とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

富士山山開き

2013-07-01 22:30:56 | 山登り
今日は、富士山の山開きの日だが、世界文化遺産に登録されて初めての開山となったということで、例年以上の多くの人々が入山したようだ。
各新聞やテレビのニュースなどでも大々的に取り上げられており、世界文化遺産効果はすごい。
雲が多く、ご来光は難しいのではと思っていたが、午前4時半過ぎ雲海の上から光が差し込み、ご来光を拝むことができたらしい。
今日登った人たちは、記念すべき山開きの日になったに違いない。

それにしても、こんな感じで夏の富士山詣が続くかと思うと、今後は相当の人出を覚悟するしかないだろう。
昨年の入山者が32万人くらいだったというが、今年はいったい何十万人が入山するのだろうか。
一説では35万~40万人とも言われている。
昨年も、山頂から下山するときの混雑は凄いものだった。
すれ違いが難しく、長い渋滞が続き何度も足止めを食らった覚えがある。

今年から、試験的に7月下旬から8月上旬までの10日間程度、登山者を対象に入山料を1000円とることが決まったそうだ。
入山料をとるということは、安易な登山をする人をある程度排除し、集まったお金で富士山の環境保全のための資金にするなどの目的があるためと思われる。
この入山料の導入について賛否両論があるようだが、私は導入に賛成であり、もっと早くから論議すべきことではなかったかと思っている。
富士山は、信仰の対象の山であると同時に、日本人の心のよりどころの山であることで多くの人が登りたくなる気持ちはわからなくもない。
だが、3776mという高さは、ハイキング気分で登れる高さではない。
十分な装備と体力を持った状態で、満を持して登るべき山だと思っている。
そのためには、許容できる入山者数を決めるとともに、環境保全に要する費用を入山料として徴収することが必要である。

入山者を減らす目的で入山料を決めると、7000円位になるという研究結果が出たそうだが、さすがにこれは高すぎる。
しかし、今年試験的に導入する1000円という額は、いささか少ない気がする。
世界に誇る文化遺産を後世に残すためには、今を生きる人たちが富士山を愛する心を持ち、相応の負担をするしかない。
有名なテーマパークの入場料も数千円もとるのであるから、富士山の入山料ももっと高くてもいいだろう。
個人的には2000~3000円程度でもいいと思っている。
それだけ出しても登りたいと思う人であれば、富士山を愛し安易に登ることはないだろうと考えるのだがどうだろうか。