことがなかったが、ふと気になって調べてみたらこんな理由があった。

その理由とは、二つあるそうだ。一つは、昔は1年の最後が2月だったことから調整に使われたという。そしてもう一つは、さらに8月用に1日取られたことで28日になってしまったということだ。

現在の暦のもとは、ローマ時代に作られ、農作業をする季節用に、現在の3月から始まって現在の12月で終わる暦が作られた。しかしその後、暦のない期間が60日も続くのはよくないということで現在の1月、2月に相当する月が作られた。これによって、2月が最後になったので、調整の為28日とか29日という少ない日数になったという事だ。

現在の形の暦を定めたのはローマの独裁官ジュリアス・シーザーだが、彼は奇数月を31日、偶数月を30日と定め下記のような組み合わせを決めた。

  3月=31日 4月=30日 5月=31日 6月=30日 7月=31日 8月=30日
  9月=31日 10月=30日 11月=31日 12月=30日 1月=31日 2月=29~30日

しかし、シーザーは、その後、年のはじめを3月から1月に変更してしまったために、月の順序が2つずれてしまう。さらに、シーザーの後継者となった初代ローマ皇帝アウグスタスは、自分の誕生月にあたる8月が30日しかないことを不満に思い、2月からさらに1日取って8月も31日までの月にしてしまい、そのあと1個ずつずらして現在の暦ができたという顛末のようだ。

  1月=31日 2月=28~29日 3月=31日 4月=30日 5月=31日 6月=30日
  7月=31日 8月=31日   9月=30日 10月=31日 11月=30日 12月=31日

こういう流れで2月が中途半端な日数になった訳が、よくわかった。世界の常識というものは、意外とたわいもない理由で作られたものが多いのかもしれない。